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『大槌町地域おこし協力隊』〜2022年3月活動報告書〜(最終回)

こんにちは、大槌町地域おこし協力隊1期生のカタヤマです。
2月の活動報告書でも書かせていただきましたが、私は3月をもって、地域おこし協力隊の任期を終了します。

毎月、翌月の月初に活動報告書を出してきておりましたが、3月18日(金)が最終出勤日でした。なるべく早く出せたらと当日(18日)の早朝から書き始めています。
(結局、書ききれずに月末になってしまいましたが…、、)

今後は更新する予定が今の所ないので、最後のnote投稿になると思います。

1、〈3月活動報告〉 宿泊体験記〜続編〜

若い世代の人にとって、「民宿」は馴染みのないものではないでしょうか?、
どのような空間で、どのように過ごせて、どんな魅力があるのか、発信できればイメージでき、安心して泊まってみたくなるのでは?と始めた企画でした。

企画当初は民宿6軒のみ紹介する予定でした。ですが、記事を読んで下さったお宿(小川旅館さん)から「ぜひうちでもやってほしい」という声をいただき、追加で「三陸の宿 蔵」さんと「小川旅館」さんの2件の記事を書きました。

活動最終月で後に伸ばすこともできなかったので、大慌てで記事を執筆していきました。

2月までに公開した記事は、前回の活動報告書にまとめております。

3月に公開した記事は、以下の2つです。

とにかく細かいところまで、私目線で発信させていただいたものです。

実際どんどん記事を上げていくと、思いのほか地元の人からの反響もありました。
特に地元の人は、宿に泊まる機会もなく、中まで入ったことがないという方がほとんどです。

かなりズバズバと私の主観で綴っている部分もあります。地元の人からは、「忖度なくていいね。」お宿の女将さんたちからは、「(自分たちの)宿を客観的に知ることができて、面白かった〜」というコメントをいただいたりと、私が予想していた反応とは違って驚きました。

外から移住してきた”よそ者”の私だからこそできた企画でした。「自分だからできる」にこだわりを持つことが好きな私にとっては、とてもぴったりなお仕事だったなと振り返りながら思います。

今回は短めですが、3月の活動報告は以上です。
ここからは、この1年、全体を振り返りながら書かせていただきます。

2、大槌町の「地おこ」〜1年で任期終了〜

大槌町では、2021年4月に初めて地域おこし協力隊の受け入れをスタートし、8名のメンバーが集まりました。とても個性的なメンバーです。

写真は1.5期生や2期生も一緒に写っています↓

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私は2021年4月に入籍し、大槌町で二人暮らしを始めていました。

今後、二人の将来をどうしていくか相談していく中で、夫が家業を継ぐことになり、それに伴い関東へ戻ることに。たった1年で任期を終える決断をすることになり、とても戸惑いました。

たった1年では何も残せていないのでは。慣れたかもと思えた頃にこの場所を離れるのでいいのか。温かく受け入れしてくださった方々に失礼なのではないかと。

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戸惑っている私も含めて受け止めてくださったのが、受け入れ事務局のKさんでした。「あなたの人生だから、選択していいんだよ」と背中を押してもらいました。

何度も挫けそうになりましたが、周りの方々の支えがあって、何とか乗り越えて、最後までやり切ることができました。

たった1年ではありましたが、たくさんの刺激を受けて、自分だからできることにこだわることや、自分にとって譲れないものは何なのかなど、学びを得ることができました。

3、観光交流協会〜地域の中で働く〜

私の業務委託先は「(一社)大槌町観光交流協会」でした。

私は観光業に携わった経験はありませんでしたが、地域に関わりながら、地域の魅力を発信していくお仕事に興味が湧き、迷わず「観光交流協会」を希望しました。

私は、東京で2年間、一般企業に勤務をしてから大槌町に来ました。働く環境がガラリと変わって、地域の中で働くということの難しさ・楽しさの両方経験できたように思います。

何か企画をするにしても、誰をどのように巻き込むのか。誰が参画するものとして進めていくのか。誰が主体でやっているのか。事前に誰に話が通っているものなのか。地域に限らないことかもしれませんが、社会人経験の浅い私には、まだまだ戸惑うことばかりでした。

さらに、2021年4月からの1年間はずっとコロナ禍でした。町のお祭りやアニメ映画の上映会が中止になってしまうなど、想像している通りに実施できない・体感できなかったもどかしさもありました。

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(この状況下でしたが、感染が落ち着いていた時期は町内イベントは町民・県民限定にした形で実施できたものもいくつかありました。)

4、大槌町の方との出会い〜町の方紹介〜

大槌町を想像した時に、いろんな方の顔が思い浮かぶようになりました。

最終出勤日付近に一気に挨拶周りをしましたが、かなりドタバタとしてしまいました。目が回りそうなほど忙しかったですが、大槌町の方々との繋がりがそれだけ生まれたのかと、幸せなことだなと感じました。

記録用に写真をいくつか載せます。

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感動するほど美味しいさんずろ家の女将さん
(エネルギー溢れる女将さんからいつも元気もらってました)

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アットホームな藤原民宿の女将さん
(常に来客があり、まったりお茶っこタイム。その空気に癒されてました)

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きっちりとされている印象の民宿六大工の女将さん
(宿泊を機に一気に距離が縮まり、とっても愛情深い方でした。
お父さんにはコーヒーをたっぷりいただきました)

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好きなことを貫いて生活を楽しまれている小川旅館のご夫婦
(お父さんはドローン、お母さんはお菓子作り、
それぞれが熱中するものを持つ姿がとても素敵でした)

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マイペースなスタイルの民宿サトウのご夫婦
(写真では笑顔を引き出せませんでしたが、、クシャッと笑顔を見せてくれるご夫婦です。昔の話を語り出したら止まらなくなるお父さんがまた魅力)

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独自スタイルを突き進んでいく菊池民泊 マイ・ウェイのチヤ子さん
(孫のように可愛がってくださった方の一人。
夕食には衝撃的な量が出てきたのが忘れられませんw)

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様々なご縁で繋がりのあるファミリーショップやはたの幸子さん
(出身大学(日本女子大学)の教授と繋がりがあり、偶然から始まった出会い。心の支えになってくださった方の一人)

語り尽くせませんが、記憶に残る出会いがたくさんありました。本当にありがとうございました。

最後は、大槌駅で盛大に大漁旗を振りながら見送っていただきました。
観光協会スタッフと地おこメンバーも何人か駆けつけてくれました。

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こんな風に送り出されるとは思っておらず、嬉しい気持ちでいっぱいです。
※電車の車掌さんに「今日はなんかあるんですか?」と聞かれましたw

5、終わりに

この1年間、地方移住、新しい職場・仕事、入籍、と人生の節目を一度にたくさん迎えることになり、頭も心も追いつかないことが多かったです。

今まで経験したことないほど、挫けそうな瞬間もありましたが、その分周りの方に救っていただきました。

ちっぽけな自分一人ではできないことが多いことを学んだので、これからは周りを頼りながら、もっともっと自分を発信していけるような人になっていきます。

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大槌町での経験をまた次に活かして、人生を歩んでいきます。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

大槌町地域おこし協力隊
カタヤマ







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