どういう本が好きと聞かれても難しいなと思っていたけれど、
韓国のエッセイ本は最近、自信を持って答えられるようになった。
人の内面にこんなにも寄り添うことができるのだと感嘆していた時期もあれば、ある時ふと、これほど多くのエッセイ本が出版されているのは、生きづらい社会を反映しているのかと思うと、切ない気持ちにもなる。
「心にも筋肉がある」という表現をどこかで聞いたけれど、筋肉が大きくなるためには、負荷をかけ細胞を破壊し、新たな細胞が作られる過程を経るように、心にも沢山の負荷が必要らしい。社会にもまれ、人に傷つき、どこか見放されてしまったようなそうした境遇から、これらの言葉は生まれてきているのだろう。
早く韓国の書店巡りしたいな〜