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15年着たパーカーを手放す#37

現在、我が家は3月の引越しに向けて荷物を整理しているところです。

この週末もいくつかの物をメルカリに出品したり、段ボールに荷物を詰めたりして少し作業を進めました。

引越し準備を進めるなかで「次の家でも使いたいな」「もう手放そうかな」などひとつひとつの物と向き合う時間が楽しくて。

ミニマリストではありませんが、「今の生活に必要か」「最後に使ったのはいつだろう」なんて頭を働かせながら作業しています。

そんなことをずっと考えていると、徐々に感度が鋭くなってきたと言いますか、必要と手放すの境界線がくっきりしてきました。

「あぁ…このモヤモヤとした感情は頭では手放したいと思っているけど心が拒否しているんだな」みたいな。

その感情をここ数日、いや数週間、15年前に買ったパーカーに抱いてました。大学1年生のときにサークルでもらったグレーのパーカー。

大学時代はみんなとお揃いの服が嬉しくて、サークル以外でも授業やアルバイトにも着ていました。

大学卒業後もグレーのパーカーという安定感と長年着ていた安心感から、私服の中で一軍のポジションにいました。

最近は子どもとのお散歩用に。部屋の中ではTシャツでいることが多いので、その上に羽織って出かけています。

そこそこ着ている服ですが、手放そうと思ったきっかけは小さな違和感。

夫と子どもと出かけたときに撮った写真を見て、「せっかくのお出かけなのに、なんでこのパーカーにしたんだろう。着替えるのがめんどくさかったのかな。」なんて思ってしまって。

そんなことが2回あり、写真を見返すたびに「もうこの服は…」と感じるようになりました。

最近のお出かけにはシャツワンピを着るようになり、それを着た写真を見ても「こっちの方がいいな」とだんだん気持ちが固まってきて。

そして、この週末の片づけで手放しました。

これほど長く着た服は他にないし、思い出もたくさんあるので寂しい気持ちもあります。

いや、ここまで着たら満足でしょという気持ちもあります。

パーカーひとつにどれだけ感傷的になるんだって感じですよね。もう少しお付き合いください。

グレーのパーカーがなくなった、その後。

お出かけはシャツワンピになります。インナーをヒートテックやTシャツ、キャミソールにすることで、ある程度の気温は対応できます。

抱っこ紐との相性も良い、写真うつりも良い、誰に会っても後悔しない。

問題は、毎日行っている子どもとのお散歩。数分のために毎回シャツワンピを着るのは少し手間なので、さっと着ていける服を探します。

人に見られても写真を撮られてもモヤモヤしない、かつカジュアルよりの服。

手持ちの服から選んだのは、ユニクロで買った白のパーカー。今度はジッパーがないタイプ。買ったものの今まであまり出番がありませんでした。

結局パーカーかよってツッコミが聞こえてきそうですが、これにはきっかけがありまして。

先日冬服を整理するため、ひとりファッションショーをしていたんです。似合うかなぁ、年相応かなぁ、なんて独り言を言いながら。

そしたら夫が「そのパーカーいいよ」と言ってくれまして。客観的な意見って嬉しいですよね。

似合うかなぁ、若くないかなぁ、と言いながら鏡を見ているとグレーのパーカーより全然いい的な発言が出まして、これが決め手となりました。

(ふと現実を突きつけられたような)

来週からは気持ち新たに、白のパーカーでお散歩に行きたいと思います。

さて、引越し準備もやらねば。パーカーひとつにこんな浸っていては先が思いやられる。

今日はこんなところで。

最後までご覧いただき、ありがとうございます。

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