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新聞取材にご注意の巻

これは私の母が亡くなったときの話です。
その1週間ほど前に、某新聞から取材を受けていたのです。
アナル開発について、とても熱心に質問をしてくださり、大変良い記事なると思うと担当記者さんは言ってくださり、私も満足してその場を終えました。

そして母の訃報を聞き、実家に帰ったわけです。
お葬式の遺族側の経験がある方ならお解りでしょうが、お葬式の参列者の数というものは、喪主の人徳がなせるものだと私は思います。
母は社交的な女性ではなかったのですが、父がその筋では有力者だったので、驚くような人数の参列者に囲まれ、結果おおきな葬儀となってしまいました。


事件は、その日の朝に起きました。


1週間前に取材を受けた記者さんから電話が入りました。
当然、母が亡くなったことも、これから葬儀だということも知りません。
記者さんは興奮気味でこう話しました。



「当初、ローカル版の小さい記事を予定していたんですが、全国版に掲載許可が出ましたので、今日の新聞に遥さんの写真付きで掲載されました。
ぜひご覧ください、大きくてびっくりしますよ!良かったですねぇ!」


はっ?!Σ( ;∀;)
ワタシ、コレカラ、ソウシキ......シカモ、イゾクセキ......

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