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AWSから15万の請求が来たって話

皆さんどうも、おはばんちゃ(´・ω・`)ノシ
HaruAkiです。

タイトル通り。
AWSの勉強してたら15万の課金が発生していました。

AWS勉強中。
強いては実際にコンソールやら
ログインしながら操作勉強している方。

同様な事例が起きる可能性が高いので
情報共有として記録しておきます。




事の始まり ~ 事件発覚について


昨日だか一昨日のこと。
8月末、毎月のクレカやら家賃やら。
生活費の決済が済んだってことで
家計簿チェックしてました。

支出・支払い状況の確認ですね。

収支の円グラフを見て
真っ先に異変に気付いたわけです。

マネーフォワードMEで一元管理してます

(´・ω・`) あれ。。。

(´・ω・`)y-~~ 今月まだ半分弱しか経ってないぞ?

(´・ω・`)y-~~ なんで30万以上も支出が発生しているんだぜ?

(´・ω・`)y-~~ まぁ、車検はあったから高くなる予定だけど。。。

(´・ω・`)y-~~ この圧倒的「未分類」って何!!!?


すぐさま内訳を確認してみると・・・


(´・ω・`)y-~~ ・・・・・・

(  ゚Д゚) ファッ!!!?

なんかAWSから請求来てる!!!
何すか!!!?15万って!!!

15万っておいくら万円ですか!!!!?(パニック



AWS勉強でやったことを振り返る


先月半ばから
AWSについて学びはじめました。

メルカリやらPayPayフリマで
かき集めた参考書

それらをもとに基礎からサービスについて勉強。
実際に業務で役立てそうなサービスをもとに
今度はyoutubeでも勉強。

実践兼ねて無料の範囲で
コンソールやらいじってみました。

机上・教科書より
「実践」が一番頭に入りやすいですしね
何事の勉強もそうですが。

そんなこんなで
「とりあえず触ってみよう!」
ってことで
いくつかの動画にならって
コンソール操作してました。

例えば以下の動画など。


実際に操作することで
TCP/IPとか
ネットワーク関連のこと
「具体的にどういうことを指しているのか?」
ってのがわかるようになってきました。

VPC・・・・サブネット・・・・
IGWをアタッチする・・・・とは。。。

(´・ω・`)y-~~ なるほどなるほど。

今回の一連の操作は
AWSの体験のつもりでいたので
無論「無料の範囲」でやるつもりでした。

しかしながら実際のところ

無料でAWS内をいじるのは
初心者には理解が及ばないこと
今になって痛感しています。

これについては後述します。

・・・・

そんなこんなで
数日かけてAWS内を操作してました。

そしてこの
「数日かけていたこと」というのが
今回の事件に結びつくわけです



具体的な請求内容について


まず、15万円の内訳は以下の通りです。

1,029ドル。。。。
税込みかつ現在のレートで
日本円、約15万円・・・

課金内訳を見てみると
確かに自身で開いてみたサービスも
記載されている。

しかしながら
まさか課金されてるとは思わない。。。

そしてなにより
最も高額なのが
「Amazon ElastiCache」

このサービスについては
自身の操作では全く見憶えないし
それがどんなサービス内容なのか?
それすらわからない状況でした。

で、決済日が9/3ということで
既に決済されていることから

「もしや、今月分も課金続いてんじゃね!?」

と、チェックしたところ
案の定、課金が継続されているようでした。

キャプったタイミングで入力モード変換表示されちまったよ。。。邪魔だな。。。(ボソッ


現在のドル円レートで、
ざっと8万~9万ってところだろうか。。。

ここでもやはり
「Amazon ElastiCache」
ってやつが金食い虫になっていました。

後になって
請求内容とか具体的な使用状況、
グラフベースで見れるページがわかったので
そちらでも課金の推移を確認しました。

初日にドカンと課金発生してますね。
VPC設置、EC2、FSx for Windows File Server・・・・
気になるもの開いていたから
それに伴うイニシャルコストってとこでしょうか。

