ハチと太宰と七日間戦争

・ある日、バイトから帰ってきて、お昼ご飯を食べたら、疲れと暑さで眠くなったのでそのままソファーで昼寝した。
1時間半後、目覚めると頭上で何やらブンブンという音が聞こえてきたので、目をやると、


スズメバチがいた。

網戸のそばで、まるで「ここから出せ」とでも言うようにブンブン飛んでいた。私は白い毛布を覆って寝ていたのだが、その下では黒いキャミソールに黒いズボンというハチのアンチのような格好をしていた。ちなみに私は髪も黒いし、ハチには見えないが心も黒い。もし毛布をかけていなかったら刺されていたかもしれないなと思うと、白い毛布に頭が上がらない。
スマホで「スズメバチに刺されない方法」と調べると「その場から静かに去りましょう」という当たり前のことが書いてあったので、白い毛布を覆ったまま、四つん這いでその場から退散した。


母はその時仕事に出かけていたので、母の仕事が終わる時間ちょうどくらいに電話をかけて、スズメバチが侵入してきたことを伝えた。
母はわりかし虫に強く、ミツバチには何回か刺されたことがあるので蜂に耐性もあるのだが、さすがにスズメバチにはビビーっていた。beeだけに(笑)(笑)(笑)


その後母が帰宅してきて、スズメバチが止まっていた網戸の窓を閉めてくれたので、我が家に平穏が戻った。何日か後に、スズメバチは網戸と窓の隙間から天国へブンブンと旅立った。ハチさんごめん。でも怖いからこうするしかなかった。バイビー。beeだけに(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)





・最近読んだ2冊。

Amazon.co.jp: 小説 人間失格 eBook : 太宰治: Kindleストア

1冊目は、『人間失格』である。
太宰治は、中学生の時『走れメロス』を国語の授業の時ちょっとやったくらいで、ほとんど読んだことがなかった(そもそも文豪作品をほとんど読んだことないけど)。ので読んでみたいなと思って図書館で借りた。
実は何年か前に人間失格を買ったことがあるのだが、読むのが面倒でまったく手をつけていなかった。ちなみに、その時父に「読んだらしばらく落ち込んじゃうぞ~」と冗談で言われたのだが、今回読んでみて、父がそう言った意味が分かった気がした。
私はてっきり、太宰治自身が心中しているので、この物語は自殺して終わるのかなと思っていたのだが、それより救いのない終わり方だったのが衝撃だった。意外とスラスラ読めて面白かったなあ。


ぼくらの七日間戦争 (角川つばさ文庫) | 宗田 理, はしもと しん |本 | 通販 | Amazon

2冊目は『ぼくらの七日間戦争』である。
いわゆる「冒険小説」というものを読んでみたくて借りた。
大人たちに反逆する中学生たちの話である。この物語に登場する大人たちは9割カスで、反対に中学生たちはみな賢くて頼もしい。
児童向けなのだがめちゃくちゃ社会への皮肉がすごい。こんなにブラックな内容とは思わなかった。面白かったのだが、登場人物が多すぎて「この人誰だっけ………」と思い出すことが度々あった。私は7人以上の登場人物は覚えられない。


おわりです。

#7 (ハチの話題なのにナナなんかーい(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)

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