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終遠のヴィルシュ-EpiC:lycoris- Émotion イヴ√ 感想

↪︎以下前作含むネタバレあり





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Virche de La coda-De'sespoir-


このエンドは凄く印象的だったから覚えてるよ!
唯一、セレスちゃんが狂ってしまったエンドだったよね。今までも、狂ってると思ったエンドとか展開は色々あるにはあったけど、それは感覚が麻痺というか狂っていてセレスちゃん自身もそれを自覚してるパターンが多かったと感じていて。このエンドは表すなら「発狂」してしまった様に見えた。それだけイヴくんのことが大切で、彼を愛していたという証にも思えるから切ないね…そんなセレスちゃんがその後どんな風に過ごしているのか。はるきち、気になります。

(数分後)(ちくたく⌛️)

こちら、読み終わったはるきちです。その後どんな風に過ごしているか、気になりますじゃねーーんだわ、読む前のはるきちよ。
まさかのイヴくん視点。
しかも、セレスちゃんが狂ったあの瞬間から暫くまだ意識があったなんてそんなこと本編見てた時は思いもしなんだ…
イヴくんの言葉で言うなら世界で唯一【愛】を注ぎたい人(だったかな)が狂っていく様子をただただ見ていることしか出来ず命が尽きていったなんて思いもしなんだ……

イヴくんが死んでしまったと思い込んでいたセレスちゃんは、炭となってしまった彼へ愛を囁き口付けを贈り続けるが、意識のあるイヴくんは「こんな口付けを君と交わしたかったんじゃない」「後を追ってくれる方が良かった」と声にならない想いを飲み込んで、絶望したままその命が消える……こりゃーー切ねえ…

もしも、セレスちゃんがあの瞬間、絶望はしていたとしても狂うまではいかず、イヴくんに意識が残ってることに気付いていたら違う未来があったのかな。違う未来といっても、イヴくんの命はもう救えんかったとは思う。でも、絶望しながら死ぬことはなかったかもしれない。
ただねえ…あの状況で普通の女の子であるセレスちゃんに狂うなって言う方が難しいよなあ…自分の身体から出ている毒素で周りも大好きな人も焼いてしまったと感じてるんだもん、狂うほどの気持ちにもなるわな…

と、ひたすらに悶々とイヴセレについて考えてしまう後日談でした。

それと、途中で聞こえたヒューゴの声に、「君の想いにこの瞬間まで気付かなかった」的なことをイヴくん言ってたけど、これってそういう想いを向けて貰っていたことに気付いた描写だったのかな。

Virche de La coda-Salut-


さて、今度は救済エンド後日談!

このエンドだと寿命間近で、寿命が来るのが先か、アンクゥとシアンが呪いを解いたり対策をしてくれるのが先か!みたいなところだったと思うんだけど、後日談になるほどの物語がまだ紡がれるってことよね。
先の展開に全く予想がつかないままスタートです!

終焉の先とか、冥界に下りた後もって言葉がちょくちょく出て来つつの始まりなんですが、まさか……まさか…また冥界が舞台になるんか…?

(イヴくんの救済エンドの台詞を振り返った後、暗転。場面が変わると見たことのある背景)

( ゚д゚)こ…

( ゚д゚)この背景は…!

( ゚д゚)め、冥界アゲイン〜〜!!!!!

ただいま冥界。また来たよ冥界。
わたしゃリュカ先生のみならずイヴくんとも冥界に来るとは思いませんでした。
メインヒーローの救済のその先で冥界にやって来る乙女ゲームある?

あるんだな〜ここに!
終遠のヴィルシュ-EpiC:lycoris-をよろしくな!

またこの台詞を言うことになるとは…
うん、でもまた来たからには探索でもしとく?リュカ先生と来た時とは違う発見もあるかもしれないし、気を取り直していこう!レッツ冥界探索その②!
と、私が冥界探索を始めようとした途端、イヴくんの声で目を覚ますセレスちゃん。

夢でした。あばよ、冥界!👋


2人はあれからひっそりと洞窟で暮らしていた。
時に泣いたりもがきながらも、生きることを諦めず少しでも長く共に生きようと寄り添う姿に開幕3分で涙。
明るい未来を…この2人に…贈ってはくれぬか終ヴィルくんよ…

そして、ここではるきちさんイヴくんの言葉で気付きました。
悪夢を見てもイヴが起こしてくれるでしょう?というセレスちゃんの言葉に彼はこう返します。

「……当たり前だよ。俺は君を守る守護者であると同時に……」

「ただ一人の夫──なんだからさ」

この2人。救済エンドでセレスちゃんはイヴくんからの求婚を受け入れ、このアンクゥ紹介の洞窟で暮らしており…そう、結婚して夫婦になっているのだ。

挙式〜!!姫と守護者の結婚式の準備よ〜!!このルートで生き残っている仲間達集まって〜!!

イヴセレちゃんに結婚式挙げてほしい。
出来るかい、emotionくん。
思わずセレスちゃんに似合うウエディングドレスについてアンクゥや(このルートではもういないけれど)アドルフにも意見を聞こうかな!なんて考えてしまった。

それにしてもイヴくんが夫かあ……こんな寿命が近い状況じゃなきゃ、「仲良し夫婦ね、んふふ🤭」ってにこにこしながら幸せに浸れるんだけどな〜〜!

