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詩集

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想像性を大切に創作したポエムたちです。
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#no活

詩的に天文を語る①

切れ間のない 青空のひとすみ、 ぽっかりと 色が抜けていました。 そこには、 出番にはまだ少…

夏が、春や秋を少しずつ浸食して、
いつか消し去ってしまったとしても、
それでも変わらず私は、夏を好きでいられるだろうか。

今日というささやかな幸せで満ちた日を、手の届かないほど崇高なものに感じる未来が来ませんように。

ものごとにはみんな終わりがあって、それを意識しないように暮らしている人は多いだろう。
だけど、突然やってくる終わりを、なるべくやわらかな気持ちで受け止められるように、何かにつけてやってくる「最後」を心の隅に留めて生きていくのもよいと思う。それも、積極的な生の一部なのではないかな。

2で割り切れない世界の住人Aとして

嘘か誠、そのどちらかにこの世のすべてを分類できたなら。 全ての人間が、全くの善人だったな…

酔いの醒める前に、帰ろう。

思い悩む時、人は胸の奥をつつかれる痛みで生の実感を理解する。 平凡でありふれた日常では、そのありがたみに気づかず欲張りになりやすい。そうして、そんな退屈で幸せな日常がずっと続いていくと無意識に思っているのだ。明日、自分が変わらずこの世界にいるというシナリオには何の根拠もないのに。

瞳に輝きをもった子どもたちが、できるだけ長いあいだ夢を見ていられる世界を作ることが、ピーターパンを信じていられる世界を守ることが「大人」になってしまった者たちの責任なのではないだろうか。

「言葉の精神を探る」ということは、ひとつの概念を表すための言葉をいくつも見繕うことらしい。何通りもの言葉を見比べて、吟味することらしい。

できることなら、ずっと意味のあることだけをして生きていきたいのです。

そこで、教えてください。
意味のあることって、なんですか。 それはこの世にありますか。

他人のゴールを自分のゴールとごっちゃにしてはいけないよ。
スタートが違うのだから、ゴールだって人それぞれさ。

声高に語れない言葉を一つずつ探し当ててゆくと、この世の真理にたどり着いたりすることもある。
そんな世界で、どうもがいて生きてゆけばいい。

占いに「人は自分を大切にしてくれる人と一緒にいたいものです」
思えば、自分を大切にしてくれる人をいつも好きになっていた。
傷つけて、腹の内を探って、どこまでなら許してもらえるかと。傷つかない場所にいたかった。試していたら、いつの間にか好きになっていた。後ろめたくて仕方がなかった。