2020年5月の記事一覧
大企業を辞めて来たベンチャーだからこそ、大企業にはできないことをやる。 株式会社AtomisCEO 浅利大介氏インタビュー
Hardtech & Healthというカテゴリにとどまらず、様々な分野への応用が期待できる素材系スタートアップが、京都大学発の多孔性配位高分子(PCP/MOF)技術を持つAtomisだ。気体をナノレベルで制御する技術を利用した小型ガスボンベ「CubiTan」には、100年間変わっていないガスの流通を変えられる可能性が期待されている。大企業にはできないベンチャーならではの強みや、日本では珍しいマテリアルのスタートアップとしての意気込みを語ってもらった。 イノベーションを起こ
がんが手遅れになる前に、家庭で手軽に検便・検尿ができるセンサーを普及させたい。 RedEye Biomedical Inc. Nelson Yan, Ph.D./Founder & CEOインタビュー
Introduction 大腸癌や膀胱癌の早期発見に役立つ一般家庭用検査デバイスを開発しているRed Eye Biomedical。手掛けるのは、水洗トイレで排泄した後にリトマス試験紙のような使い捨て紙片を便器の中の水にひたして、便や尿中の血液を検出するヘモグロビンセンサーだ。創業者でCEOのネルソン・ヤン氏は、起業に到るまでの長い道のりから、文字通り心血を注いで開発したデバイスについて話してくれた。 家族が打ちのめされた義理の父のがん宣告ーーなぜRed Eye Biome
皆が運動を楽しめる、クラウドベースのパーソナライズドスポーツクラブを作りたい。 ELXR創業者 ステファン・ファン氏インタビュー
Introduction フィットネスジムに行っても長続きしなかったり、張り切ってエクササイズをしたものの逆に疲れすぎてしまったりした経験はないだろうか。シンガポール発のELXRはDNAに基づいたフィットネスプログラムや、エクササイズ動画を展開することでパーソナライズされたフィットネスプログラムを提供している。元軍人という、起業家としては異色の経歴を持つファン氏は#Livebetterというハッシュタグが目指すゴールについて語ってくれた。 軍の特殊部隊から起業家へーーELX
違いに悩む人の孤独に寄り添う、お母さんみたいなAIを作りたい。 HoloAsh, Inc. Yoshua Kishi氏インタビュー
Introduction 「違いがある人が生きやすい社会を」。HoloAshのKishi氏がプレゼンテーションの最後に言う言葉だ。ADHD(注意欠如・多動症)であり、連続起業家でもあるKishi氏が立ち上げたHoloAsh。自身の持つ「違い」を強みに変え、孤独を解消してくれるAIチャットフレンドを開発している。全米で800万人程度いると言われているADHD患者をはじめ、精神疾患を抱えた人や性的マイノリティに属する人など、「ふつうと違う」ことで悩みを抱えがちな人々の寄り添う木に
検査を迅速化することで、診断プロセスのボトルネックを解消したい。 Gattaco, Inc. Founder & CEO Michael McNeely氏インタビュー
Introducion血液検査の簡易診断キットを開発しているGattaco。創設者でCEOのMcNeely氏は、福島第一原発の事故をきっかけに簡易診断キットの重要性を感じ、Gattacoの原型となるテクノロジーを生み出したという。科学者としての立場から、ヘルステックスタートアップの資金調達の難しさや、「検査の迅速化」というミッションの重要性について語ってくれた。 ーーGattacoを立ち上げたきっかけは何ですか? 2014年にGattacoを立ち上げた時は、私ひとりだけで
大学発技術シーズを社会実装し、成果を社会に還元したい。 Photo Soni Life Technology株式会社(旧Photo Soni Tec) 事業化推進責任者 若松知哉氏インタビュー
Introduction Hardtech & HealthのBatch 1プログラムに参加した15社の中で、最もアーリーステージのスタートアップがPhoto Soni Tech。京都大学の技術シーズをもとに、会社を創設しようとしているPre-Seedの段階だ。アーリーの立場でアクセラレーションプログラムを活用することのメリット、そして大学発スタートアップとしての同社のミッションについて若松知哉氏に話を聞いた。 ーーどういう経緯でPhoto Soni Techをやろうと思わ
京都から世界へ。~地球上の全ての人を120歳までお連れする~ 株式会社HACARUS 代表取締役CEO藤原健真氏インタビュー
Introduction 京都発のスタートアップとして大きく注目を集めているのが、藤原健真氏率いるHACARUS (ハカルス) だ。スパース・モデリングと呼ばれる軽量AI技術をもとに2014年に創業し、以来急速に成長している。HACARUSは最近、大阪ガスが率いるシリーズBラウンドを提起し、京都大学と神戸大学とのプロジェクトを発表しました。HACARUSの持つビジョンや、あえて京都に拠点を置いている理由についてなど、Plug and Play Kyotoから徒歩6分という近さ