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乳酸菌たっぷり!夏に食べたい水キムチレシピ

すっかり夏のような暑さになってきましたね。
私は暑さに弱いので、早くも夏バテしそうな予感です…。

さて今回は、こんな暑い季節に作りたい発酵食品をご紹介いたします!!

乳酸菌たっぷり水キムチ

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野菜を米のとぎ汁に漬けて発酵させる「水キムチ」をご存知でしょうか??
キムチと言えば、唐辛子粉やアミの塩辛などを使った辛いものが一般的ですが、水キムチは一風変わった味わいです。
(本場韓国では「ムルキムチ」と言われています。)

特徴としては…
・辛くない
・発酵期間が短い
・水分量が多い
・材料が少ない

そう、発酵期間が短い上に材料が少ないので、とっても簡単に作れるのです。
しかも、水キムチは乳酸菌たっぷりなので、腸活にもピッタリ!

以前、東京農大の研究室に通っていた時に水キムチの汁を顕微鏡で覗いてみたら、乳酸菌と思われる菌が沢山いました。うじゃうじゃ。(これが何の菌なのか調べるためにはDNA解析が必要とのことで、それは諦めました。。)

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それでは、作り方をご紹介します!

水キムチの作り方

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【材料】(作りやすい分量)
野菜(白菜、大根、きゅうり、カブなど):500g
塩:小さじ2
りんご:1/4個
生姜:1かけ
(A)米のとぎ汁(2〜3回目のもの):500ml
(A)塩:小さじ1
※個人的に減塩を意識しているため、塩分控えめのレシピです。初めて作る方は、(A)塩の量を「小さじ2」にしていただくと、失敗するリスクが少なくなります。

【作り方】
(A)を鍋に入れて火にかけ、沸騰したら一煮立ちさせて火からおろし、冷ましておく。
野菜を食べやすい大きさに切り、塩をまぶして30分置く。りんごは薄切りに、生姜は千切りにする。
②の野菜を水でさっと洗い、両手でぎゅっと水気を絞り、生姜、りんごと共に保存容器に入れる。
蓋を閉めて常温に置き、ぷくぷくと気泡が出てきたら冷蔵庫に移す。
(夏場は1日程度、冬場は2〜3日で発酵する)

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写真のように、ぷくぷく気泡がわいてきたら、発酵しているサイン。
暑い日は半日くらいでぷくぷくしてきますよ。
味見して、酸味が出ていたら冷蔵庫に移しましょう!!

冷蔵で1週間程度は日持ちしますが、だんだん色が悪くなるので、早めに食べましょう。特にりんごは褐変するので、早めに食べきるのがオススメです。

ポイント

・水キムチで使う野菜は、生で食べられるものであれば基本的になんでもOK。
定番は白菜と大根ですが、私はきゅうりやパプリカ、ズッキーニ、人参、セロリなど、色々入れちゃいます。また、今の季節はミョウガを入れても美味しいですよ♪
・野菜500gの目安としては、「白菜1/8個+大根1/5本+きゅうり1/2本+お好みの野菜数種類」で重量を調整するとちょうど良いかと思います。
・米の研ぎ汁は1回目のものは濃すぎるので、2回目か3回目のものにしましょう。

水キムチの発酵メカニズム

水キムチの発酵は乳酸菌がメイン。「乳酸菌は一体どこから来るの??」と疑問に思われるかもしれませんが、乳酸菌はどこにでもいます。

野菜や果物の皮、お米の表面、手のひらなど、いろいろなところに乳酸菌は存在し、この水キムチの場合は、特に野菜やりんごの皮にいる乳酸菌が、米のとぎ汁やりんごの糖分などを栄養源にして増加します。
乳酸菌の出す乳酸によって酸味が生まれ、保存性が高まるのですね。

甘酒で発酵させる水キムチ

上記の通り、野菜などに付着している乳酸菌は、糖分を栄養源にして発酵します。そこで、「甘酒を乳酸菌の栄養源にすれば、りんごや米のとぎ汁は必要ないのでは!?」と思い試作して見たところ、見事に発酵しました!
しかも、優しい甘みがあって、普通に作るよりも美味しいかもしれません。

作り方は、こちらをご参照ください。

水キムチの食べ方

水キムチは、サラダ代わりに毎食食べるのがオススメです。
乳酸菌による整腸作用があるので、胃腸が弱る夏場に最適です。
汁にも乳酸菌がたっぷりいるので、一緒に飲んじゃいましょう!!

また、この汁をベースに冷麺にするのもオススメ。
自然の酸味が効いた、さっぱりとした冷麺に仕上がりますよ♪

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自然の乳酸菌たっぷりの水キムチ、是非お試しください!!

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