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トントン拍子に3回目の採卵をしてきました。わたしの体頑張った。

おはようございます

goromiです。

いつも読んでくださりありがとうございます(^^)





先日、1年ぶりの採卵をしてきました。

自費診療での体外受精へと切り替えるか悩んでいたのですが、PGT-A/SRの説明を受けたうえで、やはりあと2回残っている保険適用を使ってからにしようと決めました。
そう決断し先生に伝えたところ、じゃあ今月しましょうということになり!してきました。


1回目の採卵では、採卵する当日にお腹が張って張ってもう苦しくて、ぎっしり卵胞が詰まっているという感じで、起き上がるのも歩くのも一苦労なほどでした。

痛いし苦しいし辛いし。

夫が一緒にクリニックまで付き添ってくれたのですが、わたしの歩くペース一歩一歩が遅くて遅くて。

それを目の当たりにしているだけに、2回目・3回目の採卵の周期ではわたしも夫も心構えをしていました。

凄く苦しいのがくる。

そう思っていたのですが、2回目の採卵では「すいすい歩けるやん」と、母親に付き添ってもらいながらもお腹に違和感がほとんどない状態で採卵を迎え。


そして3回目。

採卵当日までにはすでに、妊娠したようなパンと張り出たお腹。
痛いわけではないけれど、動きが鈍くなるほどは重い。

当日までのエコー診察時には「卵胞育ってるからね。これはしんどいね」と何回も言われていたので、今回の採卵は1回目のときのように、悲惨な状態になるかもしれないと夫と2人覚悟をしていました。


そして当日の朝。

普通に歩ける。
お腹は張ってるけど、1回目とは比べものにならないくらいマシ。
これは本当に採卵できるのだろうかと不安になるくらい。
1回目があまりにも辛くて苦しかったから、もうその印象が頭から離れない。辛くない方が体にとっては嬉しいけど、辛くない状態になると返って不安が増すものですね。

そんなことを思って挑んだのですが、結果すごく卵胞が育っていたようで、先生からも「しんどいよねー」とまた言われ。
排卵してしまっているとかでもなかったんだと、そこだけはホッとしました。

終わった後の診察では卵巣過剰刺激症候群になりかけている状態だったと知り。

確かに、採卵後に両方の卵巣あたりが痛くて痛くて。今は痛みはないですが、採卵後に痛みがあるのは今回が初めてでした。
あと採卵中も痛みがあったのは今回が初めてです。
麻酔が効いていなかったのかな?


採卵日は朝から絶食。休憩時間やなんやかんや合わせて午後の3時に終わり。胃もなんだかおかしい。食べていなさすぎておかしい。

家に帰ってから、お寿司とシュークリームを一気に食べてさらに気持ち悪くなったのは、自業自得ですよね( ;∀;)




今までは採卵をする月を決めて、その前月に準備期間として生理周期を整える薬で調整をしたりと、採卵月を含めて約2ヵ月のスケジュールが組み立てられていたのですが、今回は保険適用の2回を使うと決まってからすぐに自己注射が始まりました。

トントントンと、7月中に採卵することに。
今まではもう少し期間を設けて採卵をしていたので、
「もう注射始まるんですか!?」と驚いてしまいました。

素人には分からない、この流れならもう今月採卵できるだろうという考えが、先生たちの中ではあったということでしょうか?

それとも今回の採卵までの経緯が、流産→異所性妊娠→稽留流産と続いたので、(今は比較的気持ちが落ち着いている状態ではありますが)それが続いて起こった時期の焦燥感と絶望感が先生たちにも伝わってしまったのか……。


1番辛かったのは今年の稽留流産。

先生や看護師さんたちに励まされながらクリニックを卒業し、市立病院で妊婦検診を受診し、3回も心拍を確認できてやってきた10週目。

心拍と成長が止まっていると知った時の絶望。

しんどかったですね。


また採卵から始めなければいけないなーと、ある程度日が経ち落ち着いてから、頭の中で今後のことを考え始めたとき。

クリニックへどう伝えればいいか。先月卒業したのに、なんて電話すればいいのか。
正直に伝える以外ないのですが、そのときのわたしには電話をかける勇気が中々もてなかったです。


携帯にクリニックの番号を表示しながら考えて数分。
もうかけてしまえ!と思い、電話をしました。

受付の方に事情をまず説明するのですが、自分の名前と診察番号を伝え始めた時から泣いてしまい、上手く話せなくなってしまいました。


1人目のときから通っているクリニックだったので、名前を聞いただけでわたしの顔を思い出してくれる受付の方や看護師さんも当然います。

名前と診察番号を聞けば、「あ、先月心拍も2回確認できて、無事に卒業した人だ」と分かる。

その患者がもう戻ってくる。

何かあった事は明白で、多分察するだろうな。


クリニックには1人目のときと合わせると5年通っています。

その5年間、当然苦しい事辛い事悲しい事、そして自分でも初めて知る暗くて黒い感情がありました。


クリニックで泣いている患者さんを時々見かけました。

その姿を見ると、わたし自身もその方の気持ちは充分に察することができ、辛く悲しくなりました。
ですが、わたし自身、先生たちや看護師さんたちの前で泣いたり弱音をはくことはしてきませんでした。

看護師相談という予約枠もあり、自分の中にある気持ちを吐き出す場所もあるクリニックですが、わたしは一度も利用したことがなかったほど、内に内に留めていました。
もちろん結果次第では家では大泣きしたり、夫に八つ当たりしたり。←申し訳ないです( ;∀;)

それは、妊娠出産は授かりものだから仕方ないと冷静な考えがあったからでも、毅然としている方がかっこいいだとか、恥ずかしいという思いがあったからでもなく。

静かに泣くということが出来ないだろうなと分かっていたからです。
みっともない姿で大泣きしてしまう想像がついたからです。
なので泣きそうな結果を言い渡されても、クリニック内では我慢をしていました。


そして今回、電話ではありますが初めて泣きながら看護師さんと話しました。

泣きすぎて、ちゃんとした言葉になっていないにもかかわらず、急かさず電話越しで寄り添うように話を聞いてくれた看護師さん。

その看護師さんがいたから、また同じクリニックに通う決断をしました。





今回の採卵後、病院のベットで休憩しているとき、隣のベッドに患者さんが看護師さんに付き添われてやってきました。

カーテンで区切られているのでお互いが見えない状態ですが、看護師さんが去ってから隣のベッドから静かに泣いている声が聞こえてきました。

辛い悲しい苦しい、そして少しの悔しさ。

分かるよ。その気持ち凄く分かる。
でも安易にそんな言葉をかけてあげられないほどの感情が、泣いている当人たちの中に存在しているのも知っています。
でも心の内を察することはできるし寄り添うことはできる。
もしわたしの友人だったら、カーテンを開けて肩を抱きしめているなと思いました。



普段の生活の中で、努力していても結果がでない事があって、だけど成長はしているし、努力の過程で新しい道や何かが見つかることだってある。
わたしはそんな考えがあってもいいなと思っているのですが、
妊活・不妊治療に関しては、そう簡単に言い切れるものではないなと思っています。
先が見えない状態が続く。努力していても、必ずいい結果に結びつくとは限らないなかで、さらにはこの不妊治療の努力がどういった成長に繋がっているのかなんて分からない。分からないし、そんな事すら考えないと思います。
良くない結果が出ても、前向きに前向きになんて、常に思える人なれる人の方が少ないと思います。
ただ似たような境遇の人たちに寄りそえる心と、周りの人たちに対する心配りはグンと強くなると思っていますし、そう信じたいですね^_^

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