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ヒヤリハットを活用しよう

1.子どもの事故に新しいものはない

これは学校だけの話ではないと思う。保育園や幼稚園でも同様のことが言えると思います。

では、なぜこういう事故が繰り返されるのかといえば、事故が起こると責任の追求が行われることと、対応策で業務が増えること(仕組みで解決しようとしないこと)があげられると思います。
それは大きな事故だけでなく、ヒヤリハットにおいてでも・・・

2.ヒヤリハットがうまく機能しないのは・・・

ヒヤリハットの報告をしている園も多いと思いますが、うまく機能していますか?
僕が勤めている園は残念ながら、機能しているとはいえません。
それは、
  ・ヒヤリハットの報告書を書かさせれる
  ・個人に責任を追及されている感じがする
からだと僕は思っています。
建前上は「ヒヤリハットは悪いことじゃないから、どんどん書いてね」とはいうものの、やっぱり自分のできなさが指摘されている感じがするのは僕だけではないはず・・・
しかも対応策を考えると、それを実行するには、手間も時間も増える・・・
例えばチェックの回数を増やすなど、もともと余裕のない保育環境でその手間が増えるのはきつい・・・

このような理由から、僕の園ではヒヤリハットがうまく機能していないと思います。これは他の園や組織でも当てはまることが多いのではないかと思います。

3.改善するには、「対応策をみんなで考える」

このような現状を解決するには、どうしたらいいかを自分なりに考えてみました。
職場の心理的安全性(何を言っても否定されないなど)の確保は必要ですが、その上で必要なこととしては、

解決策、対応策をみんなで考える

僕の園では、ヒヤリハットが起こった状況の報告も対応策も個人で考え報告する形式が取られています。
そうではなく、状況の報告をみんなに共有し、対応策をみんなで考えるという方式にするのがいいのではないかと思います。
対応策の案をみんなで考えることにより、当事者じゃない職員も自分ごとのように考えられると思うし、当事者もみんなに助けてもらっているという感覚を持ちやすいと思います。
そしてでてきた対応策、改善策の中で、当事者が選んでいくと、幅広い対応策、改善策の中からよりベターなものを選べるのではないかと思います。

その時に気をつけたいのが、できるだけ仕組みを変えて対応すること。
業務が増えることで対応すると、忙しくなると形骸化したり、ほかに皺寄せがいったりするので、できるだけ業務が増えない方法を職員みんなで考えていくと、事故は減っていくと思います。

業務を増やさない方法とは、例えば
薬の投薬し忘れに対応策は

僕の園では、投薬表を作成し、チェックするになっていますが、作成したり、チェックしたりすることに手間がかかっています。なにより、チェックすることを忘れそう・・・

なので、個人的には、腕時計のアラームをセットする方法をとっています。
一度設定すれば、必ずのその時間に教えてくれるので、手間はかからないし、機械に頼るので確実です。

ただ、時計をしていない人には適応できないので、みんなでアイディアを出していく必要があるということです。

4.保育園での子どもの事故を減らしていきたい

ヒヤリハットをうまく活用していき、保育園での大きな事故をなくしていきたいと思います。
なにせ、子どもの事故で、以前に起きていない事故はないのだから・・・


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