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はる自分史1 両親の出会い
初めてnoteを執筆します。1作めは、Twitterの#自分史倶楽部で綴った両親の出会いの物語をまとめてみました。
1.きっかけ
Twitterでマーシーさん@marcy60marcy
の#自分史倶楽部 に出会い、自分史を身近なものに感じました。
#自分史倶楽部 #おは戦21122nn #愛のいいね
— マーシー@自分史活用アドバイザー #おけら帝国 (@marcy60marcy) November 21, 2020
おはよー🥰
マーシー😎です
メンバーの
クロオビ専務@ku_ro_o_bi_kingが
自分史倶楽部の
紹介動画を創ってくれました㊗️
マーシー😎は
動画制作が仕事だけど
営業・企画畑で撮影・編集は出来ません😅
クロオビ専務
素晴らしい動画をありがとう💞
👇👇👇 pic.twitter.com/ijVSGX2jpJ
実家には、父方の大叔父が曽祖父について書いた自費出版本がありました。自分史はお金がかかるイメージでしたが、なんとマーシーさんの#自分史倶楽部はお金がかからない!それなら気軽に書くことができます。
マーシーさんはじめメンバーのみなさんの自分史も、みんな違ってみんな魅力的です。ついつい追いかけて読みました。
私もお仲間に入れてもらい、Twitterで自分史の投稿を始めました。
まずは子供の頃からさんざん聞かされた笑い話「両親の出会い」の物語から始めます。
2.両親の出会い
#自分史倶楽部 両親の出会い⓪
— はるこ@バラの折り紙修行中 (@Haruorigami) November 17, 2020
これは子供の頃から何度も聞かされた物語。
ざっくり言うと、適齢期を過ぎた母が一生独身で生きると固く決心。ついては体力作りと思い水泳教室に行ったところ、コーチである父に出会って恋に落ち、ゴールイン!というお話。
(豆腐のような固い決心である。)
#自分史倶楽部 両親の出会い①
— はるこ@バラの折り紙修行中 (@Haruorigami) November 17, 2020
母は会った人10人が10人とも美人と認める美人で身長は163㎝。祖父は長谷川和夫ばりの美男で身長169㎝。祖母は145㎝の小柄な美人。そのせいで高望みになったのか、母は祖母に「お見合い相手は身長175㎝以上じゃないと嫌」と注文をつけた。昭和30年代にそんな無茶な…
#自分史倶楽部 両親の出会い②
— はるこ@バラの折り紙修行中 (@Haruorigami) November 17, 2020
身長制限のせいなのか、お見合い相手に気に入った人は見つからず、気が付けば25歳の行き遅れに。
結婚はやめてピアノ講師の仕事で一人で強く生きよう!と固く決心。ついては先立つものは体力だと思い、新聞広告に載っていた水泳教室に通うことに。父はそこのコーチ。
1960年代の話です。今なら25歳で結婚はむしろ早いほうだと思いますが、この時代の女性は20歳をすぎたら結婚の二文字が頭をよぎっていたようです。
私が10代の頃でも、クリスマスケーキなんて言葉は残っていました。23、24が売れ筋、25は投げ売り、26以降は売れ残り…。失礼な話ですね。
#自分史倶楽部 両親の出会い③
— はるこ@バラの折り紙修行中 (@Haruorigami) November 18, 2020
父は大学時代の水泳部の先輩の手伝いで、水泳教室のコーチをしていた。母がプールの端まで泳ぐと父が待ち構えていて「ターン!」と言われ、また端まで行くと「ターン!」の繰り返し。初心者クラスでもしっかり泳いだらしい。ところが鬼コーチの父が休憩時間になると
#自分史倶楽部 両親の出会い④
— はるこ@バラの折り紙修行中 (@Haruorigami) November 18, 2020
母曰く、練習中は怖い父が「休憩中プールで笑っている顔がとても可愛くて、ぜったい年下だと思った」(あとから同い年と判明)。…娘から客観的に見て、父は渥美清くらい四角い顔で全部のパーツが大きい縄文顔。どこに可愛い要素があるのか全くの謎。私は父親似🤣
