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青が一番熱い色

 映画『BLUE GIANT』をまた観てきた。世界一のジャズサックスプレーヤーを目指す主人公がバンドを組み、東京一の場所で演奏することを目標に奮闘する。主人公、彼とバンドを組むピアニスト、ドラムをやることに決めた幼なじみ、と3人の葛藤と見せ場を作りながら、全く飽きさせず映画は進む。3人は靴もぼろぼろだし地味な服だけれど、なんて格好いいんだろう。音と映像で、この3人に夢中になる。私はジャズの曲の良さや演奏の良し悪しなんてわからないけれど、惹きつける演奏だってことは、これがこの映画の3人の音なんだということは感じるのだ。感じさせる映画なのだ。
 タイトルの『BLUE GIANT』の意味がわかる瞬間も素敵だ。別の映画の、『アデル、ブルーは熱い色』ってどういう意味なのだろうと思っていたけれど、今日『BLUE GIANT』を観ているときに腑に落ちた。青は一番熱く、鮮やかな色だ。

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