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NEAR Protocolレポート 第47回目(チェーン研究会)

今週のNEARは、開発ロードマップが新しく出てきたので、それについて見ていきたいと思います。四半期ごとに発表されていくNEAR Protocolの開発ロードマップになっております。

NEARは、メタトランザクションやゼロバランスアカウントなどを実装することで、ユーザのオンボーディングを改善しています。今後のロードマップを見ると、AuroraからNEARのWASMを呼び出すなどの仕組みを実装していく予定。また、ストレージの改善により、NEARの根本的な部分も変更されることになります。こうした地味な改善は、目に見えてわからないのですが非常に重要な変更になります。また、シャーディングにPhase2などの実装が入ってきております。


開発ロードマップ更新

以前と変わらず、NEARの特徴であるシャーディングPh2は、2023 Q3から始まり、2024年のQ2までかかるという1年間変わらず。 そして、Ph3のDynamic リシャーディングは、2024Q4までとなっております。(来年末を楽しみにしましょう)いままではUserのオンボーディングに関わる開発が多く実装されてきました。

Core Section: Flat Storage #399 is LIVE on mainnet (Completed) NEP-399

FlatStorageのNEPは、現在の状態のフラット化されたキー/バリューペアをディスク上に保存します。これにより、ストレージの読み取りには最大2回のディスク読み取りが必要です。結果として、ストレージの読み取りが8倍速くなり、手数料が減少します。

Core Section: Cold Storage is LIVE on mainnet (Completed)

Cold storageは、メインネット上でライブであり、アーカイブノードの実行コストを大幅に削減します。

Core Section: Finite WASM (Completed)

有限のWASMを提供し、nearcoreとの統合を行い、#NEARの契約のランタイムのセキュリティと堅牢性を大幅に向上させました。

Core Section: Background Writes (In Progress)

バックグラウンド書き込みの作業が進行中であり、プロトコルチームの初期実験では、ステートの書き込みコストを3倍に削減できる可能性があることが示されています。

Core Section: Revamp state sync (In Progress)

新しいステート同期では、フラットストレージを使用してステートパートの生成を高速化することにより、ノードはメインネットのステート同期を3時間以内に完了することができます。チームは、新しいステート同期の完全な機能バージョンをQ3に提供する予定です。

Core Section: Change

#shardingの第2フェーズは、当初の予定であった今年のQ4ではなく、来年に延期されました。しかし、$NEARの4つのシャード(現在は4シャードで運用している)は、現時点でメインネットの使用をサポートする十分な容量と判断されております。

Experience Section: NEP on account namespaces (In Progress)

アカウントの名前空間に関するNEP(NEAR Enhancement Proposal)があるため、アカウント拡張への重要なステップとなっています。これにより、ユーザーはマルチシグ、プロキシなどの多くのモジュールを簡単に構成できます。

Experience Section: NEP-481 (In Progress)

Auroraは、#wasmのサブモジュールに関するNEP-481を提出しました。これが実装されれば、複数の契約に触れるトランザクションを単一のブロック内で解決することができます。

Experience Section: NEP-485 (In Progress)

共有ストレージに関するNEP-485の提案変更は、共通契約の展開コストを大幅に低下させることができます。

Experience Section: Changes

  1. アカウント拡張を実装するために必要な変更は、最初にスマートコントラクトを介して変更をエミュレートすることによって、ユーザーエクスペリエンスに与える影響を見たいと考えているため、一時的に保留されます。

  2. プロトコルチームは、新しいオンボーディング体験でのFaucet攻撃の可能性を防ぐために、ストレージ払い戻しの問題に取り組む予定。 現状の問題としては、悪意のあるユーザーが多くのアカウントを作成し、それらを削除してストレージリファンドを収集することができることに起因する。

数字で見るNEAR Protocol

2023/08/14時点のNEARは、 $1.34 コインゲコのランキングは、 #41 となっております。

Node Validaterは、217になっている(思ったよりも、オンラインのノードが多いのが気になる)

トランザクションは減少傾向

アクティブアカウントは減少傾向

デイリーのアクティブコントラクト
8月14日に直近の最大を迎えているが、増加原因はオンチェーンを分析できないため不明

アクティブアカウント
特に変わっていない。

アクティブコントラクト


アクティブコントラクトをみると、7日間のUSDTのコントラクトのINFLOWが$10Mを超えている。

以前のレポートは?


以下のMediumのURLに過去のNEARレポートを記載しております。


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