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美容機器のプロが教える失敗しない脱毛サロンの選び方

夏真っ盛り。「脱毛しとけばよかった・・・」と後悔している方も多いのではないでしょうか?とはいえ、脱毛サロンってあり過ぎて選び方がわからないですよね。

先日、「同じサロンに3年通っている」という声を聞き驚いたことがありました。美容関連のプロとして3年通い続ける脱毛はナンセンスです。

ということで美容機器のプロが考える脱毛サロンの選び方を紹介していきます。

エステサロンと医療脱毛どっちがいいの?

「脱毛をしたい」と思った時最初にエステと医療脱毛どっちよいのでしょう?

実は最近では医療だから早い・抜けるという時代ではなくなってきています。脱毛機器の種類・方式によって違います。エステだから、クリニックだからと決めるのではなくポイントを押さえてサロンを選ぶのが賢いです。一般的に大きく分類すると2種類の脱毛方式があります。

①単発式脱毛

一般的に「IPL脱毛」とも言われることが多いです。光を肌に当てることで「メラニン」に反応させ毛根まで熱を伝え毛を生やす組織にダメージを与え活動をストップさせていきます。活動がストップすることで、施術から約10日程度でするんと毛が抜ける実感をされる人が多いです。

単発式脱毛は毛周期という毛のサイクルに合わせて施術していくことがポイントになります。毛周期は3つのサイクルがまわっています。

・成長期

毛が毛根から栄養を受けて伸びる時期。このとき肌の表面に毛が見えるようになします。
毛と、毛を作る組織がしっかり引っ付いている時期です。

・退行期

肌の表面に見えていた毛が抜け落ちる時期。
毛と、毛を作る組織は分離します。

・休止期

毛を生やす活動を止める時期
次に生える毛の準備をしています。

単発式脱毛は成長期の毛にしか効果がありません。すべての毛の成長期に光を当てるのには数回必要なので1年~1年半は通う必要があります。単発式脱毛は毛根からダメージを与えられるので永久脱毛に近い効果を出したい方にはおすすめです。

単発式脱毛サロンを通う時に確認するポイント

「永久脱毛に近い効果出るのってめっちゃいいじゃん」と思いがちですが、通い方次第では本来の効果を出せない場合があるので要注意です。単発式脱毛は毛周期に合わせて通えるかどうかがポイントです。一般的に毛周期が1か月半~2カ月と言われていいるので1か月半から2カ月でコンスタントに予約が取れるサロンなのかを事前に確認する必要があります。

②蓄熱式脱毛

一般的には「SHR脱毛」と言われることも多いです。光をあてることで脱毛していくのは「IPL脱毛」と変わりないのですがSHR脱毛は、肌全体に弱い光を当てることで毛根のそばにある「バルジ領域」に刺激を与えます。バルジ領域は毛根に対して毛を生やす命令を行う「発毛因子」を作り出す場所です。つまり「毛の工場」にアプローチしていきます。そもそもの毛を作る量を減らそうという考えが蓄熱式脱毛になります。

そのため蓄熱式脱毛は毛周期関係なく施術できるので比較的早く効果を実感していくことが可能です。「半年で脱毛完了!」と広告掲載されているサロンなどは蓄熱式脱毛の脱毛器を使用していることがほとんどです。

しかしながら、毛の工場の活動を止めることは難しいのでまた工場は再開してしまうことが多いです。そのため脱毛完了後、数年後毛が生えてきたということも考えられます。

最近では、エステ、クリニック関係なく2つの脱毛方式のどちらかを導入している所が多いです。

蓄熱式脱毛サロンに通う際のポイント

蓄熱式脱毛サロンに通う際のポイントは料金です。蓄熱式脱毛サロンはある程度脱毛が完了した後、数カ月に1回程度はメンテナンス脱毛が必要です。そのため通いやすい価格か、メンテナンス脱毛としての通い方はできるのか?という確認が必要になります。契約の有効期限など良心的でない場合があるので有効期限も確認が必要です。

結局どっちがいいの?

結論として・・・

回数はかかってもとにかく結果を出したいという方は単発式脱毛

とにかく早く一旦脱毛しちゃいたいという方は蓄熱式脱毛

をお勧めします。それぞれのメリットデメリットがあるので理解した上でサロン選びが必要になります。

個人的には蓄熱式脱毛である程度脱毛をしてそれでも生えてくる毛を単発式脱毛で退治するのが一番効率的だと思います。両方を脱毛方式を取り入れているサロンで検索するのも効率的かもしれないですね。

せっかく脱毛に投資するのだから、今の脱毛方式を理解して失敗しないサロン選びを、、!