AlchemistRenatus

また色々と付け足すかもです。

すっかり藤沢さんの書くお話にハマりまして……。

・中村悠一
・諏訪部順一
・鈴木達央
・豊永利行
・津田健二郎
・蒼井翔太

油断してるとあっという間に舞台に引き込まれていってしまうのがまたすごい。流石藤沢先生です。
舞台もそうだし曲もしかり。
圧倒、というよりも驚きかな。音、発泡、火、光。なんでもござれ。
けど「雨が上がれば物語は始まります」っていう最初の言葉好きだし、場面の始まりが雨の音(しかも舞台に溶け込んでる)なのが一致しててすごい。

「生きているんだ」って言葉が重い。というか考えさせられる
兄弟愛尊い……
血が繋がっていなくても、心が繋がっているからっていうのすごくずるくない???
ホムンクルスである四兄弟の繋がり、過去に失くしてしまったゲドガーの家と兄弟の繋がり。
対照的でありつつも似通った部分があるような気がする。
ゲドガー家の再興に取りつかれていたヨハンがエーレンフリートの術によって死んでしまったゲドガーの領民達が蘇る場面、シドニウスの命が燃え上がる瞬間に自分の気持ちに気付く…。
「私は、兄上が大好きだったのだ!」と声をあげる場面は泣くしかない
シドニウスが弟を守るために命の炎を燃やす場面は本当に何回見ても泣ける。
「弟を守るためならば、軽いものです」って自分の命を削っていく瞬間は、本当に兄弟って良いなぁと考えさせられる……というか、こんな姉になりたいと思うよ……
シドニウスとアーベルは人間としては不完全で、バルドは完全ながらもまだ生まれたばかり。
不完全なのでシドニウスは視覚を、アーベルは味覚と触覚が不自由。
そんなアーベルだけれども、シドニウスが命の炎を燃やす場面は「兄さんのご飯……旨かったよ!」と言うこの尊さ!!味覚がないのに美味しかったと言うこの場面は本当に人間味を感じました!
そんなアーベルは端から見ると冷たいなって印象があったのだけれども、死人を動かしてるエーレンフリートを見て「死者への冒涜だ!」と怒るところから見ると、いちばん熱くて、人間だなって感じる。
シドニウスも人間としての生活を尊び、喜ぶ。
この2人を人間と呼ばずして、何を人間と言うのか!!

1幕の最後にも炎を操っていたけど、その時も弟を守るため、「汚らわしい手で私の弟に触れるな!」はキュンときますね

第1幕と第2幕に別れてて、第1幕では最後にシドニウスが炎を使える(そこまでいくともはや錬金術じゃなくて魔術!)とこまで。
2幕では怒濤の最後まで。色々と明らかになっていく!


津田さんと蒼井さんのコミカルなやりとりすごく好き。

「化け物」ってなんなんだろうね……。
人間じゃないことを言うのか、人間とは思えないことをやってのけるのか。
人間ではないものを倒すあの人たちはどうなの?


中村さん、花江さん、諏訪部さんの声の使い分け!!!
とくに中村さんは16歳の少年、20歳くらいの錬金術師、80歳くらいのおじいちゃんの声を使い分けてるからね。
豊永さんの声にも圧倒された……。

いちばん最後に登場したアーベル豊永の手の振り方めっちゃ可愛かったんだけど。

結論)めっちゃ楽しくてめっちゃ泣けたのでまた見たい。というか皆見てくれ。あれは言葉には表せない


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