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2023年の活動まとめ

仕事や創作を中心に、2023年の活動をまとめました。

【書籍】山岳ノンフィクションの出版に向けて最終段階へ

日本近代登山のパイオニアである明治時代のとある登山家の評伝を執筆しました。執筆は私、調査は複数名、テーマ設定から資料集めや調査・分析に至るまで、あまり例のないユニークな分業体制のもと制作を進めてきました。

2023年は最後の仕上げとして、様々な人の意見を交えて内容をブラッシュアップしつつ、一冊の本になるまでをまとめた「あとがき」を書いたり、関係者で共有するための様々な表や資料を作成したりと、地道な作業を経て、ようやく最終原稿が編集者の手に渡りました。

山岳ノンフィクションとして2024年に出版予定で動いています。

【webコンテンツ】現代語訳『東海道中膝栗毛』を制作・公開

江戸時代の大ベストセラー『東海道中膝栗毛』を現代風にリニューアルした”原作ダイジェスト”の初編(東海道の旅)と八編(大阪の旅)をweb上に公開しました。

2018年にまち歩きプログラム「弥次さん喜多さんと街歩き」からスタートし、2022年秋頃からweb展開を進めています。

試行錯誤で始めたweb展開ですが、この1年(2023年)で"やじきたコンテンツ"として月1000PVを超えるようになりました(その後も上昇中)。2024年はさらに内容を充実させていきたいと思っています。

【まち歩き】「遥さんと街歩き」シリーズは秋に京都で開催

私がコースづくりと街案内人を務める「遥さんと街歩き」シリーズは、毎年春と秋に新作のコースを発表していくペースで2012年から開催を続けて、2022年に10周年を迎えました。

コロナ以降は回数や規模を縮小し、2023年は秋のみの開催になりました。

秋のまち歩きでは、思わず”リトル奈良”と呼びたくなる京都七条(東山七条)を出発し、江戸時代からの京名所を巡って、茶屋建築が立ち並ぶ五条新地までを参加者たちと共に歩きました。

これは『東海道中膝栗毛』六編(京都の旅)の弥次さん喜多さんの1日観光コースをほぼ再現したルートになります。

【審査】コンクールの審査活動は約10年で一区切りに

奈良県内の自治会ニュースコンクールの審査員を2015年から務めています。
毎日新聞奈良支局などの後援により実行委員会形式で開催し、私を含めた5名の審査員が、応募のあった自治会新聞すべてに目を通し、採点と議論をした上で、賞を決定してきました。

前年2022年を最後に、これまでずっとお世話になってきた審査委員長(毎日新聞元論説委員)や毎日新聞奈良支局(毎回支局長が審査に参加)が後援から離れることになり、今回2023年(審査対象は2022年分)から賞にたずさわる関係者が大きく入れ替わることになりました。

私もこれを一区切りに、2023年のコンクールを最後に審査員を降りる決断をしました。私がたずさわった最後の審査結果は下記になります。

「なら自治会ニュースコンクール2022~地域の絆づくり~」審査結果

コンクールは今後も続いていくので、引き続き応援していきます。

【調査事業】全国各地の環境ビジネス先進企業を取材

2023年は官公庁の調査事業として、四国経済産業局と滋賀県の2つの調査事業を中心に、計6つの経済産業省系列と行政の調査事業をお手伝いしました。

ほとんどのメインテーマは環境ビジネスで、そこに事業ごとにサーキュラーエコノミー(循環経済)、デザイン経営、水環境ビジネスなどのキーワードが絡んでいます。対象エリアは全国に及び、各地(特に滋賀県が多め)の様々なエコビジネスに取り組む企業を訪問しました。

内容をまとめるにあたって、様々な自動文字起こしサービスを試して、文字起こしの効率化をどんどん高めていくことができたのが、個人的に大きな成果です。

【地方創生】奈良の農村・山間地域の活性化をサポート

奈良県の農村・山間地域の活動を支援する奈良県庁の2022年度の事業を裏方としてお手伝いしました。

主に携わったのは2022年ですが、2023年は3月の年度末に向けて各地域団体の補助金の会計をお手伝いしたり、バスツアーで県外の農家体験プログラムに参加したりと、貴重な体験をすることができました。

また2023年は、ローカル沿線の田舎町から都会の観光名所まで、全国各地をたくさんまわった1年でした。


● プロフィール/活動の現在地(少しずつ加筆・修正)

● 前年、2022年の活動まとめ


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