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BIENくんについて

「一枚の絵の力」BIENくんは、壁や道路のちょっとしたひび割れ、落ちているもの、おもちゃ、小さな虫の動いた後、ミクロもマクロも関係なく、BIENくんが気になったものはどんどん採集していく。そうしてたまったラインたちを、BIENくんは大量にドローイングして、その中でだんだん作品になるものが決まっていく。


▼以前BLOCK HOUSEで行った個展「WOOZY WIZARD」のレビューを北出さんが書いてくださった記事
https://bijutsutecho.com/magazine/review/13737

BIENくんの個展において、鈴木ヒラクさんが面白い指摘をしてくださった。「character」という語の元の語源はギリシャ語で「刻まれた印、記号」だとのこと。BIENくんのラインは、アニメのキャラクターやおもちゃ、と同時に道路や虫でもあり、同時並行に解釈に開かれた刻まれた印ともいえる。
(それに加え前回の3331での石毛くんキュレーション展から映像的な展開がみられ時間の要素が入り込んでるように思う)


今回は何を描いたの?ときいたところ
「象の足」とのこと!!!
とはいえ、何にみえても、BIENくんはおもしろがってくれるので大丈夫です(その点、漫才でいえば「ぺこぱ」的だと思ってる。。)

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Name: BIEN
Title:The elephant kicks out
Size:60×60×5cm
Material:Acrylic on wood
Date: 2020
変わり続けるかたちを留めることはしないように、ドローイングを描く。
BIEN
1993年東京都生まれ、ドローイングを表現するアーティスト。ストリートカルチャーやアニメーションやフィギュアから影響を受けており、これらの文化の持つ様々な表現様式を受け継いだ抽象絵画制作やインスタレーションを展開。記号的な意味の解体と再構築を試みる。
https://oil.bijutsutecho.com/works/751/1100002686

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VOLTA BASEL(スイス)での展示風景

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天王洲での壁画

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