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まだ足りない #センセイを捨ててみる。

日曜日。
娘の通塾継続面談へ行ってきました。

小1から小6に至るまでの6年間、ずっと週1ペースでお世話になっている英語塾です。

塾の先生と妻はメールでやり取りする仲ですが、私は初対面。多少緊張しながら面談室に入ります。

時間は20分。その間ずっと塾の先生が話します。

✔娘の今までの取り組み
✔高校入試の現状
✔中学入学後の指導のあり方

無駄がありません。

先生曰く、「小6までは英語を身近に感じながら楽しさを追求して、中学3年間は得点につながることをやります」。

明解でした。
中学入学後は、授業の先取り、定期考査対策、そして志望する高校別に塾生をグループ分けして授業をするとのことです。

(ああ、塾では目的がはっきりしていて、ゴール達成へのプロセスを丁寧に説明するんだ・・・)

高校教師の私には、新鮮でした。

高校では、「定期テストの点数を上げるための補習」はしないからです。
また、志望大学合格へ向けた細かなプロセスを計画立てたりもしません。個別に過去問を解いて考え方を示すことはやりますが、受験計画を立てるのは生徒本人です。

こんなふうな言葉も聞きました。

「思春期の子どもは親の言うことをナナメに受け取りますから、親御さんが直接お子さんに言えない、言っても素直に聞いてくれないような場合は、私たちから親御さんの思いを汲んで間接的に伝えたりできますよ。」

これは願ったりでした。
私に対しては言うまでもなく、あんなにべったりだった妻に対してもここ数か月、強い口調で反論を始めた娘。「親以外の大人の存在」が必要でした。


30分ほどの面談でしたが、いい時間を過ごせたと思います。

幼い娘の勉強は私が教えるつもりでしたが、結局父親は頼りにならず。母親が学習教材を買い与え、習い事を探して送り迎えし、学校の宿題と並行して塾の宿題の面倒もみていました。

教師としての私は本当に無力で、家の外にいる子どもたちにかかりっきり。実の娘には、時間もエネルギーもかけていません。

ただ、わかったことが2つあります。

ひとつ。「誰もが自分の仕事をやる」ということ。

塾の先生は他人の子どもを一時的に預かって、特定のゴール達成に向けて伴走するのが仕事。

私もやはり、他人の子どもを一定の期間預かって、かなり広い範囲でのゴール達成に向けて伴走するのが仕事。

一緒です。

もうひとつは、「子どもには大人の多様な価値観に触れる機会が必要」ということ。

家庭の価値観を内包しながら、学校の、友達の価値観に触れてきた。
習い事もした。両親の実家にいるじいちゃんばあちゃんの考えにも触れた。

でも、まだ足りない。

子どもが本当に学びたいことを探す意欲を持てたり、
多様な立場にいる人間の気持ちを理解したうえで行動できるようになるには、

つき合う人間が、その多様性が、圧倒的に足りてないと思います。

まずは親である私が多様なつながりを「世界」に求め、
多くの「先生」に教えを乞うこと。

(親が開かれていないと、ダメなのね。)

そんなふうに感じた、日曜の午後でした。


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思いつきと勢いだけで書いている私ですが、 あなたが読んでくれて、とっても嬉しいです!