おすすめの順番

せっかく仁藤さんの本を3冊読んだから、ちょっと簡単にレビューをしようか。

何かしたい、と思う人が最初に読むべきは、『女子高生の裏社会』(光文社新書)かなと思う。

支援する時に、どういうスタンスでやってるのか、とかが書いてある。

これ読むと、そうかあ、こんな感じでやるのかあ、ってなっていいんじゃないかな。

特に、話を聞いて、これからを一緒に考えることしかできない、ってスタンスね。

これって、どんな支援をしてたところで、本質的にはこれなんじゃないかな、って気がするんだよな。

カウンセリングもそうだけど、結局は、当人の心を映す鏡でしかないんだよな。

その人が変わりたいと思わなかったら変わることはないし、俺たちの役割って、安心できる場所とか仕事を提供して、でもそれはあくまで表面的な形であって。

本質は、自分と向き合って考えるための時間を提供したり、相談を聞いて自分が感じてることを言葉にして整理するための踏み台になったり。

そういうところだと思うんだよね。

つまり、当人が変わりたい、と思える環境を作って、そのための道具になって、そっから先は当人次第、ってところだと思うんだよな。

それがどこまで行っても本質なんだろうな、と思った。

次に読むべきは、『難民高校生』(ちくま文庫)かな。

これ読むと、まあこういう子達に対しての活動なんだな、と思うのでは。

あと最後の方に、どんな大人になりますか?みたいなことが書いてあって、そういう問いかけ好きだな、と。

で最後に読むべきは、『当たり前の日常を手に入れるために』(影書房)だと思う。

これって、結構専門性が高い話なんだよな。

弁護士の方とか、施設の方とかの対談が入ってて、これを読むためには結構具体的なところまで知りたいってニーズとか、ある程度わかるって知識とかがないと、途中で飽きちゃわないかな、と。

だから、専門性が他の本に比べてちょっと高いかも、という意味で、最後に読むのがいいのかなと。

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