副業は教師を強くする、という確信　＃センセイを捨ててみる。

2024年3月17日 20:28

最近は「副業を認めた方が、離職率が下がる」そうです。

副業を認めると、「この会社にずっといても大丈夫かな？」という不安がなくなるからなのでしょう。

また、新卒採用の時、「副業OK」を前面に出す会社が増えているそうです。

理由は、「その方が優秀な子が取れるから」。

複数社から内定をもらえる子はだいたい決まっています。その学生に自分の会社を選んでもらうために、「うちは副業OK」というカードをジョーカーとして出す。

そうすると、優秀な子ほど、「将来は自分で起業を」なんて考えているので、「えっ、副業OKなんですか。じゃあ、ここにしようかな」とモチベーションが上がるというわけですね。

山﨑拓巳『お金のポケットが増えるスゴイ！稼ぎ方』

教師の多くは地方公務員です。つまり、副業禁止です。

教師は教職に専念するほど、ウケがいい。

定時に帰る？　とんでもない。誰よりも遅くまで職員室に残ります私。
普段ですか？　授業準備と心配な生徒のケアに専念しています。
休日ですか？　いつでも呼んでください。生徒の支えになりたいので。

すばらしい！　そんなあなたの「勤務態度」は「A」評定です。

でも、残念なことに、真面目なセンセイほど学校から離れていきます。
頑張って、褒められて、もっと頑張る。
そしていつか消耗して、仕事に向き合えなくなる。

では、辞めない先生は？

ラクをしているわけじゃない。

✔抜くところは抜いても、ポイントはきっちり押さえる。
✔60点の出来で仕事をどんどん進める。
✔人に合わせて柔軟に振る舞いを変える。
✔人に任せられる仕事はどんどん移譲する。そもそも抱え込まない。
✔定時で帰るのがデフォルト。それまでに終わらせるつもりでいる。

一生懸命をウリにしていない。
結果の帳尻がほどほどにあっていればいいんです。

それでいいの？
いいんです。この仕事、かなりの長丁場だから。
マラソンを走るつもりでゆっくり進むことが、実は一番大切だから。
教師が倒れず元気でいることが、生徒にとって最大の恩恵だから。