#自分史倶楽部 両親の出会い⑤
— はるこ@バラの折り紙修行中 (@Haruorigami) November 19, 2020
父も真面目に練習を頑張る母が気になったらしい。笑った顔が可愛いので「ぜったい年下だと思った」。
ある日の教室終了後、父が帰宅しようとすると母が歩いていたので、声をかけて車で家まで送り届けた。母がなんの警戒心も持たずに男の車に乗ることに驚いた。
「まったく…。君は人を信じすぎるよ。もし僕が悪い男だったらどうするの。」とあとから私の前で話していました。
父が悪い男じゃなくてよかったです。
#自分史倶楽部 両親の出会い⑥
— はるこ@バラの折り紙修行中 (@Haruorigami) November 19, 2020
練習熱心な生徒である母を、ある日父はプールデートに誘った。父:身長163㎝、渥美清ばりの四角い輪郭に縄文顔。母:身長163㎝、卵顔で鼻筋の通った美人。父の勇気は称賛に値する。父は指導の合間に馬泳ぎ(犬かきの要領で背中が全部水面に出る)を披露して笑いをとった。
父によると、背中が水面から全部出るためには高速で四肢を動かし続けるので、難易度は高いそうです。
#自分史倶楽部 両親の出会い⑦
— はるこ@バラの折り紙修行中 (@Haruorigami) November 20, 2020
プールデート以来、母は父の馬泳ぎと可愛い笑顔が何度も頭に浮かんで「私どうしたのかしら?」状態に。そんな中、父は母を食事に誘う。ちょっとお高い松花堂弁当。目的は母の偏食チェック。この時には結婚を意識していた父。そんなこととは知らず母は笑顔で完食した。
#自分史倶楽部 両親の出会い⑧
— はるこ@バラの折り紙修行中 (@Haruorigami) November 20, 2020
父からドライブデートの誘い。母がお弁当を作っていくと約束。父:「冷たい飲み物があるといいね」母:「買えばいいんじゃない?」父は何を勘違いしたのか、その日のために赤いチェック柄の可愛いクーラーボックスを購入。高価格で丈夫なので今も使用に耐える。
#自分史倶楽部 両親の出会い⑨
— はるこ@バラの折り紙修行中 (@Haruorigami) November 21, 2020
デート当日、母は寝坊。お弁当の卵焼きは頑張って作ったが、🍙は祖母が手伝う。迎えに来た父の車に乗り込み、後部座席をふと見ると高そうなクーラーボックスが。この前「買えばいいんじゃない?」と言ったのは売店で飲み物くらい買えるって意味だったのに😱
母はデート当日まで何日も、父のことを考えてはドキドキしてあまり眠れなかったそうです。よりによってデート当日に寝坊とは。
#自分史倶楽部 両親の出会い⑩
— はるこ@バラの折り紙修行中 (@Haruorigami) November 21, 2020
目的地に到着してお弁当を広げる。「🍙の具はおかかと梅干しよ」父が二列に詰めた🍙を一個頬張る。梅。隣の🍙を頬張る。梅。下の🍙。梅…。母:「詰め方が非常識よ‼」父:「え⁇」母「あ‼」…🍙は祖母が作ったことがバレた。母:「卵焼きは私がちゃんと作ったもん!」
#自分史倶楽部 両親の出会い⑪
— はるこ@バラの折り紙修行中 (@Haruorigami) November 22, 2020
楽しいデートが終わっての帰路、母は緊張の糸が切れたのか助手席で爆睡。父はこの日にプロポーズする覚悟だったので、母が起きないことにハラハラ。帰宅するまで起きなかったら、もう諦めるつもりだったらしい。なんとか帰宅前に起きたので、無事プロポーズ。
#自分史倶楽部 両親の出会い⑬
— はるこ@バラの折り紙修行中 (@Haruorigami) November 23, 2020
父が祖母に母のことを話すと「松花堂弁当を全部食べられる、偏食のない人だよ」「ずいぶんたくさん食べるお嬢さんね😐」「音大でピアノを頑張ったんだよ」「派手なんじゃない?😐」「母様と同じ高校を卒業したんだよ」「あら、いいお嬢さんじゃない😄」偶然の一致。
#自分史倶楽部 両親の出会い⑮
