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ふしぎなふくろ

 川の道に、ぼゎっと茂る大きな木。そこにこんなふうな三角風船がいっぱい。なんだろう。
 相方はさっさと行ってしまうのだし、スマホはフリーズするのだし。

モクゲンジ

 よく見ると、黄色い小さな花が咲いている。

モクゲンジ

 帰宅後、グーグルレンズに聞いてみたら、モクゲンジという名前だった。
 この三角風船は実だった。この袋の中には、丸い実が入っていて、熟すと風に乗せて遠くまで飛ばすのだそうだ(追記。飛ばすというのはうそだった。嘘というのはちょっとちがうか・・・物語的エッセイを鵜呑みにしたのは私で、書いた人はロマンであったわけで・・・ごめんなさい)。

モクゲンジ

 おもしろいなぁ。
 ホオズキ(草)もカミフウセン(蔓)も、提灯を作る。空気で守る、みたいな。木もやるもんだ。

 追記2>>>記事を書いて、新しいホームページに会えるのはうれしい。
 今回も貼り付けていますので、お時間のあるときに行ってみてくださいね。
 モクゲンジは、ムクロジ科。ムクロジは無患子と書き、意味は「子が患わない」ありがたい。モクゲンジも同じ漢字なのだった。行の頭を漢字で書くと・・・『無患子は、無患子科』なんだかへんだけど!
 無患子、中国では別の木のことなのだそうで、日本人が間違ってこの木をそう呼んでしまったらしい。 
 葉はセンダンに似る。うんうん。確かに。

 <追加情報>モクゲンジの実は、黒いまんまる。数珠にするそうです。
 件の風船は、秋になると紅葉し、実は熟するとバラバラと落ちてくるのだそうです!真下にいたら痛そうです。
 黒い実を水に入れると泡立ちます。石鹸の代用にしたみたい。
 葉は膏薬、花は目薬と染料、実は油。お役立ち!寺社の森に植えられていることが多いとあるので、探してみてくださいね。

 今日もいい日でありますように

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