岩手出張③ちいたんたん!?盛岡の謎多きソウルフード"じゃじゃ麺"を食べてみた。
盛岡名物じゃじゃ麺発祥の店「白龍(パイロン)」で、本物のじゃじゃ麺を食べてみました!!
今回は、30年来の常連さんで自称 "白龍じゃじゃ麺原理主義者" の盛岡出身者にアテンドしていただいたので、間違い無いはず。(以下、じゃじゃ麺兄さんと呼びます。)
ちなみに、ジャージャー麺ではありません、正式名称は「じゃじゃ麺」なのですよ。
盛岡駅からバスで10分ほど、盛岡県庁近くの「白龍(パイロン)」は、じゃじゃ麺発祥の超有名店です。
20名ほど入る店内は、月曜日にも関わらず満席でした。
お店のある商店街は戦後からほとんど街並みが変わっていないそうで、ノスタルジックな気分が味わえます。
席が空くまで10分ほど待ち、ようやく店内へ。
なんか、よく分からないけどめっちゃ安い!
そして、読めば読むほど謎の深まるメニュー。
百聞は一見にしかず、まずは実食してみましょう。
私はホテルで福田パンを食べてしまったので、小盛りを注文。
来ました。
…なんか、知っている所謂ジャージャー麺とちょっと違う??
肉味噌じゃないし、やたら生姜がたっぷり。
さて、じゃじゃ麺兄さんに食べ方を教えてもらいましょう。
まずは食べる前に、テーブルにズラーっと並んだトッピングで味付けをしていきます。
よく料理を食べる前に七味とか粉チーズとかをトッピングをして「作った人の気持ちを考えて!」と言われることがありますが、じゃじゃ麺は最初からトッピングすることを前提に作られているのですね。
酢をまわしかけ、ラー油を垂らし、ニンニク、生姜汁(通称・黄色)、謎の液体、謎の薬味をかけます。
いやいや、謎多すぎ。
ぐじゃぐじゃーっとよく混ぜて、頂きます。
ふむふむ、麺はまぁしっかり茹でられていて伸び伸び。
アゴの弱い私には好きなタイプの麺ですがね。コシは一切ありません。
そしてお味はと言うと、何よりまず生姜が辛い。
そりゃそうだ、デフォルトでおろし生姜が乗っている上に、生姜汁まで追加しているのですから。
だけど、なんでしょう。このクセになる感じ。
真ん中に乗っているミソの味が、なんとも魅惑的。
練りゴマとか味噌とかスパイスとか?よく分かりませんが色々入っているらしく、最初は「なんだこれ?」となる味なのですが、食べ進めていくうちに病みつきに。
んんん…なんだろう。。
麺は伸びてるし、生姜は辛いし、ミソはよく分からない味だけれど、なんかすごく中毒性のある味。。
早くも病みつきになり、ガツガツ食べ進めます。
途中、酢を追加して味を変えて楽しみました。
じゃじゃ麺兄さんの口からは、「常連はそれぞれ好みの配合がある。誰も同じ味にならない。」との名言が。
さあ、麺を8割ほど食べたら、「ちいたんたん」でラストスパート。
まずは、テーブルに置かれている生卵を落とします。
これまた、ぐじゃぐじゃーっと混ぜて、おばちゃんに一言
「ちいたんたん!!」
すると、麺の茹で汁とミソとネギが追加されてどんぶりが戻ってきます。
麺を食べつつ、スープとして全て飲み干します。
いい感じに卵がかき玉になっていて、いい感じ。
そうです、これが「ちいたんたん」なのです。
じゃじゃ麺兄さんに「ちいたんたん」ってどう言う意味ですか?と聞いたら、「それは分からん」と言うことでした。。兄さん。。
兎にも角にも、ちいたんたんも同じく不思議と病みつきになる味でした。
おそるべし、盛岡のソウルフード。
小盛りでも、がっつり満腹。お会計は500円也。
この後、日本酒のコップ酒をぐいぐい飲んだのですが、じゃじゃ麺がクッションとなって、全く酔っ払わなかったのでした。
と言うことで、次回は盛岡のディープすぎる角打ち体験の話です。
ふふふ、お楽しみに♪
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