ブルーオーシャン戦略 イケてないものを見つけて、折れ線グラフで競合と比べてイケてるものを作る

結論、既存顧客の奪い合いは大企業に任せて、渋々何かを買っている人とか、検討するけど買わない人、あるいはそもそも検討しない人を狙う。

そのためには、同じ業界内の違う価格帯のサービスと、違う業界の同じニーズを満たす競合を見て、分解して折れ線グラフにする。

また、顧客の中で実際に使うのは誰か、ってところを考えると、サービスが変わる可能性がある。

最後に、顧客の購買の前後で売れるものがないか考える。ただこれは、スタートアップには向かないかな。

品質を上げたりコストを下げたり、ってのはでかい企業のやり合いに任せればいい。そこでスタートアップは勝てない。

これじゃないんだけどなあ、って場面に合うものを見つけ出して作る、ってところで戦わないと。



なんか既存のうまく行ってるものをちょっとずらして、何か別のところに存在する問題を解決する、とかってのが上手いな。

競争してる業界の奴らを尻目に、自分たちは新しい市場を発明しろと。なるほど。楽しそうだな。

すげえことをやるには、一回金が欲しい、と思うけど、でも吹っ飛ぶだろうからなあ。

戦争だったら地球上の土地が有限なので奪い合いにならざるを得ないが、産業に関しては、競争のない市場空間を新しく創造できるという強みがある。
ブルーオーシャンは利益率が高い。競争ないから値段下げなくていいしな。
同じものを他の人に売るように改善する、とか。

コストカットと質の向上を同時にやるために、コンセプトから設計しろと。サービスの一部分を良くする、コストを下げる、だと結局は競合も同じことやって埒が開かないので、コンセプトから根本的にやれと。特に、競合になる業界を見るといい。何が違うのかと。ワインなら、カクテルとかビールで売れてるものを見る、とかね。

業界レベルで競合するもののいいところを持ってきて、それに合わせて周辺の条件を調整する、というのがどうも強いらしい。

他社に負けないように頑張る、だと、差別化できないから意味がない。ジリ貧ゲーをやることになる。最終的にはコモディティと価格低下だから。

競合に対して、価格が品質で勝とうとしてはいけない。そうじゃなくて、メリハリの効いたコンセプトで戦えと。

この本のアイデアの作り方は、同じ業界の競合を見て把握したのち、競合する業界でうまく行くものを見て、そこからコンセプトを得ろ、ってことである。瀧本さんの、適当になんか対象にして分解して、ズラしまくれ、ってのと少し似ている。というか要は、何か対象をとって、それを分解してずらして、うまく行くものを見つけろ、ってことだな。

基本的なアイデア生成の理解として、競合の取り幅の問題だよと。つまり、同じ業界の競合で業界の状態を理解しつつ、競合する業界から勝ち方を見つけてこいと。それがこの本の基本的なアイデアの出し方っぽい。質の向上を同時にやると。

価格含めて要素を分解して線グラフにして、競合も出してきて、欲しいのはここなんだよ、で線を自分で書くと、ブルーオーシャンのサービスが見えると。やってることは瀧本さんと同じ。

基本的に、視野を広げて考えをずらせと。時間軸を広げたらサービス購買前後でのニーズに気付くし、競合の幅を広げたら価格帯が違うものが何を訴求してるのかってニーズがわかる。あるいは、同じニーズを他の製品で満たしてるものを見れば、うちの製品で同じニーズを取れないかってなる。

結論、顧客にとって、これが欲しかったんだよ!って言われるものは、高品質で低コストである。でそれは確かに、循環する金は減るかもしれないけど、世界としては無駄なコストを削って質の良いものが流れるっていう、良いことではあるわけだし、その金はどっか他に流れるわけだからいいか。

わざとレッドに飛び込んで、表で分解して、重要なところに絞る、ってのが良いよねと。アイデアの作り方としてはそんな感じがいいかもな。

おしゃれなものを思いっきり削ぎ落とすか、機能性に対しておしゃれさをたすか、ってところだよと。まあそれはね。

なんかしたいんだけど、これでもないし、これもうまくいかないし、みたいなところをさせると強いよなって。

セメントを売るんじゃなくて、それで自宅が作れますよ、ってところを売ったと。だからやっぱ、顧客が何を求めてるかってところを、フロー全体で見てみる、ってのが大事なんだろうな。

アイデアの作り方としてまとめると、競合、顧客の分析になる。競合をやる場合には、まず同じ業界の価格レベルで他の競合と、同じニーズを満たす競合についての分析。で、時間軸を持ち込んで、ロングスパンでどうなるのか、というトレンドの分析。顧客に関しては、決済者が誰なのか、ってところと、決済者のカスタマージャーニーがどうなってるのかってところの分析。自社サービスに関しては、競合と顧客の分析があった上で、じゃあ自社のサービスってどうなってるんだっけ?って話になるので、順番としては後になる。で、分析する時には、要素を分解して、線グラフでまとめると把握しやすい。やってること自体は瀧本さんと同じ。何をするのかって、設計の問題と、それを設計した後でどのくらいうまくできるかって実効の問題とあって、どっちも本質なんだよね、というのは知ってた方がいいし、俺が今どっちもできてないってのは理解した方がいい。

顧客を狙う場合、既存の顧客じゃなくて、今の既存の業界から退出しつつある顧客を狙うといい。つまり、渋々使ってはいるけど文句はあるし、代替品があればそっち行きたい、って層である。

ブルーオーシャンは要は、競合とガチガチに戦わない、ってことらしい。同じ顧客を低価格とか高品質で奪い合うんじゃなくて、渋々製品を使ってる人たちとか、あるいは検討するけど使わない人たちとか、あるいはそもそも検討さえしていない人たちを顧客にすることで、競争化をしない、というのが大事らしい。

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