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正しさよりもたのしさを

小学校のとき、とても好きな先生がいた。
その先生は自然が大好きで、一緒に近くの神社にフィールドワークに行くだけでワクワクした。
そこらじゅうに落ちているどんぐりの名前、飛んでいる鳥の特徴など、その先生は目に入ったものについて次から次へと語り出す。
それを聞いていると、目の前の世界が何倍にも広がって行くような感覚になった。
それをきっかけに、私は自然が大好きになった。

こんなふうに正しさよりも面白さを伝えられる大人になりたい。
子どもながらにぼんやりと感じていたことを、最近思い出した。

失敗しないようにと正解を与えるよりも、
とにかく愛するものの魅力を誰よりも伝えられる人になりたい。
面白がってる人がいる、そのことだけで何かを好きになってしまいそうになるから。

この世界はもっと面白い、もっと美しい。
そんなことを伝えられる大人になっていきたい。

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