見出し画像

ムラサキツユクサ

 紫露草が咲いていた。けっこう逞しい場所だ。

ムラサキツユクサ

 カタカナと漢字表記では、雰囲気が変わる・・気がする。
 ツユクサというと、別の花を思い出してしまう。花が同じ形だからかな?

ムラサキツユクサ

 ムラサキツユクサには思い出がある。いつ・どこでだか忘れてしまったけれど、大学生が
「うちの大学は三流だから」(含意:学生は遊び惚けてもいいんだ)
といったとき、その大学に勤めている(卒業生か?知り合いかも?急に記憶が怪しくなってごめん!)という人が聞きづてならないと怒った。
「施設はちょっと古いかもしれないが、先生は一流だ」
「努力しない学生が三流なんだ」
 (施設は二流かもしれないけど・・・と含んでいるよね?)

 なんで覚えているかというと、怒った人が、もちろん有名な先生も引き合いに出していたんだけど(その世界の権威でちょっと高齢の方が多いらしい)、若手新鋭の学者さんの名前を連呼(この名前は忘れた)して、ムラサキツユクサの雄蕊を研究して、放射能汚染についての論文を出した、と言ったからだ。

 その印象のギャップ、忘れられない。
 当時、ムラサキツユクサの楚々としたさまは乙女の琴線に触れていた。
      (アハハ、私も乙女だったのだ)

 お茶くみが普通にある時代のちょっと聞きかじった会話が忘れられないなんて、ちょっとへんだけど。今もムラサキツユクサをみると、どう?この辺は?教えてくれる?と心が動く。

 




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?