見出し画像

椎葉村③天然酵母パンとチロルチョコ

 椎葉村役場のある村の中心部にあるAコープで食材を買ったあと、翌朝のパンを買いに、お隣の天然酵母のパン屋さん「中園本店」へ行った。
お店の構えも扉を開けて中に一歩入った時の印象もやさしくて、木の下で木漏れ日にあたってるみたいだった。
パン屋さんの奥には喫茶スペースがあって、面した壁に本棚があった。
はるちゃんが「うわぁ〜〜〜」と本棚に吸い込まれるように駆け寄って行った。
寄贈本によるミニライブラリーで、店内で自由に読むこともできるし、貸出もしているという。
はるちゃんも滞在する4日間、3冊本をお借りすることにした。

夢みたい。
こういう場所を持ちたいなぁって夢みたいに思っている。
どうしても実現したい、絶対実現するぞという強い気持ちじゃなくて、ふわふわふわとした気持ちで、多分一番長く私の心の中にある夢だと思う。
何かのご縁やタイミングがつながって実現しちゃう時が来たらうれしいし、実現しなくても、頭の中で思い描くだけでしあわせな気持ちになる。
夢。

私の夢の中では
休憩スペースの半分は靴を脱いで過ごす畳か木の床で、
整体とか、フラダンスとか、ヨガとか、うたさんしんとか、ウクレレクラブとか、編み物クラブとか、ちくちくの会とか、みんなで美術とか、外国語の日とか、赤ちゃん広場とか、みんなの放課後くらぶミニとか、一緒にお留守番とか、絵本と手遊びの時間とか、映画上映会とか、てるみんライブとかがあるの。
毎日「てるみん劇場」。


以前は椎葉村にはパン屋さんがなかったそうだ。
このお店も元々酒屋さんで、今もお酒を売っている。
パン屋さんがあったらいいなと考えたお嫁さんが、パン焼き修行をしてお店を開いたのだそうだ。。
 休憩スペースやミニライブラリーも、村の内外の人たちが集える場所があったらいいなという思いで始められたのだと聞いた。


中園本店のミニライブラリー

 
 友人の家に着いて、明石から持ってきたお土産を広げた。
コープさんや、めぐみの郷や、山田ストアで買った私たちが普段食べているお気に入りのものを持ってきた。
 中でも一番のおすすめはケンミンのカレービーフンのちょっと上等なエスニックな味のものと、ピーナツバター。
私もはるちゃんもお互いに負けじとプレゼンした。

食後のデザートはチョコレート大会。
神戸の小さなキャンディチョコと、友人が取っておいてくれたチロルチョコで、女子会になった。

これは何味かな?

一つ二つで止まるわけなく、これはどうかな?これはどうかな?食べているうちに包紙がたまっていた。
それでまず、鶴を折ったりして。
そのうち
「あっ いいこと思いついた〜」
はるちゃんが 食べ終わったチロルチョコの包み紙を、まだ食べていないチロルチョコに包みなおして、中身と外見が違うチロルチョコを作り始めた。

私もやってみるーーー

私もやろう〜

折り紙でもやろうかー

キャンディチョコもやっちゃおう〜

中が透けて見えないように、 そうだっ こうしたらいいんじゃない!

女子3人でチョコの改造に夢中になった。

チロルチョコとキャンディチョコの改造中

日本3大秘境椎葉村での第一夜 チョコレートパーティ。

愉しい。

そして翌朝の朝ごはんは、園田本店の天然酵母パンに神戸のピーナツバターをたっぷり塗ってバナナを乗せたトーストを友人が教えてくれた。
朝から気持ちがグイグイ上がった。
このメニューは私もはるちゃんも大ヒット中で、明石に帰ってからの朝ごはんの半分はこれ。
ピーナツバターバナナトーストを食べれる!と思うと、しゃしゃしゃ〜って起きれるの。

おすすめです。
やってみてね。

ピーナツバターをケチらない。バナナもケチらない。これが大事。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?