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冷徹というか、翻ればいつでも差別主義者に転化しうるような、小さな自分の船/訪れられる部屋

She is において、
うら あやかさんと自分が企画したパブコメ閲覧室について、
メールインタビューを記事にしていただきました。
https://sheishere.jp/interview/202009-publiccomment/

今それこそ身の回りのことでいっぱいで、この当時の気持ちを忘れているけど、こうして記事にしていただくこと自体が、消さない機能としてパブコメ閲覧室と重なるし、そういう体の外の部屋があると、動きやすくなる。
とても有難いです。

記事本文の
【 本来、怒りも悲しみも喜びも、それぞれ個人の心に起こる感情です。他の誰のものでもない。〜
(略)〜 “この人の悲しみはこの人自身のもので私はこの人ではないという強い実感”と“他者の悲しみへの共感”が併存する状態について、このあらゆる当事者の状況を解決することこそ政府や行政の役割であるのではないかと強く感じました。】

にあるような、
この当時から自分が持つ絶妙な当事者性についての意識みたいなものは、よく検分してみるとかなり限定的で、あまり開かれたものではないような、
個別の出来事を外部の他者が自己の帰属する主義や主張に取り込むこと/取り込まれることへの忌避も含めて、冷徹というか、翻ればいつでも差別主義者に転化しうるような、小さな自分の船に乗っているだけの意識である気もしています。

でも、なおかつ、
パブコメを送る人 という限定性はあるけど
別の大きい船や小さい船の上にいる人の声が、そのままこのパブコメ閲覧室で開示されることが、漕ぎ方、カスタムの仕方、距離のあり方、揺れ続けながら生きてる中の学びとして自分にとっては機能すると考えていて、ほんとは歴史に残すとか言うともうめっちゃそれも大文字だから、ただ残すだけだからちがうきもするんだけど、それでもよくて、色んな人にとって色んな風な気持ちで訪れられる部屋みたいになって行ったらいいなと、今思っています。

(ちゃっかり記事内で今開催中のグループ展 「描かれたプール、日焼けあとがついた」https://poolhiyake.wixsite.com/website についても宣伝させていただいています 🏊☀️ )

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