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フォーク酒場がやめられない

友人と四ツ谷駅で待ち合わせる。
2人で待ち合わせをしたのはたぶん、2年とか3年とか、そのくらいぶりだった。
彼はもうすぐ、女の子の父になるらしい。

「フォーク酒場」というジャンルの居酒屋がある。居酒屋といってもライブバーに近い感じで、フォークギターが置いてあり、客が自由に歌い、演奏できる。
演奏されるのは名前のとおり70年代のフォークソングが中心で、客層も60オーバーのおじさまが多い。

今回は初めてのお店、四谷「風街ろまん」(はっぴいえんど!)。
コロナで足が遠のいていたフォーク居酒屋、足を踏み入れるとギターやベースやカホンや三線まで置いてあって、その日最初の客だったので自由に触らせてもらう。

久しぶりに人前でギターを弾き、歌わせてもらった。友達の歌う「落陽」に勝手にコーラスを入れたり、マスター含むおじさま3人のかぐや姫に手を叩いたり、常連のお姉さまたちも含めてお店にいた全員で「あの素晴らしい愛をもう一度」を大合唱したりして、わたしの一番好きなことってこれだよなあ、と思い出す。

ドラム教室に通ってみても、知り合いのバンドの手伝いをしてみても違った。好きな曲を、同じように好きな人たちと、「いいよねえ」と言いながら歌ったり、演奏したりすること。

まあでも、ドラム教室もバンドのサポートも、それはそれで発見があったし、しばらく音楽から距離をおいていたけど、「自分としての音楽との関わり方のベスト」が見つかりそうなので、よい時間の重ね方だったなあと思う。

久しぶりに、新しいお店を開拓したいなどと企んでいる。




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