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極北の星追人サントラ ライナーノーツ

約5年前に書いていたらしい…2020年2月に書いていたライナーノーツもこちらへあげておきます。
5ねん…5年!?!!!?!?!?!?!


1. far away place -Polar Night AstroGirl main theme-

タイトルはアラスカにあるアイディタロッドという地名の意味の「遠い場所」からインスピレーションもらってます

世界最長の犬ぞりレースで有名な街です。

楽園ははるか遠い場所にある、というのと、もう一つ、それは下の方で。


極北の星追人のメインテーマ。ティルリャのメインテーマでもあります。

このアルバムは基本的にはMIDI鍵盤多重録音で作ってます。

音源は確かkompleteのTHE MARVERICとSession strings Proだったか…

ピアノと弦という組み合わせがとても好きで自分でも作りたい作りたい行ってたので作りました。

変ロ長調(♭二つ)は白と薄灰色、ときおり薄桃色の色のイメージがあり、この調に。

あんまり使ったことなかった調だったので指ならしにかなり時間かかった覚えがありますが

なれてからはいつもはひかない和音とか見つけられたりで楽しい調でした。


2. 宙の涯ての記憶

氷海のメインテーマ。

ホワホワした音はピアノの逆再生です。

ちょっとアンビエントにするためにディレイをかけたりごちゃごちゃと遊んでいた記憶。

無拍でとにかく音で遊んでいた曲。曲というより環境音に近いイメージ。

本当はもっと長かったんですが冗長がすぎるということで、3分の2ほどの長さになりました。


3. Hike!

犬ぞりで「Hike!」で走り出せ!の掛け声だそうです。

ドゥオンとニアルのテーマ。ラレミレラレミレはなんとなくそり犬が走っていくイメージ。

この音型はインストラストの曲 Polar Night AstroGirl -reprise-にも登場させたりしてます。

ピアノだけ使ってテンション高い曲作れたので嬉しかった曲。

左手の伴奏でリズム隊するの難したのしい!!!

多重録音はいつもは、低音側からこういうコード進行で以降みたいなのを録音して

上のメロディーを録音していく感じです。

まだまだバスのリズムが安定しなくて大分打ち込んだ後修正してやっとこさ…


4. firefly

極夜の町にともる町灯りのテーマ。

やわらかい弾き方ができたので気に入っている曲。

ピアノは多重録音使わず普通に弾いてます。

この曲とNavigarotiaはほぼ1発弾きでできた曲で、

これだけあればアルバムになるかもなぁとおもって曲数を増やしていったのがこちらのアルバムです。


5. Navigatoria

猫のナヴィのイメージ曲。

タイトルは北極星の別名だそうです。

多重録音で高音域で猫が跳ねるようなイメージを目指してました。

1:38からの弦とピアノで音がきれいに膨らんで楽しい…楽しい…になってきた曲…^^;

和音の選び方がいいなと思っている曲です。


6. pale blue dot -the end of earth-

タイトルは探査機ボイジャーが最後に取った地球の写真に作られた名前から。

遠く時間がたってしまった青い春を思い出すように、遠い場所に眠る大切な思い出のイメージ。

ボイジャーの話は何度聞いても泣きそうになるのであかんですね…

今だ地球と交信してるのに本当に驚愕する…


7. biela -to the ultima thule-

氷海深域と”父さん”のテーマ。

タイトルはとある彗星の名前から。(本編出てないけど”父さん”の名前でもある)

ultima thuleというのは北にある伝説の暖かな楽園の名前なのと、

曲を作った当時探査機ニューホライズンズが次のフライバイとして目指していた小惑星の名前です。

1:12からの和音がとても気に入ってます。

ピアノのゴーンという低音めちゃめちゃ好きです…

先ほどから探査機探査機いってますが、探査機大好きで…

ESAやNASAの探査機よく追っかけてます。今の推しはオシリス・レックスです…


8. オーロラクジラの棲舞う空

氷海の空に住まうというオーロラクジラの伝説のイメージ曲。

コーラス音源とても好きだったので使ってしまった…

女性だけのコーラスも好きなのですが男声混ざると一気に荘厳感増しますね。

左手のアルペジオでオーロラがゆらゆら舞う感じをイメージしています。

またしてもアルペジオの速さが安定しないでござる問題を引き起こした問題の曲。


9. いまはもう、きこえない

人が作り上げたパラボラだったり、通信機器だったり、

それが遥か時がたって使われなくなって、

それでもそこに誰かの声が届いていたことがあった、みたいなイメージ。

何も考えず音を置いていってますね。

♭二つは苦手だけど♯二つは大好き。

♯二つはオレンジ色の夕焼けのイメージ。♯系の曲は明るい暖色のイメージです。


10. Polar Night AstroGirl -reprise-

repriseという単語が使いたくて使いたくてメインテーマのピアノアレンジをしました(笑

いろんなサントラでこういうのしていて、ずっとやりたかった…夢だったのでやりました(正直でよろしい

この曲も多重録音です。

Hikeの例のフレーズもここに入っています。

2:05からの和音がめちゃめちゃきれいにできたのと

2:14のシ♭の音がとてもきれいに出せたので満足しました…

そしてやはり拙者、ピアノの低音大好き侍…


11. Hello from Earth

タイトルは2009年にグリーゼ581にいるかもしれない生命に向けて発された電波信号から。

今は遠い場所に行ってしまった、私を音楽に引き戻してくれた人に向けて作った曲です。

今の技術では人間の寿命では到底たどり着けない遠い星に行ってしまうのと似ているなぁって。

ハローハローハロー!!!!


というわけで、作ってる時にいろいろ考えていたことをつらつらと書いてみました。

聞きやすさといいますか、読んでいるときに聞いていて、音楽の存在が消えていくように、

空気のように聞ける音楽がいいなぁとおもってたので、

気になる音やリズムのとっかかりなどだいぶん修正加えました^^;

今聞いてるとこれ良く作れたなという感想が…今作れる気がしない…

楽譜もいつか作ってみたいかも…staffpad気になってしゃーない…私が人柱になるしかないのか…


また極北の星追人が続いていくときはまた音楽も続編出したいなぁと思います!

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