見出し画像

二世の契り 小島弥太郎√ 感想

二世の契りも折り返し地点、4人目は弥太郎さんです。
弥太郎さんは軒猿ではないけれど、真奈ちゃんとはどんな風に絆を深めていくのかな、なんてことも思いつつ、いつも通りいってみましょう!

↪︎以下ネタバレあり

















弥太郎さんと真奈ちゃん、恋が本当に芽生えるんか?と何度思ったことか。
ほんとに、何度思ったことか……😇

体格差も年齢差もまるで親子で、綾姫様も「お父上と思ってね」ってお酌の場面では何度か言ってたし、真奈ちゃんも親戚の叔父さんみたいですって言っちゃってたし、何より弥太郎さん自身がずーーっと真奈ちゃんを子供扱いしてくるもんで、恋心がどこから芽生える…?状態でした。
極め付けは、採寸の場面の弥太郎さんのこのひと言。

「俺は子供には興味は無いんでな。悔しかったらもっと艶のある女になってから出直してきな」

言ったな〜〜〜〜?!!?!!!?!
後から、真奈ちゃんへの気持ちに気付いた時この言葉再放送してやる!!!!!!ふんす!!!!!!

ただ、子供扱いだなあと感じつつも、何かと気にかけてくれたり、真奈ちゃんが笑ってくれる様になのかわざと冗談を言ってみせたり、傀儡丸が現れた時には力強く助けてくれたりと、凄く頼りになる姿も沢山あり。
豪快という言葉が本当に似合う人だなあと思いました。
そして個別では、更に小島弥太郎という人物の人となりが深掘りされていきます。
特に綾姫様からのお話。
情が深いけど気が短く、誠実で頼りになるけど、口は悪く不器用…ずっと共にいる家族だからこその真っ直ぐな言葉。
そして、新事実も発覚します。
弥太郎さんには昔、二世を誓った仲の奥様が居たこと。綾姫様は女忍びを束ねる役割を継いでいること、艶乃さんはその綾姫様と弥太郎さんに仕える忍びであること。改めて考えると初出し情報が結構多い…!

この√ では、綾姫様は勿論、謙信様のお話も多く出て来て新鮮だったな!

なぜ弥太郎さんだけが謙信様を虎と呼ぶのかが語られる場面では、その理由から明らかになる謙信様と弥太郎さんの絆。身を挺して熊から謙信様を守るも、それが叶ったのは軒猿の援護があったからこそと主君に嘘は吐かないと種明かしをする弥太郎さんに、これまで誰からも呼ばれることのなかった『虎』の呼び方をお前にだけは許す、と。弥太郎さんの嘘偽りない言葉や態度、その豪快で真っ直ぐな姿が幼き謙信様に響いたのかもしれない。

艶乃さんが亡くなり、そのことで綾姫様を心配して謙信様が会いに来るあの場面。
泣くべきときに泣かぬと心が狂うから泣いても良いと言葉を掛ける。綾姫様は自身の立場をしっかりと自覚している強くて気高くていつだって気丈に振る舞っている女性。だからこそ、こういう時、誰かが、綾姫様をよく知る誰かがきっかけをあげないと泣けない、謙信様はそれをよく分かっているし、2人の確かな絆と信頼関係を更に知ることが出来た場面だった。
…………あの、謙信様√ がやっぱり欲しいんですけど、あの方と添い遂げる真奈ちゃんが見たいんですけど、今からでも作りませんか🤦‍♂️
それにしたってここの謙信様に寄り添って貰っている綾姫様が羨ましい。

さて、艶乃さんと弥太郎さんの話もしないとね。
艶乃さん……最期にお仕え出来て幸せでした、と、殿様ではなく弥太郎様と名前で呼ぶ姿に、この人は忍びで恋とか愛とかそういうものは許されない生き方をしていた人だけど綾姫様と弥太郎さんに命を捧げ、そして弥太郎さんのこともずっと慕っていた気持ちと、弥太郎さんもそんな艶乃さんのことを頼りにして大切に想っていたことも伝わって来て…真奈ちゃんも艶乃さんの想いに気付いて、3ヶ月前にこの時代に来たばかりの真奈ちゃんが気付くくらいだから、ずっと共に居た弥太郎さんだってきっと気付いているはずで。自分を好いてくれている女性が皆自分より先に逝ってしまう、と零した弥太郎さんに、ようやく真奈ちゃんが自分の中に芽生えていた想いを自覚するこの場面。自覚と同時にその気持ちを思わず伝えてしまう。そんな告白の答えは…

「嬢ちゃんの気持ちに応えることはできないが……戦が終わるまでは、俺の命は嬢ちゃんのものだ」

まあ、そうなるよね、今はね……今回の√ も真奈ちゃんの気持ちを考えると切ないぜ…

ふと思ったのは、この√の真奈ちゃん、前ほど帰りたいと思わないくらいこちらの生活は居心地が良いとか、この家の人達は温かくてずっと居たくなるくらい好きとか、帰らないフラグを次々立てていたので、途中からこりゃ〜グッドエンドは帰らないだろうな!って確信してました😌

そんな告白の返事を貰った後、無事に戦も終わると、未来へ帰るよう弥太郎さんから言われる真奈ちゃん。
でも、やっぱり帰りたくない真奈ちゃんが、まあ、見たことないくらいめっちゃぐいぐい押して押して押しまくってたのが凄く印象的でしたね!強かった!その甲斐あって、真奈ちゃんの想いが勝利し、フラグも回収、やっぱり帰らなかったグッドエンド!しかもエンドロールの後、妻になってたのにはびっくりしただよ(´⊙ω⊙`)

中々、ずっと子供扱いが抜けないし、前の奥さんを重ねて来るし、嬢ちゃん呼びから変わらないし、やっぱり親子だし、これは真奈ちゃんの片想いで終わって最後ちょっと恋の始まりを予感させる雰囲気で纏まるのでは?!と思ってたけど杞憂でした。いつの間にやら最後は妻になってました。欲を言えばそこまでの過程も見たかった😌
でも、予想通り大らかで強くて、情が深く温かい弥太郎さんの存在にあまり暗い雰囲気にならずに物語も進んでいき、綾姫様や謙信様もいつもより登場場面が多く、楽しめた√ でした!
そして、今のところ真奈ちゃんが帰る確率が半々です。次の刀儀さん√ も何となく帰らなさそうな気がしてるけど、刀儀さんこそ根っからの軒猿なので、どんな風に真奈ちゃんへの気持ちと軒猿としての自分に折り合いを付けるのか。その辺りにも注目しながら、見守っていこうと思います!

追記。
刀儀さん進めようとしたら攻略条件があったので予定を変更して、勘助→雅刀→刀儀さん→ノーマルの順にこの後は進めていきます💨