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April's damp

明日から5月らしい。

大学と実家を毎日行き来するようになって一月経った。
今まで見えていなかったものが目に入ってくるような。そんな日々だった。

車でウトウトしていると、鳥のさえずりが聞こえてくる。
ピチュピチュ、ホーホケキョ、ピチュピチュピチュ…
祖母の家が近づくと、そこに住む鳥たちのさえずりが平安を帯びているように感じる。
春の麗らかな陽気に、道路沿いに植わっている杉の木のキラキラした木漏れ日。
週の始まり、日曜日がガラリと変わった。
実家に帰ったのだかららルーティン的には「戻った」という方が適当かもしれない。
でも、私には、むしろ一新されたような感覚。

私が茨城に戻って2週間が経った頃、祖父が派遣教会から派遣の奉仕を終えて帰ってきた。祖父の送迎に叔父も礼拝を同じくするようになった。
不思議なことに、突然茨城に住むクリスチャンの親戚が同じ教会で礼拝をするようになった。全員だ。
おそらく15年ぶりくらいだろう。
それまで、母方の親戚はそれぞれ違う教会に集っていたが、この4月唐突に一堂に会するようになったのだ。

日曜日が、さらに楽しみになった。

平日はほとんど毎日、清瀬まで行く。二年も住んでいたというのに、まだまだ発見ばかり。
この一月の成果は、お気に入りの帰り道を見つけたこと。
林の中を、自転車で思いっきり駆け抜ける。
それがマイブーム。
日が長い今だからこそ、帰る時間帯も木々の木漏れ日と野草たちが美しい。

まとまりがない文章になってしまった。
あれにもこれにも手を出した一月。
私の良くない癖は、色んなことに手を出そうとしてしまうこと。
その前に一旦、「静まって思い巡らす」時を日常にしたい。キャパは小さいのだから、ゆっくりゆっくり日々歩みたいものだ。

ということで、明日からはこの一年ずっと楽しみにしてきた癒しの時間が始まるので、思う存分、肩の力をぬこうと思う。

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