見出し画像

講演・イベント出演まとめ ♯2011年~2020年

2011年から2020年にかけて10年間の「講演・イベント出演」実績をまとめました。

街や建築、歴史を語る

取材や調査活動の集大成として、「まち歩き」を中心に、街や建築、歴史関連のイベントに登壇しました。

イベント1

●【講演/講師】「奈良の近代建築講座」シリーズ(2011年、2012年)
2011年秋、奈良の大学で学生や市民向けに「奈良の近代建築」をテーマに単独講演を行いました。著作の出版に合わせての自由テーマでの講演依頼だったため、奈良で話をするならと、現地調査をもとにしたこのテーマを自ら選んで、新旧の写真を見せつつ建物を語りました。

一度きりの講演のつもりでいたところ、私の講演を聴講していたという大学副学長の企画で翌2012年、ゴールデンウィークの市民向け連続講座「奈良の近代建築をたずねて」が開催されることになりました。私は前回と同じ講演内容で「奈良きたまちの近代建築論」として講座(フィールドワーク付)の講師を務めました。

さらにその内容をもとに2012年から、別団体の主催で「まち歩き」の講師も務めることになりました。

奈良の近代建築


●【イベント講師】「遥さんと街歩き」シリーズ(2012年~現在)
依頼に応じた「まち歩き」の講師などを務めるなかで、その代表格といえるのが、奈良県内の高齢者向け会員制団体「健やか交流塾」が主催する、私の名前を冠した「遥さんと街歩き」シリーズです。
毎年春と秋に私が新作のまち歩きコースを制作し、コースを案内してきました。

「遥さんと街歩き」シリーズでは、これまで16のコース(大阪12、奈良2、京都2)でまち歩きを実施し、1コースにつき参加者は40名から60名ほど(リピーターがほとんど)。2021年で10周年を迎えました。

交流塾お知らせ

奈良県内で650名ほど(2012年時点)の会員を誇る活発な団体ながら、入会告知は口コミのみ。季節ごとにイベントカタログを発行して往復はがきで申し込みを行うアナログ式で、ネットには情報はほぼ出てきません。最初は驚いたものの、実はネットを介さない開催方式が地方でのまち歩きイベントのスタンダードなのだと次第に気づくようになりました。


●【イベント出演】「風呂と施しの文化史」トーク・ツアー(2019年)
大阪の寺院「應典院」で開催された「アートと社会活動のための総合芸術文化祭 コモンズフェスタ2019」の開催プログラムの1つとして、福祉の現場で働く茂木秀之さんと共に登壇し、「救済と福祉の千年から今を考える」をテーマに、「風呂と施しの文化史」のタイトルでトークイベントを行いました。

私はこれまでの取材をもとに千年のスケールで風呂の歴史を語り、茂木さんは「施し」の歴史千年を担当。このトークコンテンツをもとに別会場でもイベントを開催し、「風呂と施しの文化史」ミニツアーを行いました。

風呂イベント

【番外編】メディアで「街や建築、歴史を語る」
●NHK京都放送局の旅番組への出演や、新聞社(主に朝日新聞、毎日新聞)から取材を受けるなどして、いくつかのメディアで京都や奈良、日本の町並みをテーマに「街語り」をしました。
●日本テレビ「ぶらり途中下車の旅」に出演し、落語家の林家たい平さんに建物を案内・解説しました。

◇◆◇◆

書店サイン会

2011年に作家デビューを記念して、大阪、奈良、東京の3書店でトーク&サイン会を開催していただきました。私にとってイベント出演の原点です。

イベント3

●ジュンク堂書店大阪本店 開催
「集英社刊『ミドリさんとカラクリ屋敷』出版記念 鈴木遥さん トークイベント&サイン会」

関西最大規模の書店「ジュンク堂書店大阪本店」にて、アナウンサーの野村朋実さん(毎日放送のたねまきジャーナルに出演)をインタビュアーに、トーク&サイン会を行いました。

ジュンク堂

写真はサイン会中の様子。サイン中の私(左)と順番待ちの参加者たち。

●啓林堂書店奈良ビブレ店 開催
「『ミドリさんとカラクリ屋敷』(集英社)刊行記念イベント 鈴木遥と田中ひろみの奈良の町と本を書くということ」

当時奈良県最大の大型書店だった「啓林堂書店奈良ビブレ店」にて、仏像イラストレーター・文筆家であり奈良市観光大使の田中ひろみさん(著書多数)をゲストに迎えて、トーク&サイン会を行いました。

イベント効果で、同店の本の売上週間ランキング1位、1ヵ月以上に渡ってランキング上位に入り、これが「街や建築、歴史を語る」で記した様々な講演・イベント出演へと派生していきました。

イベントと絡めたメディア展開
●「奈良経済新聞」がトーク&サイン会の取材に来てくださり、「作家の鈴木遥さん、仏像イラストレーターとトークショー 啓林堂書で」のタイトルで記事になりました。
●このイベントが縁で、奈良のフリークーポン誌「ナラスマイル」内の「今月の3冊」(啓林堂書店奈良ビブレ店の店長が選書)にて、『ミドリさんとカラクリ屋敷』を紹介していただきました。
●書店近くの奈良きたまちエリアにて、街の小商い経営者と出版社とで直取引を行い、雑貨屋やカフェなどで『ミドリさんとカラクリ屋敷』を販売展開していただきました。

イベント4

大阪と奈良での2つのサイン会は、いずれも会場の書店主催、企画・開催協力は西日本出版社と集英社です。

●模索舎(東京の独立系書店) 開催
「第八回開高健ノンフィクション賞次点作品『ミドリさんとカラクリ屋敷』刊行記念イベント」

第1部:『ミドリさんとカラクリ屋敷』が本になるまで―本の制作エピソード~今後の展開までを語る(鈴木遥×南陀楼綾繁)
第2部:「書く」「作る」「発信する」こと―ミニコミ制作や一箱古本市などの活動紹介 1人からはじめることの可能性を考える(鈴木遥×南陀楼綾繁×刈部山本)

メディア展開
●南陀楼綾繁さんは建築雑誌「コンフォルト」にて、対談で私が語った内容もふまえて『ミドリさんとカラクリ屋敷』の書評を書いてくださいました。

模索舎

◇◆◇◆

著作や活動を語る

その他イベント

著作や活動について語ったこれまでの講演のテーマは、主催団体の主旨や企画者に応じて、次のような内容に集約されます。

●単独講演
・「本の制作秘話」
・「『ミドリさんとカラクリ屋敷』の著者と老いの過ごし方をトーク」
・「ライターから作家へ」
・「本のプロモーション活動について」「メディアを使った販促活動」

●対談イベント
・「奈良を見つめる女性ライター2人と奈良まほろばソムリエのトークセッション」
・「編集者・ライターらによるフリーランス座談会『フリーな働き方』」シリーズ
・「社会に出てみて感じたこと、これからやりたいこと」

◇◆◇◆

ひとまず代表的なものをまとめました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?