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人でいたい。


さて
生い立ち編を書き終え
次は何を書こうかと思って
なぜ移住したかというタイトルで書き始めたものの、話がデカくなりすぎて
結論をタイトルにした次第。

ここに書くのは超偏った個人的な想いであって
実際は違うこともあるのを知っているから
それはわかってほしい。

そしてお時間ある方は
誤解なきよう、最後まで読んでほしいです。

なぜ移住したか
なんで長野へきたのか

これすごい聞かれるのだけど、
(答えはタイトルに書いちゃったんだけど笑)

人間らしく生きたいから

なのだけど、もう少し掘り下げようと思う。

理由は4つある


・夢の土台創りのため
・都会での違和感
・死際から逆算した
・どこまでいってもプレーヤーでありたい



ーーー夢の土台創りのためーーー


これは、夢紹介という記事を読んでもらおう…
とても話が長くなる。

https://note.com/preview/n57c0e54619a2?prev_access_key=8f1749578b9f979fcbb2c836ef457776



ーーー都会での違和感ーーー


生い立ち編を読んでない方もいるかもしれないので、軽く流れを書くと

15歳で実家、東京都国分寺市を出て
伊豆七島の一つ、伊豆大島へ渡った。
全国を歩いて、ひたすら人間と向き合った。
その末に長野へ行くことを決めた。

そんなところだ。

東京という街はだいすきだ。

東京はとても楽しいところ。
いろんな人がいて、いろんな文化がある。
美味しいお店や素敵なお店がたくさん並び
美術館や博物館、娯楽施設から大学まで
本当にたくさんの「楽しい」が詰まってる。

何より大好きな友達が1番いるのがTOKYO


でも、生きてる実感に欠けた。

なんだろう、いきなり変な例えなんだけど

例えば
よく、生業の話をしたときに
「それで食っていけるの?」と聞かれる。

これに違和感を感じる。
東京の最低賃金はいつも全国トップで、
職種も雇用もたくさんある。

だけど、いくらお金を稼いでも

スーパーに陳列されなかったらその米や肉は手に入らなくないか?

いくらお金を稼いでも
ネットワークをもってしても

物流が止まれば、紙幣に価値がなくなれば
そのモノやコトは手に入るのか?

そして何より
スーパーに並ぶ誰が育てたかわからないものより
眼に見える人間がつくったものを食べたかった。


(これは東京では絶対叶わないものではない)
(一括りにしていることへの批判は今回は置いておいてほしい)



ーーー死に様から逆算するーーー


自分はどうやって死にたいか

死に様を考える。死際を想像する。

生まれた瞬間から確実に死に向かって生きていて、誰もが絶対与えられた運命。

それを考えないで何を考えればいいのだろう。

あの頃
東京にいて理想の死に様を迎えられないと思った。

人間らしく死にたい。

それは言葉を変えると

生命力の果てで死にたい。

病室で、最先端の技術で延命措置を受けるより

自分の生命力が尽きたときに死にたいのだ。

食べ物を採りに畑へ行く道中で野垂れ死ぬ。
自然災害にのまれる。
熊に襲われて死ぬのでもいい。
キノコだと思ったら毒キノコだったとか。

その「死に際」から逆算したら
今の暮らしがみえてくる。

この発言はとても語弊をまねく。
知っている。

けどやっぱり、譲れない。

ずっと植物人間のまま延命措置をうける親戚もいる
自然災害で死んだ友達もいる
田舎にいれば熊に襲われて亡くなった方の話も聞く。
昨日は県内で雷に打たれて亡くなった方がいた。

それと、自分の理想の死際を語るのは不謹慎か?

