地名抜書:「剣客商売」第1巻第6話『まゆ墨の金ちゃん』
第6話 まゆ墨の金ちゃん
(キーパーソン↑)➀浅草・元鳥越町に〔奥山念流〕の道場をかまえている牛堀九万之助と、その弟子、三浦金太郎(まゆ墨の金ちゃん)
関係地図
データ続き。
239p)③深川・万年町にある松平和泉守下屋敷(別邸):博打場。ここで金ちゃんは声をかけられる。
②すぐ近くの蛤町の飛び地にある西芳寺>三浦金太郎の寄宿先
(金ちゃんに声を掛けた)内山又平太(上州出身)は、神田橋御門外に道場をかまえる④念流・村垣主水のところへ出入りしている。
242p)油堀にかかる千鳥橋南詰の⑤船宿〔瓢箪屋〕金ちゃん・内山の密談場所。大治郎を切れば50両。50両あれば5年暮らせるそうなので、500万くらい???政府の言う老後の平均生活費24万円×12月×5年=1,440万?あ。
物語内容>場所は、村垣⇒牛堀⇒鐘ヶ淵
金ちゃんは内山の後をつけて、後ろに村垣がいることを知る。金ちゃんは牛堀を尊敬している(一時食客として牛堀道場に滞在)。牛堀の剣友である小兵衛の息子のことと気づいて、牛堀に知らせる。牛堀は小兵衛に伝えるが「剣に生きるためには必要なこと」と一蹴され、自分が大治郎を守りたいと思う(但し・・本人に知らせることはできない)。しばらくして襲撃の日が決まる。金ちゃんは牛堀に知らせた。「自分は見届け人になるだけ」という。牛堀は小兵衛に知らせに行く(またも一蹴される)。
小兵衛は大治郎に明日の襲撃のことを伝えなかった。(でも、動揺)
あてどもなく歩いて
264)⑥浅草寺境内の休み茶屋 → ⑧神田御門外まで来てしまう。
④村垣道場は、三河町一丁目の角地にある。ひろい道をへだてて前に江戸城の濠をのぞむ絶好の場所だ。
(村垣があらわれ、小兵衛は心ならず後をつける)
⑨龍閑橋 → ⑩堀江六軒町にある料亭〔桜屋〕:日本橋と江戸橋の東方の入り堀とが合流する地点で、思案橋の東詰
(女中の話)村垣の相手は、越後の溝口様の御用人、伊藤彦太夫様(越後新発田5万石、溝口主膳正の用人をつとめる伊藤彦太夫、その人)(「剣の誓約」で遺恨のある伊藤三弥の父)
その夜の襲撃/場所は大治郎の道場/大治郎みごと撃退
三浦(金ちゃん)はその見事さに剣客の血が騒ぎ。剣を交えるも散る。
以上
今回もお付き合いいただき、ありがとうございます。
次回、第7話『御老中暗殺』にて、第一巻が終了いたします。
今回の地図作成の試みは一段落としたいと思います。
今後のいろいろ。
第2巻以降も、小兵衛の隠居所、大治郎の道場を中心に物語が展開しています。第一巻は地図を1話ごとに作りましたが、今後は巻単位にしようかと(今のところは・・・あくまでも案ですが)。
「江戸そぞろ歩き資料」として出発した地図づくりではありますが、京都へ行く話もあり、それも挑戦したくなっております。
まずは画像でなく動く地図(グーグルマップ)を貼りたいです!
みなさま、今回もご覧いただき、どうもありがとうございました
まだまだ暑い日が続くようです、どうぞご健祥にてお過ごしください。