新年のご挨拶& #もじのイチ参加レポ

皆様、新年明けましておめでとうございます
同時に、元日の北陸地震に被災された皆様におかれましては、謹んでお見舞い申し上げます
本年もよろしくお願い申し上げます

さて、昨年は年始に横須賀のZEROFESTAに行ってきたのですが、今年はオリジナル文章系オンリーの即売会、第1回もじのイチに参加してきました

年末付近からの病気の再発はおおむね治ったこともあり、とりあえず設営ぐらいは少し手伝おうと、朝4:00に起きて名鉄の始発からの新幹線で東京・浜松町駅に…
途中で、浜松町と浜松を間違えて降りるボケはしませんでした。よかった

浜松駅(静岡の)は何度も降りたことがあるんですが、浜松町駅(東京の)に降りたことはなく、駅であきらつかさ氏と合流して、会場の東京都立産業貿易センター浜松町館に無事到着

会場は2階。入り口→エスカレーターを登って、一番奥なんですが2階に来てから会場フロアどこやねんとやっぱし迷ったw(この辺のことは後半の参加レポートにて)

だいたい設営開始からの序盤と思しき時間には着いたんですが、設営もう終わってたので出番なし。

主催者+運営2名なのは知ってたので、マンパワー不足が一番懸念のイベントだったのですがひと安心。

設営。精霊の水瓶を文庫化
スペースがきれいに収まった
右側1/3のコミュスペは今年
委託スペース運用も思案中

設営のテーブルは90cm×90cmと、横幅はコミケやコミティアとほぼ同じなんですが、奥行きはほぼ倍
バックヤードに余裕があるのは、個人的には使いやすいですね

感染症対策にも良いと思います。ポータブル空気清浄機も今回は大型のものを持参しましたが、余裕で設置できました

いざ開場。
初めてご一緒する両隣のサークルさん(葉山かのこ氏/ちょんまげネコ氏)と会話しつつ、まあゆっくり時間が経過

一般参加者の数からして、総頒布数は名古屋コミティアよりは低いと見積もってかかっていたので、おおむね想定範囲内なのでそこは問題なかったかなと

『ストリング・クロス』が久しぶりに出たのは本当に良かったですね

ただ1点、見本誌コーナーもあったので、このイベントに参加される規模のサークルさんがコアターゲットの『イベントうりあげミニ手帳Mk-2』を置いたんですが、一般参加者さんにはじつは好評で、実際スペースまでお買い求めに来ていただいた人もいた反面、サークル参加者からの反応はいまいちでしたね。

だいたいどのイベントでも、サークル参加者のどなたかが、ほぼ必ずご購入される本のひとつなんですが、まだ頒布が浸透していないサークルさんが多い会場でこれは初めての事態なので、個人的には要検証かなという次第……

差し入れは多数いただきました、皆様ありがとうございます!!
一部は帰りの新幹線でいただいてしまったので画像はなく💦

15:00~15:45頃は巡回スタッフということで、会場をパトロールのお手伝い。雑談で笑いっぱなしの巡回スタッフでサーセンw

運営手伝いとして、しかめっ面だけは絶対したくなかったので、なるべく常に笑っていよう、陽の気全開と心がけていたのは確かです。そこは、安心のHyourock氏のおかげさまもありました。兄貴ありがとうございます

ガチャは他の参加者さんに楽しんでもらいたいと元々思っていたので、まあ最後にやれたら話の種にやろうかなぐらいの感覚でしたが、見事にガチャ完売でガチャは引かずに終了

他の参加者さんが楽しそうに待機列を作っていて盛況だったので、良かったんじゃないかなと思います。参加賞のホワイトサンダーもらえたからいいですw

スペースを片付けて会場の撤収作業に参加して、無事イベント終了

帰りに東京タワーが見える
ピンボケした💦

翌日仕事が一番の理由ということで、公式打ち上げは不参加…(この件に関して詳細はレポートに)

ウイスキー水割りを片手に
ストクロが売れた日のウイスキーは感無量

代わりに、会場下のタリーズと東京駅で、約4年ぶり(?)のタブレットマギウス電書魔術会議(ミニ)とちょい呑み打ち上げを行い、新幹線で帰名しました

地元に帰ったらしっかり雪降ってたのは予想外デシタw

運営の皆様、参加された皆様、もじのイチお疲れ様でした!