— はるこ@バラの折り紙修行中 (@Haruorigami) November 24, 2020
母方の祖父は、娘をとられる父親の常で最初はムスっとしていた。それが父の水泳部の話になると食いついた。祖父:「いや実は私もね、若い時に○○プールの水泳大会に出たんだよ」父:「え!私も大学の試合は○○プールでした」祖父はご機嫌。父はすっかり気に入られた。
#自分史倶楽部 両親の出会い⑯
— はるこ@バラの折り紙修行中 (@Haruorigami) November 24, 2020
あとから共通点が多いことがわかった2人。
・それぞれの出身大学が同じ駅にある。
・祖母と母が同じ高校出身。高校は祖母の実家から徒歩五分。
・母方の祖父が若いころ水泳大会に出たプールで、父も試合に出ていた。
・父の叔母と母が、同じピアノの先生の門下生。
#自分史倶楽部 両親の出会い⑰
— はるこ@バラの折り紙修行中 (@Haruorigami) November 25, 2020
父は長男の長男、母は長男の一人娘。実は親世代の感覚だと難しい結婚。でも父は母のことを「ぜったいこの人」と決めていたので、祖父に「必要なら婿入りします」と言った。一人娘の親に寂しい思いをさせずに長男の役割も果たす。難しいミッションの始まり。
#自分史倶楽部 両親の出会い⑱
— はるこ@バラの折り紙修行中 (@Haruorigami) November 25, 2020
めでたく結婚式当日。父の友人たち:「お前いったいどうやってあんな綺麗な嫁さんを…(絶句)」
ウェディングドレスでの記念撮影はドレスの裾からハイヒールのつま先を出すのがお決まり。母は新郎より大きくならないようハイヒールを脱がされた。ここで祖母は再び激怒。
出会いは完全に笑い話の両親ですが、やはり赤い糸で結ばれた運命の相手だったようです。
3.両親のその後
そんな2人のその後は…。
#自分史倶楽部 両親のその後①
— はるこ@バラの折り紙修行中 (@Haruorigami) November 26, 2020
なにはともあれめでたくゴールイン。そんな2人のその後は…。
思考回路が正反対なので喧嘩ばかり。娘の私はいつも心配するが、たいてい30分後に仲直りすらなく笑いあっている。あるとき母に苦言を呈したら「夫婦喧嘩は犬も食わぬって言うでしょ」と平然。私は唖然…。
#自分史倶楽部 両親のその後②
— はるこ@バラの折り紙修行中 (@Haruorigami) November 26, 2020
両親は母の実家の近くに住んだので、父は長男の役割を果たすべく、車で片道90分かけて毎月1回は欠かさず自分の実家に顔を出した。それとは別に年5回は私と母も連れて行った。母が義両親から悪印象を持たれないための配慮。水泳で鍛えた体力が役に立った。
#自分史倶楽部 両親のその後②
— はるこ@バラの折り紙修行中 (@Haruorigami) November 26, 2020
両親は母の実家の近くに住んだので、父は長男の役割を果たすべく、車で片道90分かけて毎月1回は欠かさず自分の実家に顔を出した。それとは別に年5回は私と母も連れて行った。母が義両親から悪印象を持たれないための配慮。水泳で鍛えた体力が役に立った。
♪はる自分史23 両親のその後④
— はるこ@バラの折り紙修行中 (@Haruorigami) November 27, 2020
父が定年を迎える。父は家事をそれなりに分担し、母の外出時は駅まで送迎🚗母は夫在宅ストレス症候群にもならず、むしろ家事戦力と運転手が増えて快適生活。
そして金婚式から3年経った今、両親は会うたびに出会いの物語を楽しそうに話してくれる。完#自分史倶楽部
喧嘩はたくさんしたけれど、今も一緒に笑いあえる夫婦です。
こうして両親の物語を自分史としてまとめてみると、平凡でも幸せな夫婦を親にもって自分も幸せだな、と改めて思えました。
ここまで長々とお付き合いいただきありがとうございました。
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