新藤晴一

Haruichi Shindo 新藤晴一 Guitarist Songwriter N…

新藤晴一

Haruichi Shindo 新藤晴一 Guitarist Songwriter Novelist

マガジン

  • 散文、もしくは想像の遊び場。

    ハートランド(生ビール) ¥580

  • 稽古場でヒマな人と思われたくなくて ヴァグラント稽古場レポ

    ミュージカルが作り上げられるのを稽古場で見ていたいけど、それだけだとヒマな人と思われそうで(間違ってはいないが)レポートとか書いていたら格好がつくんじゃないかと思って。無料です。

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noteを始めるにあたって

新藤晴一 ポルノグラフィティ ギタリスト      作詞作曲 作家 脚本 noteを始めるときは、その所信を表明しておくのがここのマナーらしく。僕もそれにならって。 といっても、常々、クリエーターでいたいと思っている僕が、「個人のクリエイターが自分のメディアとしてコンテンツを発表するためのプラットホームです」というnoteにたどり着くのはまあ自然のことかなあと。東横線に乗ってたら、渋谷駅に着くくらい自分にとっては自然なことかなあと。

    • たまにはゴルフの話

      この間、アトリエでアレンジャー、鍵盤の宗本康兵とプリプロをしました。 いつもは僕が何曲かメロディのアイディアを用意して、それに対して曲の方向性を決めるといった工程なんですけど、その日はノーアイディア。 忙しくてなかなかスケジュールがとれない康兵をおさえていますから、キャンセルするのはもったいない。 ということでお茶でも飲みながらおしゃべりでもしようかと作業は始まりました。 そのうち、お茶でお腹がチャプチャプもなり、せっかくなんでいつもと違う感じで作曲でもしてみようかという話

      • 詩人

        ツアー終わりました。 珍しく母親から「ツアーお疲れ様」のラインが来て「今回もよーさん人が来てくれたわ」と返したんですけど、やはりそれが何よりありがたいことです。 その感想などはFC会報などに譲るとして。 取り急ぎお礼まで。 ツアーが終わって、昨日、ポルノチームでお花見をしてきました。 コロナの時期はしていなかったので、約3・4年ぶりでしょうか? お花見会場は以前と同じ郊外の公園。 東京には街中にも桜の木が多かったりしますが、公園は木が思う存分根を張れるからか、それとは枝の

        • 占いスナック

          広島ライブの時、知り合いによく当たると評判の占いスナックに連れて行ってもらいました。食事の後に。 ドラゴンボールの占いババさながらのママさんが、四柱推命(でしたっけ?)でズバいうわよって感じでした。 僕はどう言われたのか・・・いまいち覚えていないんですけど。今年が良い年だって言ってもらえたかな・・。

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        noteを始めるにあたって

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        • 稽古場でヒマな人と思われたくなくて ヴァグラント稽古場レポ
          17本

        記事

          PRS

          どどんと、写真からいきますね。 さあどうぞ。ご覧ください。 そうです。僕のニューギターです。 '91 Artist series PRS PRS。ポール・リード・スミス。 僕が色気づいた頃に読んでたメンズノンノで、おしゃれなブランドといえばポール・スミスでしたが、こっちはポール・リード・スミス。 購入したのはPRSを中心に扱う楽器屋さん。結構郊外の。 こじんまりとしたお店とはいえ、入店した瞬間から僕にはこいつが光り輝いて見えてました。 「ふてほど」風に昭和の感じでいうと

          夜の時間

          夜の底に大したものはない。 若いという時間が終わりかけていた頃の話ですけど。 そんなふうに考えたことがありました。悟った風に。 それでもまだ夜な夜な飲み歩いていた時代の話です。 その夜の一杯目の酒は美味いものです。 日中がどんなにしんどかったとしても、グラスの中で揺れる琥珀の液体は気分を高揚させてくれます。夜の始まりです。 テーマパークの門をくぐった時の気持ちに似てるんですかね? よし、隅々まで楽しんでやろう、みたいな。 一杯目を飲み干した時点ですでに心は躍っているわけで

          夜の時間

          バッファー

          こないだ、良さげなバッファーを買いまして。 バッファー。ギターの機材です。 説明するのがめちゃくちゃ難しいんですけどね。 エフェクターといえなくもいけれど、厳密にいうとエフェクターではないんです。 電気的な話なので。何より僕がよくわかってない。 ローインピーダースとかハイインピーダースとか。 エフェクターといえなくもいけれど、厳密にいうとエフェクターではないんです。 じゃあ何か。 電気的な話を置いておくとして、エフェクター的な視点から話すと、「音をちょっと良くする。けどギター

          バッファー

          鼻がきかん

          最初からおまけみたいなことを書くんですが。 さあ、noteの記事を書こうと今、スタバに入りました。 カフェアメリカーノのトール(腰を据えるつもりです)を受け取り、店内を見渡すと、勉強などをしている人たちで混んでいるにも関わらず、よさそうな席が空いていたので、そこに陣取り、PCを開きました。 そこで気づきます。なぜここが空いていたか。 顔を上げるとテレビがあるんです。 ここは商業施設の中にあるスタバなんでそういうこともあります。 問題はカープの宮崎キャンプの模様が中継されてい

