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宇宙兄弟とムッタと民生と夫

 今更ながらに宇宙兄弟にハマった。
LINEマンガで3冊無料だったので寝る前に軽い気持ちで読んでみたら、最高だったので続きをNetflixで観た。つまりほぼ作者様には課金してない状態のためえらそうにハマったなどと言えた立場ではないのだけどそれでも語りたいくらい好きになった。

なんと言ってもムッタである。なにあの男?結婚したいんだけど。脱力感がベースなのにやるときはバチっとやるところがいい。基本脱力系男子は好きだけど、ずっと脱力されても困るし、かと言って鼻息粗い熱血系男子は体温高すぎてちょっとしんどい。ムッタは基本のんびりしていて人に自分の考えや理想を押し付けない。人を変えようとしない。けれどここってポイントで、不思議なくらい相手が自ら変化することを促すことを言ったり、行動で示したりする。人に何かをしてもらおうとしない。なのに周りが、なぜだかムッタをサポートしたり応援したり心に止めていたりする。

それはなぜかというと、ムッタは周りの人を活かすからだ。前述のように、ムッタが自分の考えを発言したことで何かに気づけた人は、人生が少し好転したりする。(ムッタはそれには気づいてないことも多い)そしてムッタにほんのり感謝したりこっそり好きになる。そして後で形を変えて返ってくるんだな。ムッタの働きかけによって、得意分野を伸ばせたりいい仕事ができた人も同様。ムッタは一人で得しようとか勝とうと考えず、人それぞれの得意分野を活かしながら全員で最終的に目標達成する。そして全く恩着せがましくなく、なんなら自分が周りにいい影響を与えていることに気づいてさえいない。よって傲慢になることはない。常に謙虚。(もちろん目標に向かってしっかり努力していることは大前提)
ここまで考えてみると、自分はムッタにはなれない。というかこんなこと考えて意識してる時点でムッタには程遠い。でも学べることはある。

人を変えようとしない。
一人勝ちしようとしない。
人それぞれの特性を活かすやり方がある。
すぐ落ち込む。マイナス思考。自信がない。そこから考える。だからいいアイデアが思いつく。それでいいんだ。

ムッタの事ばかり書いていますが、宇宙兄弟はざっくり言うとある兄弟が宇宙飛行士になって月を目指すお話です。で、最初にこの漫画を読み始めて面白いと思ったのは、宇宙飛行士応募試験の内容。あらゆる試験を行い人間性や身体能力から適性を判断するのだけど、具体的に描写されるので単純に知的好奇心を刺激されました。うん、私絶対宇宙飛行士にはなれないわ。ということもわかりました。(当然)

弟・日々人との兄弟愛(これもベタベタしたやつじゃないのがすごくいい)だとか、夢に向かって頑張る事の素晴らしさとか、個々の適性についてや、リーダーとは何か?いいチームとは?、人それぞれの葛藤などなど、見所、語りどころは本当にたくさんある。そしてマシーンの描写が細かくてかっこいいし、宇宙を舞台にしたスケールの大きなシーンも迫力満点だ。ロケットが発射するシーンではボロボロ泣いた。なんかわかんないけど揺さぶられた。物理的に発射する躍動感もさることながら、夢に向かって突き進む人々そのものを投影して全てを乗せてものすごいエネルギー量で真上にぶっ飛んでいく様は心底感動した。

ちなみに、Netflixで観れるのは漫画本編の途中まで。続きは漫画で、という鬼滅スタイルです。(鬼滅まだ観てませんすみません)楽天で検索したら、中古全巻セット(1~38巻)最安で12,028円なり。ここでも作者さまに還元されない方法を検討していてすみません。続きが気になるよ〜

最後になりますが、Netflix版の最終回の最高にアツい場面で、私の大好きな歌声が流れてきて鳥肌が立ちました。た、た、民生ーー!!!なんとユニコーンの曲がアニメ版の初期の主題歌だったのだ。(漫画で3巻分読んだ後途中から観たから知らなかった)その曲を、最後、この場面でかけますか。そうですか。はい天才。
ええ、民生は芸能人の中で一番好きな人です。顔、声、醸し出す雰囲気、歌った時のかっこよさとギャップ、歌のうまさ、渋み、味。全てにおいて好みの男性です。そんで、私の夫は少しだけ民生に似てると思ってます。私だけが思ってるのかもしれないけど、若い頃の写真とか見ると似てるんだって。脱力系なところなども。夫はこのnoteは「見ない」と言ってくれてるのでこんなことも書いてます。こっそり見てたらどうしよう。ま、いいか。色々受け入れる器のでかさ。これもムッタのいいところ。器のでかい人間になりたいですね。

というわけで、noteでは多分料理と1ミリも関係のない愚にもつかぬ文章を書き散らかすことになります。主に漫画、映画、本、たまに旅行のこと、偏愛してるものについて、その他どうでもいいことなど。自分勝手な更新頻度となるため1か月投稿なしなんてことになるかも。気が向いたら料理の事を書くこともあるかもしれませんが期待しないでくださいね。