夢を語るのと同じでいいと思うのだ。
自分の夢はサッカー選手だという発言は
野球選手になりたい人を批判しているわけではないと思う。

人の数だけの価値観を尊重しているから
同じ様に自分の価値観を尊重する。

自分を大事にできない人が
仲間を大事にできる気がしないのと同じだ。


ーどこまでもプレーヤーでありたいー


最後にこの理由を持ってきたけれど
結局これに尽きるのだ。

どこまでいこうが
何を手に入れようが
プレーヤーでありたい。

そしてこれが、1番人生を味わえる気がするのだ。


歩かないで絶景は見たくない。
汗をかかないで恵みを得たくない。
仲間全員と向き合いたい。


どーせ誰もが一度きりの人生なのなら
美味しいものは美味しく食べたい

例えば


雨が降るのをオフィスの窓越しに見るのではなく
雨の降る場所にいたい。
それか誰かと相合い傘をしていたい。


テレビ越しに火事のニュースを見るのではなく
バケツ一杯の水をもって駆けつける人でありたい。


人類史に名を刻むひとじゃなくて
子どもが孫に語る人間でありたい。


生き方を語る本を書く人じゃなくて
誰かの隣でお互いに生きることを語りたい。


従業員を抱え効率よく現場をまわす人じゃなくて
現場で汗を流す大工さんでありたいのだ。


地図や自己啓発本で道を決めるのじゃなくて
自分で歩いてみるか、信頼できる仲間の情報で航路は決めたい。


コンパスは憧れの何者かではなくて
自分の「らしさ」でありたい。


お金を稼いでお米を買うのと
田んぼで泥に塗れてお米を手に入れるの
両方正しいやり方で尊い。
けど自分が後者でいたいだけだ。


ほんの例えばの話でいうとそうだけれど

末端の人間でいたいし
みんなにチャンネルを合わせられる人でいたい

たぶんこの生き方は効率が悪い。

かけ算の様には進まないし得られない。
割り算の様には効率よくはならない。

足して、引いて、それを繰り返す。

でもそれを繰り返すうちに
足るを知る
本当に必要なことが残る。


火の熱さを知っている人間は
火傷した人の痛みがわかるだろう。
火の美しさや暖かさ知っている人間は
火を起こしたくなる気持ちがわかるだろう。
火の迫力と強さを知っている人間は
火に怯える、慎重になる人の気持ちがわかるだろう。

喩えをあげればそーゆーことで

自分の身を持って歩いてきた人間の
眼は温かいし
優しさは冷たい。
言葉は重いし
ケツは軽い。


だから生で歩いている人間を信頼できるし

自分で歩いてきた分だけは自信になる。

そしてこの生き方は
「人生を1番美味しく味わえる」
美味しい生き方であると思うから。

だから少しでも美味しく調理ができる場所に身を置きたい。



今日に食卓に茶碗いっぱいのご飯があった。

そのお米一粒一粒をつくる苦労や喜びを知っている人は
同じ一杯をもっと美味しく食べられるはずだ。

そしてさらに言えば
自分や仲間がその米を作っていたら
その茶碗までのストーリーがスパイスになり更に美味しくなる。

人生を美味しくするって、
こーゆーことな気もするのだ。



ー違う選択をした仲間と手を組むー



何かを肯定したときに
それ以外のものを否定した様にとられてしまうことがある。

今回の例にあげれば
全員がプレーヤーを目指したら
自分はプレーヤーでいられないどころか
今の日本はまわらない。

組織やシステムを作ってくれる人がいて
行政の方や機関の方がいる。
研究してくれる人がいて販路を整備する人がいる。

彼らのおかげで我々がいて
我々のおかげで彼らがいる。

シナジーマップを1人で描くつもりはない。
仲間で描くのだ。

大親友たちが、
一見別の生き方をしている。
本気のマブダチたちがだ。

それを否定しないどころか、
固く手を組んでいる。
僕らは反対にいないから。

会えば熱く語る。
手段は違うが行くところは同じ。
住む場所は違えどコミュニティは同じ。


ただ、
それでもみんなに伝えたいことがあるとしたら
それぞれ各々の暮らしの中に
身をもって温度を感じれる時間があってもいいのではないか、と。

みんな畑を耕して野菜をつくろうなんてことを言いたいんじゃない。
なんなら、全員プレーヤーであれると思っている。
どんなに大きい会社の社長だろうが、プレーヤーである人はある。

便利、効率、コスパ、
そんなものが溢れる世の中で
火の熱さを忘れないでほしい。
氷の冷たさを忘れないでほしい。

そしたら、

いつもと違う人にも優しくなれるかもしれない。
気に食わないアイツの痛みがわかるかもしれない。
世の中への不満が自分の無知だと気づくかもしれない。

そしてもっと楽しく美味しく喜べる。





ーーーあとがきーーー


そりゃあ、移住した理由なんて
子育て、自然、環境、諸々理由はあるけれど
根本辿るとここに至るのだ。

そして行く先は夢のため。

思考が貧乏かもしれない。
もったいないかもしれない。
損しているかもしれない。

でも心が豊かであれればそれでいい。

そうだ、豊かな暮らしと向き合ったときに
地元を出ることを決めたんだ。



そしてずっと、子どもでいたい。

ちょっと浅はかな人が
子どもみたいって言うのだけれど

そのニュアンスとは反対で、
とても嬉しい。

生半可でなく、本気で子どもでいるのは
結構大変だ。

厨二病と闘病し続けるのは
簡単なことじゃない。

いけるところまでいってみたい。
挫けたら、後ろ指を指して嘲笑ってください。



今日も、クソ長い文を読んでくださり
ありがとうございました。

自分で何度読み返しても何言ってんだこいつって思います。

読めば読むほど味が出てくるスルメみたいな文章かもしれません。笑

なんか、たまに読みたくなる存在でいたいです。
ちょっと立ち止まった時に想い出す地元のラーメン屋みたいな。


伝えたい事、伝わったかな笑




承認欲求の塊なので
スキ、コメント、フォロー、シェア、
人の何倍も喜びます。

興味もっていただけた方は
生い立ち編等読んでもらえると嬉しいです。
そっちのが私の脳内感じてもらえるかと!

話の続きは、いつかお逢いした時に🍻


この投稿、
ナマのまま出したくてとりあえず公開したので
あと100回ぐらい加筆修正すると思います笑

2020/8/24 四宮陽我

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