          鼻がきかん

          シラフくん

          ツアー回っていますよ。 来週は大阪ですか。 こないだ行った北海道。スタッフがこれまでの公演数を数えてくれていたんだけど、今回で54公演目なんだと。 デビューして25年も経って、それまでに53公演もしているのに、54公演目も満杯の会場で迎えてくれた北海道の方たちには感謝しかありません。 うちの実家の母でも、こんなには歓迎してくれません。 正月に帰省することを伝えたら「去年も帰ってきたじゃん」って言われましたから。 北海道の人が「あれ? ちょっと前にも。。来ました。。よね?」っ

          シラフくん

          スケジュール帳

          全国ツアー回っています。 初日の名古屋で初めて、コンタクトレンズをつけてライヴをしました。MCでも言いました。 僕は普段メガネをかけていて、裸眼だと10m先にいる人の顔もよく見えないくらいです。 昨今では衰えもあるんでしょうね、哀しいかな、薄暗いステージ上では、曲順や歌詞のカンペも怪しくなってきたので、思い切ってコンタクトを使ってみました。 それにしてもあんなに見られているんですね。僕は。 これまでは視界はぼんやりでも、客席から届く気に対して立ち向かってやるぜ、とかいう

          スケジュール帳

          定点観測

          定点観測って、やっぱり変化がわかりやすいですよね。 例えば理科の時間に見た映像のやつです。 朝顔が土から芽を出して伸びていくのを、同じカメラで撮り続けて早回して、なるほどこうやって植物は成長していくんだ、と学んだことがあります。 他には、東京スカイツリーが出来上がっていくのを何年かかけて撮った映像も見たことがありますよね。 そういうやつです。 なぜこんな話をするかといえば、同じ仕事を25年間やっていると、同じシチュエーションを繰り返すことがよくあって、だからこそ自分の変化

          定点観測

          かっこいいコンサート

          「盆・暮れ・正月」 我々、生真面目なジャパニーズも、公に気を緩めて休んでいいと決めた祭日です。 その内の「暮れ・正月」はセットで、昨日あたりから突入しています。 聞いたところによると、2024年は1月1日が月曜日ということで、もうその週は休んでしまおう、的な感じで、8日くらいまで連休をとる方も多いそうですね。 そんな中! 1月4日からリハーサルが始めるロックバンドがあるっていうじゃないですか! どこのどいつだい? って話です。 ポルノーぉ グラフィティだよー。です。 覚えて

          かっこいいコンサート

          観劇日記

          年明けのツアー「PG wasn't built in a day」のRHが始まっています。 まだおっかなびっくり曲をやっている状態です。 「最近もツアーでやった曲」みたいな立ち位置の曲でも、それは2年前だったり4年前だったりしますからね。 「確かにあのツアーでセットリストの中で大事な曲だったな、気持ち入れて弾いたな」という記憶は残ってても、どう弾いたか、一つも覚えてなかったりします。怖いです。自分が。 そういう時に頼りになるのが譜面です。 自分用の譜面には、自分なりの書き込み

          有料
          300

          観劇日記

          ピラティスのことだったり

          歌詞のOKがなかなか出んなー。方々からの。 いや、デビュー当時、ディレクターのダメ出しが、結果的に自分を高めることになった経験を持っているので、ダメ出しは望むところなんですが。 たったこれだけなんです。 音符の数を数えてメモしたものです。 作詞の作業の前にすることです。 たったこれくらいの音符が2回くらい繰り返されたのが曲です。ここに気の利いた言葉を入れるだけなんです。作詞って。 そりゃ、メロディは音符の数だけじゃなくて音程もリズムもあるんですけど、それにしても、言葉の数は

          ピラティスのことだったり

          作詞日が近づいて

          ポルノ的には年明けのツアーのミーティングを重ねているところです。 セットリストもそうですが、セットやなんかも。 今回は舞台のデザイナーにも入ってもらってるので、面白いアイディアがたくさん出てきて面白いです。 ボツになるのも多いですが、いいんです。 「面白いアイディア」→「現実的にはかなり難しい」→「さあどうする?」 というサイクルが正しいクリエイティブだと思ってるので。 この逆は最悪です。 「予算や重量などの現実問題」→「その中でできること」 これはセットの話だけじゃないです

          作詞日が近づいて

          影響

          「影響を受けた作品はなんですか」 よくインタビューで聞かれる質問です。 これに答えるのって難しいんです。 「好きな作品は」と聞かれたら答えられなくもないとは思います。 もちろんこの質問だって簡単ではないです。 僕もそれなりに長く生きてきているので、音楽なり映画なり、それなりな量の作品に触れてきていますから。 「まあ、映画、”タイタニック”は好きでしたね」 と答えるとします。 ただ、タイタニックから何かを影響を受けているかと聞かれたら、どうでしょうか? 「エンディングのあのシ