初日から4・5日が経って
幕は上がっています。このへんの感動はまた書くとして。
こうなってしまえば僕がレポートすることなんてなくなってきて。
だって観れますからね。どなたでも。
僕も時間の許す限り本番を見ています。
それにしても、
一つの作品をこんなに何回も見ることってこれまでありませんでした。
映画でせいぜい2回、舞台は1回きりで満足していました。
でも、こんなに違うんですね。見え方が。同じ舞台なのに。
Wキャストの組み合わせで違うのは当然として、観劇2回目以降は1回目と全然違うところに目が行くようになったりします。
具体的にいうと、航生が演じる政則とか。
自らがしゃべっている時以外、シーンのメインじゃない場面での立ち振る舞いをこっそり見ると、そこでも当たり前ですがちゃんと政則で、今起きていることが政則にとってどういう意味を持つのかを、黙っていても雄弁に教えてくれます。
この、どこを見るかを自分で決められるのがライヴである演劇のいいところなんですね。
(ちなみに優れた演出家は、巧みな演出や立ち位置で、観客の視線をメインの場所に誘導します。それに従っていれば、スムースに演劇に没入できますが、いつまでもそれに従っていなければならない、というルールもありません)
そう思うと広い舞台の上の立つ全員が見どころになりうるわけです。
それが演劇好きの方が複数回を観られる理由なんでしょうね。リピーターチケットの意味がわかります。
僕自身も、なんか気に入った作品があれば、何度か観てみようと思いました。
ーーーあ、まあ、確かに、メリーポピンズ、何回でも観れるものならみたい。
なので、ヴァグラントマニアの僕が、2回を見る人のために、僕なりの見どころを紹介します。1回目の人も、余裕があったら注目してみてください。
第一弾です。
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