それ以降、均等に発生しているコスト。
AWSから離れて
別作業してた期間。
この期間、特段AWSコンソールには触れてません。

それ故、自分の知らないところで
ランニングコストが発生していたようです。

これもElastiCacheってやつの仕業なんでしょうか。。。



「ElastiCache」はキャッシュ機能のサービスらしい


とりあえず
ElastiCacheがどんなサービスなのか
自分なりに調べて、何となく理解しました。

その名の通り「キャッシュ機能」のようですね。


キャッシュってのはブラウザとか
インターネットの仕組みでも使われていますよね。

一度開いたページの情報を
「キャッシュ」という形で保存しておく仕組み。

この仕組みがあることで
次回以降、
同じ操作、同じページへのアクセスの際の
表示時間を短縮化できるメリットがあります。

要は毎々毎回、
0から読み込むことなく
キャッシュで20でも50でも保存しておけば
あとは残りのデータだけ表示することで
アクセスが早くなるってわけですね。

この仕組みがAWSにも採用されているようで
どうやらそれがデフォルトで機能しているっぽい?

流石にそんなものが
自動で有効になってるなんて
気づくわけがない(ボソッ



無料体験のつもりが課金されてしまう要因


課金対象になってしまう原因。
いくつか考えてみました。

無料と有料の境界に気づけない


市販の編集ソフトでも
オンラインゲームでも
今の時代は「無料体験期間」ってのが
当たり前のようについてます。

それらの無料バージョンの場合
何かしらの無料と有料の境界が
はっきりしていますよね

「日数・時間制限」だったり
「有料機能は非表示」だったり
「そもそも有料版ソフトと切りわけて提供」だったり

あとは
「ここから先は有料コンテンツです」
みたいな注意喚起も必ず表示されます。

そのまま購入ページに
誘導するようなメッセージ表示とか。

AWSにはこういった表示や喚起は一切ありません。

なのでこうした
市販の編集ソフトや
オンラインゲームみたいな感覚で

「課金の注意喚起が出ないってことは、まだ無料でいじれるんだな!」

っていう思い込みをしてしまうと
それこそと知らぬ間に
「実は課金されていた」っていう事態に
陥ってしまうというわけです。

課金発生通知設定に行きつかない


AWSには
請求状況や料金発生状況を確認できる機能があります。


常時、ダッシュボードに推移を表示したり
指定した金額や条件をこえたら
メール通知するなど
事細かな設定が可能です。

はじめからこの設定をしておけば
ある程度、高額請求の被害を防げますが

そもそもAWS操作初心者が
この設定に行きつくとは思えません

やはり無料の範囲で学ぶつもりでしょうから
「課金発生通知は不要」
って考える人もいるんじゃないかなと。

それゆえ
「よし、まずは誤課金に備えて対策しておこう!」
っていう発想にはならないんじゃないかと。

ちなみに請求に関する情報ですが

AWSの請求情報は
「バージニア北部」のリージョンに
記録されているようです。

それゆえ請求情報を参照したい場合は
東京・大阪リージョンから
バージニア北部に切り替える必要があります。

東京・大阪リージョンのままの操作では
請求項目が出てこないので
その点、ご留意ください。

AWSはデフォルト設定で色々ついてきてしまう


AWSはあまり詳しくない人でも
GUIベースでクリックしながら
簡単にサーバーなど構築できる新設設計となっています。

しかしながら
これがAWS勉強、初心者への
落とし穴でもあると感じました。

新設設計ゆえ、色々便利に設定してくれる。

これって言い換えれば

自分の知らないところ
意図しないところで
サービスが勝手に追加されている

っていう
そういう見方もできるわけです。

セキュリティグループの設定やら
なにやらかにやら。。。。

自身の操作に伴って
何と何が追加されたのか?

