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後イきを神戸まで引っ張った男

彼は50代後半の独身生活を優雅に楽しんでいる男性で、そのルーティンは聞いていてとても楽しいものでした。

旬の食べ物やお酒を取り寄せて楽しんだり、ちょっとした一人旅にも、とてもセンスを感じるものでした。彼のおかげで私のお取り寄せ欲もずいぶんと刺激され、12月になると今年はどこのおせちを買うか、どこのお酒がよくできているとか、そんな情報交換をするのが常でした。

彼が私のところへ来るようになったのは、数年前のこと。アナルには興味はあれど、怖くて踏み切れないし老後を考えるとリスクも考えてしまうとのことで、開発をいざ始めても、なかなか体も心も開いてはくれなかったのです。

しかし2回目にお越しになったとき、きっと彼の中でなにかが弾けたのでしょう、その瞬間、大津波がやってきたのです。大きな喘ぎ声とともに、波は押し寄せ、声にならない絶頂が彼を支配していました。全身が痙攣し、指先が痺れ、内腿が自分のものではないように笑い出したのです。

その後、開発は順調に進みました。ご存知ない方に説明しますと、アナルで絶頂を感じられるようになると、全身が性感帯に変わっていき、どこを触っても敏感体質になってしまうものなのです。その最もたるところは乳首で、乳首だけでイける方は本当に多くて、シャツやインナーで擦れても感じてしまうので、普段はニップレスを着けていないと不安という方も少なくないのです。

彼もまたその一人で、50代を過ぎてから変わっていく自分の体に、嬉しいやら恐ろしいやらといつも口にしていました。

そんな彼には、年末恒例の行事があったのです。

仕事納めが終わったその足で新幹線に飛び乗り、普段なかなか行けない土地まで足を運び、年跨ぎでソープ巡りをするというものでした。どうやら人気店は事前予約は受け付けておらず、早朝からまるでアイドルのチケット争奪戦のような電話攻撃にて当日予約を取らなくてはならないそうで、それが楽しいとおっしゃっていました。

ところがある年の瀬も差し迫った12月、彼が私にある提案をしてきたのです。以前、私とのセッションの後に、体の疼きがどうしても止められず、その後にソープに行ったところ、とんでもない雄叫びをあげて果てたのだそうです。でもこれは故意ではなく、無意識だったそうなのです。その時に対応した嬢もかなり驚いたらしいのですが、面白がってくれて、その後は大絶叫の連続だったのたとか。

それに味を占めた彼は、毎年御贔屓にしている、体の相性がとてもいい神戸の嬢にお願いし、ぜひこれを体感したいとのことでした。

リクエストは、後イき開発です。

それを存分にセッションしてから、その足で神戸までいき、その嬢とぜひアレを、いやアレ以上を体感したいのだと言うのです。

ここでの問題は、東京新宿から後イき開発をして、そのまま東京駅まで移動し、新幹線に乗って神戸まで移動、神戸からその嬢の店まで移動してのセッションですから、どうやって後イきの余韻を残したままいけるかということでした。

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後イきを神戸まで引っ張った男

遥 美沙樹

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はるか・みさきと読みます。日本性科学会会員・性問題カウンセラー・TABOUとAZOTHの所長さんです。女性が男性を抱くという性行為を推奨しています。個人的に形而上学なども。

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19年間延べ8000人以上のデータを持ち、その中から水滸伝のようにひとつひとつのドラマを開いていきたいと思っています。よりコアな内容には、お値段がついておりますが、執筆の励みになりますのでぜひよろしくお願いいたします。

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