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フェイク

わ。気がつくともう2ヶ月ほど投稿をしないでいたのか。
コロナだからか、あらゆることに内向的になってるのかもしれない。笑
最近、ひとりごと多いし。


ひさびさに書こうと思ったのは、
つい喧嘩になりそうなくらい、興奮してしまってるからで
そんなときは気持ちを落ち着けるために(怒りをためないために)
書き出すことにしている。

最近、今日のたぐいでイラっとすることが時々あって。
何かというと、あまりにも「偽」が出回っていて
そして、「偽」を発信している側は「偽」なことに気づいていないという、あまりにも不勉強な、無責任な、お気楽な感じに、
とてもとても、憤っている。

それが、かわいらしい「偽」であれば、まぁ許せるのだけど
深刻だったり、大勢の人に影響を及ぼしてしまうものだったりすると、
なんだかとても、心がざわざわと興奮して、物申したくなる気持ちになる。

先日は、小田原市(神奈川県)の市長選の選挙公約について。
「ひとり10万円を配布」
という公約をかかげ、前市長に近差で勝ち新市長になった守屋てるひこ氏。
小田原市民は、市民ひとりにつき10万円給付されるものと思い
藁をもすがるつもりで票を入れたに違いない。
当選後、市民からの給付時期の問合せに対し新市長からあった発表は
「ひとり10万円というのは、国が配布する特別定額給付金のこと」
だという。
守屋氏は、神奈川県議会議員を勤めていた経歴から、公約の意味は分かっていたはずだ。国の政策を公約としていいのか、久しぶりに憤りを感じた。

そしてつい先日、朝のテレビ情報番組で
「PCR検査で陰性であれば、【安心】してよし」
というフリップとその主旨の解説があった。
これも、朝の情報番組という比較的視聴率の高い状況で、コロナに興味のある人は、鵜呑みにした人も少なからずいるかもしれない。
PCR検査が精度100%ではないことは、声を大にしてアナウンスしてほしいし、実際のところ検査を受けた約3割の人は偽陰性(本当は陽性なのに陰性判定が出ること)になってしまう事実を、むしろ注意喚起してほしかった。

さらには
「イギリスのエリザベス女王に代わり、正当な王位継承者が現れる」
や、
「イギリスの有名シェフ、ジェイミー・オリバーがマクドナルドに対し訴訟を起こし勝訴」
という、質の低い情報もSNSで目にしたり。

ファクト確認をすれば、すぐにフェイクだと分かる事なのに、なぜ目にしたものをすぐにシェアしようとしてしまうのか。
ただ、「自分の感情の乱れや驚きをつい誰かに言いたくて」の安易な行為がとても腹立たしかった。


と、ここで我に返って。
「腹立たしい」というは、その感情を発起人に向けてしまっても、なにも解決しないので、あらためて自分自身に、何がそんなに腹立たしく感じるのかを問いかけてみる。

・情報は、正しいものを流すべきだという私の価値観
・誰かや何かに負の影響が出ることに慎重であってほしいという私の価値観
・「自分の感情の乱れや驚きをつい誰かに言いたくて」の安易な行為がとても腹立たしいと感じるのに、私もまた「誰かに言いたくて」の感情的な気持ちを持っている事
・「偽」のものに感じる無価値さと腹立ちの感情

それが、私の中にあるということだ。
書き出しはここまででいい。

「あぁ、そうだったのね」

でとどめておいていい。
だからどうなの?の結論は、必ずおいおいやってくるもの。
悟りや気付きはそのときにやってくるものだから、今日の書き出しはここでとどめるのがベストなのです。


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