-------------------------------------------------------
以下、レポート。長いのであしからず

【良かった点】
(1)雰囲気が陽の気に満ちていて良かったです

手練れ感あるベテランサークルが多かったのもあるんですが、活動年数が浅めのサークルさんも、マナーの素晴らしいサークルさんが揃っていた印象です

(2)会場の選定が抜群+感染症対策も及第点
綺麗で天井も高く、スペース配置にも余裕があって快適でした
交通の便も山手線沿いで便利でした。降り口間違えましたけど…(北口から降りないといけなかった…)

感染症対策ですが、会場とりわけ天井が高くて広々としているので、空気清浄機は相当な台数、または馬力のあるものが必要で、個人主催では空気清浄機は現実的な会場ではないですね。無しの判断は正解だと思います

しかし、片側換気はできていたのと、人口密度が低かったこと、通路も広くて余裕があったこと、テーブルの奥行きが広いことから、マイクロ飛沫対策は合格点と思います

追加で何かして欲しいともし言われたなら、サーキュレーター1台持ってきて入口側から強制排気をかけるとかで十分でしょう

サークル参加者のマスクの着用率は、任意ながら非常に高かったので安心感はありました
今後も冬期開催のことを考えると、「~任意となります(季節柄、無理のない範囲での着用は推奨しています)」的な一言は添えても良いのかな感はありますが、角が立たないようしれっと添える文言が難しいところです

(3)主催側のお楽しみイベントは、サークル販促サポートに特化していた
各サークルで作品を購入してシールを集めると豪華景品付ガチャ、という試みは非常に良かったですね。
恩恵を受けたサークルさんは多かったのではないでしょうか

 個人的には、シール点数稼ぎに対応するため、低価格帯作品(100円のポストカード2種/200円のイベント売り上げミニ手帳Mk-2/200円の十字架の翔ばたき&タブレットマギウス香散見草の咲く丘で)は持ち込み点数を多くして対応を試みましたが、シール点数稼ぎ目的で購入する層はいなかったのかなと思います。その辺はシビアでしたね

【今後の課題と感じた点】
(1)イベントの特徴について
 オリジナル文章系サークルが主体参加できる小規模即売会は、コ◯ナ禍前は複数あり、
・本の杜
・夢を紡ぐ創作の集い(通称ゆめつむ)
・うちの子が一番カワイイ!(通称うちカワ)
・Text-revolution(通称テキレボ)
あたりが比較的人気があったところかなと思われるんですが、個人主催ということもあり、コ◯ナ禍を機にいずれも次回開催未定の状況が続いています

そのため、コ◯ナ禍後は初めてのこの手合いのイベントが“もじのイチ”だったわけで、
上記のその他既存即売会の、再開未定が今後も続く場合、もじのイチが後継イベントという位置付けになっていく可能性もあるのですが、

個人の結論から先に言えば、既存即売会の後継イベント/受け皿イベントという見られ方はされて欲しくない気もします

今回は、ビフォーコ◯ナから長く活動してるサークル参加者、一般参加者には要は過去に比較対象が存在してしまっていた、という一長一短な点があり「ゆめつむ/うちカワカラーの後継イベントなのか」「テキレボカラーの後継イベントなのか」という点での注目はあったと想像され(かくいう私もその辺は参加前に気にはしていました)、次回でその辺のベテラン参加者の判定が出てくるんだろうなと

一方で、既存だった小規模即売会は未経験のサークルさんとしては、何かの後継イベント/受け皿イベントという概念は一切ないわけで、第1回もじのイチの雰囲気こそが、今後の小規模即売会のスタンダードカラーになってゆくのではないかなという意味では、まさに金字塔の歴史的イベントになった可能性を秘めていると思いますね

