「スポーツは国境を越える」本当の意味。
私がオーストラリアでソフトボールを始めてもう6ヶ月経ちました。
その中で感じた「スポーツは国境を越える」という意味を私なりに解釈してまとめて見ました。
1.学校ですら聞き取れない速さの言葉が理解できる
私が初めて練習に行ったとき、語学学校に通い始めて丁度2週間ほど経ったときでした。
その時の私は英語で話しかけられることにびびっていて、ホストファミリーや学校の先生に質問されても聞き取れず、黙ってしまうかとりあえずイエスって言ってみて相手の反応をみて受け答えするかのレベルでした。
練習に参加する為に、近くにいる人に勇気を出して
「ミシェル(総監督)知りませんか?」
と話しかけるのが精一杯で、ミシェルに話しかけられると、初めの
「What’s your name?」
以外はもう単語一つか二つ拾えたかな?というくらいわかりませんでいした。
相手もその様子に気がついてくれて、後で詳細を連絡するよと言ってくれてメールを送ってくれました。
それも聞き取れた訳ではなくほぼジェスチャー頼りでした。
練習をした日は、私のピッチングを見てもらって次からの試合のチームを決めてもらいました。
その時も何を言っているのかわからず、後でメールを確認したときに全部理解できたという感じです。
その次の週に初めての試合があり、チームメイトと初めてちゃんと顔合わせをしました。
試合前になると、前回の練習の時に話したファーストの女の子に何かを話しかけられました。
本当は全くわかるはずのない言葉の早さと単語量なのですが言いたいことがはっきりと分かったのです。
「はるかは、バント処理が上手だからバントは出来るだけいってね。後、外野にボールが飛んだら私がカットに入るからはるかはキャッチャーのカバーに行ってね。」と。
なぜこれが分かったのかというと、ソフトで使うワードはほとんど英語だからです。
ポジションの名前や、バッター、ボール、プレートなどなど。
多少発音が違えど理解できます。
また、日本語で説明する時もボディーランゲージを使うように海外の人は本当に多く使います。
それのお陰で言いたいことがはっきりと理解できました。
言葉が全て聞き取れる=理解ではないと思います。
また、試合が始まって集中力が高まっていたこともありネイティブの人たちの話す言葉に対して全く抵抗なく聞く体制が整っていたことも大きかったように思います。
まずはじめに同じルールの何かを持っているだけで、それが言語と同じくらいツールになることは間違いないなと感じました。
2.真の友達ができる
英語を勉強する人の中には「英語を話せるようになりたい」「英語を話せるようにならなければならない」と英語自体が目的になってしまっている人が少なくありません。
その為に「ネイティブの友達が欲しい」と言っている人が、その理由でネイティブの友達になってくれる優しい人は世界に何人いるでしょうか?
逆の立場になって考えたらわかると思いますが、びっくりするくらい悲惨なことだと思いませんか?
日本語話したいから友達になってくれない?って言われて友達になる人は相当お人好しで優しい人ですね。
少なからず私はそんな理由で友だちになりたくありません。
実際に私は韓国が好きですが、普通に韓国人の友達の中にも気が合う合わないがあります。
といっていますが、実際にはネイティブの友達、恋人を作るのが一番英語上達には早いと言いますよね。
理由はその人たちが英語を話せるからではなく、1日でも早く話せるようになってその人と沢山お話ししたいからです。
ここを履き違えてる人が異様に多いように感じました。
私自身、ソフトに行き始めてからはリスニングは格段に伸びたと思いますし、話すこと自体にもどんどん抵抗はなくなったなと感じます。
ですが、その理由はキャッチャーに自分の意思を伝えたいと思ったからです。
正直始めの方は中々チームの人たちと話せなくて、悔しかった思いもありましたが、少しずつ笑いを取りに行けるようになったり、チームに対してこうした方がもっといいチームになると思うと意見を言えるようにもなりました。
努力云々よりも、いかに自分が英語を必要とする場所に身を置けるかどうかだと思います。
3.日本人がいない場所に行けば行くほど目立つ=注目を浴びる
人は注目を浴びたくても浴びれないことの方が多いと思いますが、現地の人から見て他の人と違う部分(見た目、国、言葉、などなど)があると嫌でも目立ちますよね。
その為、私はオーストラリアのブリスベンのリーグ内ですごく目立っています。笑
ピッチャーなので尚更ですね。
その証拠に、私と同じチームの親御さんから聞いたこともない声援が飛んできたり、全く知らないチームの人からいきなり褒められたり、時には同じチームメイトの妹から声をかけられたり…。
他にも要因があったとしても相当目立っていると確信しています。笑
サポートしていただくと、わたしの思いが伝わったんだな。共感してもらったんだなと嬉しい気持ちになります。いつも応援ありがとうございます。