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家を買うまでの記録(1)「賃貸がいい」から「家を買おう」への変化

賃貸マンションから持ち家一軒家に引っ越したい、と思うようになった最大の理由は「家族が5人になるから」でした。でも本当に家を買うべきなのでしょうか?タイミングは今なのか、もっと先のほうがいいのか。答えは人それぞれですが、私が悩んで考えたことをご紹介します。

なお、現在は土地購入の契約締結を進めている段階のため、まだ家を購入したとは言えない状態です。無事に入居するまでは少なくとも1年以上かかりそうですから、進行状況をその都度書いていこうと思います。


いまの賃貸は限界。でも、良い物件には入居できない日々が続く

いま住んでいる都内の賃貸マンションは50㎡の2LDK。駅近で利便性は最高ですが、4人家族ではやや狭いと思うことが増えてきました。さらに子どもが1人増えることも確定しており、向こう1〜2年で限界が来そうです。
5歳の長男が1人の時間を必要としはじめている姿を見ると、将来的に子供部屋×3 + 親の部屋×1 を確保できる4LDKが理想だと思うようになりました。

広い賃貸マンションを近場で検索してみると、選択肢が少ないことに気付きました。3LDKはまだ見つかるのですが、4LDKとなると駅徒歩15分くらいまで条件を広げる必要があります。
戸建ての賃貸になるとさらに数が少なく、高額です。定期借家であることもしばしば。
ここからさらに「保育園に徒歩で通える」という条件を入れると、いよいよ選択肢は狭まります。
何度か「これは!」と思える物件も出たのですが、急いで申し込んでも「すでに借り手が決まってしまいました」と言われることが続きました。

気付けば「引っ越したいね」と夫婦で話し始めてから半年ほど経過。選択肢をさらに広げたほうが、早く次の住まいを見つけられるかもしれない、と思い始めました。

金銭的メリットを考えるなら、家を買うのは悪くない選択肢

もともと私は賃貸が好きで、家は買う必要がないという考えを持って暮らしてきました。
賃貸は何といっても気楽です。建物のメンテナンスは管理会社任せ。自室の備品が壊れたら大家さんに相談。近隣トラブルがあっても引っ越しできる。さらにライフスタイルの変化にあわせて、柔軟に住まいを変えられる点は、素晴らしい魅力です。

家を買うとなると、まず住宅ローンという借金がのしかかる点が不安でした。様々な維持費もかかりますし、設備の劣化を遅らせるための暮らしの工夫も必要になりそうです。そして何より、近隣トラブルが起きても簡単には引っ越せない。

このように賃貸への愛着が強かった私ですが、住居の選択肢を広げるために住宅購入に関する本を読み始めました。そのうちの1冊『金利が上がっても、 住宅ローンは「変動」で借りなさい: 1時間でわかる「新時代のお金の常識」』で解説されていた持ち家のメリットが腑に落ちたため、ご紹介します:

  1. 購入した家は資産になる

  2. 住宅ローンを借りることで減税措置を受けられる

  3. 住宅ローンを借りることで現金を手元に残しながら家を買うことができ、現金は投資に回すことができる

  4. 住宅ローンとセットになっている「団体信用生命保険(団信)」が生命保険として有利である 

(参考記事:住宅ローンの手数料と金利を支払っても約220万円の得…「家は賃貸より買ったほうがいい」明確な理由

上記は賃貸では得られない、というのは確かにそうです。金銭的なメリットを考えるのであれば、家を買うことを選択肢に入れても良さそうに思えました。

もちろん、人口の減少や不動産価格の変動などによって、不動産が資産ではなく負債になる可能性もあります。そういったリスクを視野に入れた上で、どこでどんな家を買えば資産性をある程度担保できそうか?ということを考えるようになりました。これについては、別の機会に書けたらいいなと思います(ただし我が家の場合、資産性には目をつぶり、子どもたちとの楽しい暮らしを優先した住居選びに着地しました)。

購入のリミットは、子どもが小学校に上がる前

子どもたちの成長を感じたことも、家を買おうと決意する理由になりました。その中でも最大の理由は、長男の小学校入学が迫ってきたことです。

長男の年齢が5歳に近づくにつれて、小学校入学後のことを意識し始めました。机に向かう楽しさを早いうちから感じてもらいたいな、と思ったり、一人で作業に集中できるスペースを作りたいな、と思ったり。

子どもたちが植物や生き物に興味を示し始めたことも転換点になりました。「家でいろんな野菜を育ててみたい」とリクエストされたとき、日当たりがとても悪い今の賃貸マンションでは難しいかも……と思ったのです。以前トライしたことがあったのですが、使わなくなった土の処理なども大変で、乗り気にはなれませんでした。

小さな庭のある戸建てに引っ越せたら、それはとても楽しいだろうなあ、という想像が膨らんできました。リビングやお庭でたくさん遊べて、1人になりたいときは個室を確保できるような家があれば……。

こうして徐々に「買うなら長男が小学校に上がる前、つまり今がベストなタイミングだ」という考えに移っていきました。小学校に入ってからの転校はなるべく避けたいこと、入学前に学習環境を整えておきたいこと、などが理由です。
入学後に家を買うことを想像したとき、同じ学区内という条件に縛られ、土地探しに苦労する予感がしました。それならば今のうちに買ってしまうほうが、選択肢が広がってよいのでは?と思ったのです。

「いま買おう」と決めたら、良い土地が見つかった

こうして、賃貸ではなく家を買うという選択肢を取ろうと考えるに至りました。タイミングについても、数年後ではなく今ほしい!という気持ちが固まったことで覚悟が決まりました。
「いつか良い土地・中古住宅が出るかも」ではなく、「期限を決めてその中でベストな選択肢を見つけよう」という気になったのです。

結果、本腰を入れて探し始めてから2ヶ月後、条件におおよそ合致する良い土地が見つかりました。100点満点とは言いませんが、今の自分たちにとってこれ以上の場所はない、と言える土地です。購入申込書が受理され、次は契約締結に進む段階に入りました。
同時進行でハウスメーカー選びも済ませており、すでに間取りも決まっています。あとは契約締結〜各種工事などがつつがなく進むことを願うばかりです。

次回のnote:家を買うと決めたら、何をする?

ここまで読んでくださってありがとうございました!
今回は私の気持ちが賃貸から持ち家へと移っていった過程を整理しました。
次のnoteでは、家を買うと決めたあとの具体的な行動についてまとめたいと思います。それではまた!

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