それが全く把握できない。

そしてさらに

「どれが無料でどれが有料なのか?」

それすらも分からなくなる事態に陥るわけです。

今回の高額請求の要因となっている
「Amazon ElastiCache」
まさにその例です。

知らぬ間に追加されていて
知らぬ間に課金が開始されている。

AWSの仕組みや
サービス全体像をしっかり把握していないと
こんな状況になるわけです。

勉強中の初心者には酷な話です。

そもそも無料体験が設けられているわけではない


元を正すとこれに尽きます。

AWS側は特段
「無料体験期間」なるものを設けていません。


要は
「とりあえず無料で触ってみて、気に入ったら課金してね!」
というようなスタイルではなく
基本はいきなり「製品版購入」
っていうスタイルなわけですね。

各AWSにある「無料」ってのは
体験期間という位置づけではなく
「製品版購入によるおまけ」っていう
そういう認識で居るべきなのかなと。

そう考えれば
わざわざ、無料から有料への境界を
表示する必要ないですし
「無料分を超えたら、そこから自動で課金します」
っていう理屈もうなずけます。

ほんとこれが落とし穴ですね。

まぁ、AWS登録の際に
真っ先にクレジット登録が必要になるので
その時点で引くことができれば確実ですが
「無料枠」という用語がある以上
「だったら無料枠で試してみよう!」
って思うのは自然なことなのかなと思いますが
これは単なるHaruAkiの思い込みでしょうか?・・・・



対応策について


ここからは
HaruAkiが実際に行った
その後の対応について記します。

AWSサポートに連絡する


高額請求が発覚したら
真っ先に問い合わせしましょう。

コンソールトップの他、
以下のURLを辿ってもOKです

AWSトップの右上にある「?」からサポートセンターにアクセスできます


サポートセンターのページに辿り着いたら
事の要望と経緯、対応策など説明しましょう。

AWS サポートセンター
 → サポートケースをオープンする
 → ケースを作成

以降は返信があり次第、
サポートの指示に従ってください。


何かしら対応をしておかないと
課金対象サービスが
稼働しっぱなしになります。

毎日、毎時間のペースで
課金額がどんどん膨れ上がってしまいます。

「後でやろう」なんて悠長なことは考えず
すぐさま行動しましょう。

「放置」なんてしたらっもってのほかです!!!

「返金してもらえるかどうか」より
今後の意図しない課金を真っ先の止めることに
全力を注ぎましょう。

停止・削除できるサービスはとことんしておく


請求ページや内訳等で
金食い虫が判明したら
そのサービスを停止・削除しておきましょう。

コンソールトップの検索窓から
対象サービスを開き
各自、削除・停止を行います。

AWSやネットワークの仕組み、構成を理解していないと
いまいち分からない点も多いかと思います。
(削除・解除する順番など)

分かる範囲で、出来ることをしておきましょう。

AWSでは
「責任共有モデル」を強く打ち出しています。

つまり
「こっからここまでは責任取るけど、こっから先はそっちで管理してね」
っていう線引きがされているということです。

これの仕組みゆえ
「全部削除してください!そっちでお願いします!」
みたいなことは通用しません。

自分でわかる範囲で構わないので
前もって出来ることをしておきましょう。

どうしてもわからないことは
それも含めて、サポートに相談しましょう。

質問したことは必ず返信くれるはずなので
サポートに全てを投げ出すことなく
自身でも対応する姿勢を見せましょう。

ディレクトリを削除する


HaruAkiの問い合わせ際、
最初の返信にあった対応策です。

リージョンの削除?ってことなのかな。。。

ひとまず添付されていたURL先に沿って
作業を行いました。

アラートを作成・設定する


これもディレクトリ削除に続いて
案内された事項です。

前述もしましたが
「課金発生通知」の設定ですね。

この内容に沿っておけば
ひとまず発生している総額が一覧で確認でき、
指定した条件を超えると
コンソールへ表示やらメール通知してくれます。



まとめ


総じてAWSの難しさ、複雑さを痛感しました。
とはいえ、後悔はありません。

ネットワーク関係の仕組み
AWS操作を通じて理解できたこともあったので
勉強の機会にはなりました。

同時に本当に精通した人じゃないと
扱えないものなんだなということが
よくよくわかりました。

(;-ω-) 今後、自身でいじることはもうないかな。。。

仕事で必要になったときは
それこそ間に業者さん挟みたいですね。

新設設計のAWSとはいえ、
決して初心者向けというわけではない。。。

AWS操作できるようになるまでの
知識とレベルが必要ですね。

ほんとみんな頭良すぎです
(;-ω-)。。。。

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