それだけ、運営のスムーズさや雰囲気作りとしては、コミティアともコミケとも文フリとも違う、新しい景色を見て成功体験を得たサークルさんが多かったと思いたいですね

今後、新しい景色からではなく色々な物差しからの比較論みたいな総評は出てくると思いますが、今回新しい景色を見た人のためにも、もじのイチはもじのイチである、という一本芯の通ったスタイルを今後も是非貫いて欲しいと思いました

(2)会場への導線が弱かったような気がする
何せ、2階に上がってから会場のホールどこか探した私ですから、どうしてもそこは思ってしまいました
(会場への導線の弱さは、小規模即売会の持病でもあるのか、去年参加したZEROFESTAは率直に言ってヤバいぐらいひどかった。館内で迷子になったし…)

当日既に指摘があり、小型の導線案内看板を現地急造したようで、幸い多少は解消されたように思うのですが、
A0×2枚連結ぐらいのサイズの大型垂直掲示物を入り口扉前に事前に用意するなどして、エスカレーターを上がった人に遠目からでも一発で会場ホールが分かるようにする、というのは大切かなと思いました

予算との兼ね合いはあると思いますが、その点は対策をお願いしたい気はします

(3)事前告知の課題
今回、Twitter-Xへの活動は盛んに確認できたのですが、私個人が前日までにハッシュタグ(#もじのイチ)をアプリから探した限り、Instagram/Threads/pixivには公式からの告知投稿が確認できませんでした
(Tik-Tokは私がアカウントをもってないので分かりません←)

またサークル参加者もInstagramへのハッシュタグ(#もじのイチ)投稿件数は非常に少なかった結論から、イベントのコアターゲットにSNS利用層が一致しないという判断だったと想像されますが、

同時に、Instagram/TikTok/pixiv=画像系・動画系SNSと文章系即売会は相性が悪い、Threads=歴史が浅く効果が未知数、何より運営の人手リソースがそこまで手が回らなかった、もあるかなと。
ポスター掲示なども含めたイベント告知は、どのイベントも抱える課題ですが、今後の検討課題かも知れませんね

(4)公式打ち上げの在り方
翌日仕事が分かってたのは個人的な理由なのでそこは置いておくとして、じゃあ仮に翌日休みだったら参加したか、と問われると、恐らくPCの前で参加人数の多さを見て非常に迷ったと思います

それまでの慣例に倣い的な面で企画したのだったら、少し考え物かなと正直思いましたが、インフルエンザやCOVID等に罹患した人が、潜伏期間を考えると10日迄に出ていないことを祈るばかりです

次回以降は、小1時間程度のお疲れ様ティータイム(17:30~18:30終了)でもいい気も……お酒とか弱い人、用事がある人、お子様連れの人でも参加しやすい企画にして参加ハードルを下げて、より多くの参加者が交流できる機会を設けてもいい気もしました
(時間短いこと、お茶の方がカテキン効果から感染症的なリスクが低いこともあります)

交流を深めるため夕食に行きたい人は、ティータイムのあとは各々の集落でよしなに方式も、運営側の拘束時間も減るしありなんじゃないかなぁ感はありました

(5)ジャンル分け・配置について
細かなジャンル分けがされていたイベントで、なんだかよくわからないので「その他文芸」で申し込みをしたんですが、「その他文芸」のほかに「その他小説」というジャンルもあり、????な感じはありました

ジャンル分けには様々な考え方があり、主催側で何かしら意図があってのことと思うのでこのお話はここまでとします

配置に関しては、やっぱしお子様連れサークル専用スペースは次回から作った方がいいのかなぁ……というぐらいですね

以上5項目が、個人的に、イベントとしてさらに上を目指すにおいては今後の課題なんじゃないかなと感じた点でしたが、総合評価としては非常によくできたイベントだったということは確かで、個人的には満足度はとても高いものでした

素晴らしいイベントを開催していただいたことは、感謝しかありません。ありがとうございました

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?