あと数ヶ月の命。
セレスちゃんはおそらく、彼が亡くなったら自分も後を追うつもりでいるらしい。
その時は冥界で結婚式を挙げようとイヴくんは笑ってるけど、どうかこれがこの√ のエンド最後のスチルのフラグでないことを願う。
フクくんのお世話は………アンクゥに頼んどく?(絶対に食べないでほしい顔)

ところでイヴくんが普段着てる服は環さんが残した記録を参考にセレスちゃん自らが作った和服らしい。えっ!イヴくんの和服姿見たい!全身の立ち絵見せて〜!!

イヴくんが、体調が良い今の内にリコリスの様子が見たいと言うのでリコリス畑へ。
懸命に咲くリコリス達へ感謝と激励を伝えた後、セレ猫とイヴ猫は草むらで寝っ転がり穏やかなひと時を過ごす。
こんな寿命が近い状況じゃなきゃ、「仲良しにゃんこ達ね、んふふ🤭」ってにこにこしながら幸せに浸れるんだけどな〜〜!(思わず2回目)

身体が冷えるからそろそろ帰りましょうと言った後の「やだっ」が可愛過ぎて椅子から転がった。やだって……そんな可愛いこと言われたら…ついついワガママ聞いちまう…
その後もまだまだイヴくんのめちゃかわアタックは続く。
「セレスだけにだよ」「……こんな俺のことは、好きじゃない?」

大好きに決まってんだろ🤦‍♂️🤦‍♂️(白旗)


私が言うまでもなく、セレスちゃんが大好きって返してました。その答えを聞いた後の「……やった!」でトドメです。
はるきちは怒涛の可愛さの奔流に流されるまま身を任せるだけです。

幸せそうな時間を見守ってるけれど、2人の行き着く先はどうしたって終焉なのがしんどい。2人は覚悟しているみたいだけど、見てる私はハピエン厨はるきちを名乗っているので幸せを願ってしまう。

切ねぇ…切ねぇ…と呟きながら見守っていると、洞窟にお客様が。てっきりアンクゥが様子を見に来てくれたと思ったら、マムとマティスくんでした!シアンが変死の原因がイヴセレではないとはっきり宣言したにも関わらず、国民達は2人を誤解しているらしい。
この国の人達ってどうしてこう、落ち着いて話を聞いて真実を知ろうとしないんだ?!
国民への憤りを感じている中マティスくんの真っ直ぐな「とても大切なお友達」という言葉が身に沁みる。なんて良い子なんだ…

そしてなんと早くもここで分岐。
イヴくんの容態についての問い掛けにまずは曖昧に答えてみましょう。イヴくんの体調は、その…ごにょごにょ。
この曖昧な答えに対してのマムの言葉でふと思ったけど、終ヴィルくんって攻略キャラサブキャラ問わずセレスちゃんの周りに居るどんな時も味方でいてくれる人の優しさが本当に温かくて、かつ他の国民の意見や王族達の声に惑わされることなく自分自身がどうしたいか、セレスちゃん達のことをどう思っているかを何より大切にして行動していて、そんな優しさの描き方に力を貰えてます。

ただ、ここの月夜のマムとセレスちゃんの会話は愛に溢れているからこそ、号泣してしまった。今回も箱ティッシュ完備です。

それから1ヶ月が経ち、イヴくんはとうとうベッドから降りることもままならなくなってしまう。「君と出来ることが少なくなっていって寂しい」と零すイヴくんを見て、ティッシュを更に手に取ろうとしたその時。

フクくんがなぜか水槽から飛び出して床で跳ねていた。

なんで??フクくんどうして床に??
「吾輩もいるぞ!」って言ってるのかな…
これにはしんみりしていたイヴくんとセレスちゃんも目を丸くする。しかし、そのお陰で雰囲気がちょっと和んだ。グッジョブ、さすが世界一の忠魚ϵ( 'Θ' )϶
しかし、水槽に戻してやるもまた床へ飛び出す。そんな様子のフクくんを見てセレスちゃんがぽつり。

「…………もしかして」

「……イヴに、自分を食べろって言っているんですか──?」

ええええ?!そんな、これ以上泣ける展開はよしてくれよぉぉ😭😭
フクくん、自分を食べることで少しでも栄養をつけて、一分一秒でも長く生きてほしいと、それが吾輩の果たす忠義だと、そういうことなの…?切ないよ…

でも、そんなフクくんにイヴくんは、君を食べる体力すら残ってないということ、そしてありがとう、とその気持ちに感謝を告げる。
フクくん、君のその忠義、確かに受け取った!

その晩、重めの発作が起き。
一旦は落ち着いたものの、そろそろ冥界からの迎えが来ることを予想したイヴくんは自力で動ける今、最後にセレスちゃんに触れ、愛したいと伝え…2人は夜が明けるまでお互いを全身全霊で愛した。

あまりにも切な過ぎる( ;ω; ) ( ;ω; )

なんで、こんな終わりに向かっている物語が救済なのだ終ヴィルくんよ。
2人がたとえ覚悟してても、本音はもっと一緒に生きていきたかった、に決まってる訳で。そんな2人の願いが叶う世界線を私だって見守りたい。

イヴくんはやはり、その晩以降動くことも出来なくなって眠り続けてしまう。

そして、場面は変わり。
シアンの姿と白衣のアンクゥ。
まさか…君達が共にいるということは、まさか……!!

特効薬だ!!!!

それ!!それ早くイヴくんが死ぬ前に早く!!完成させて届けて!!早く!!(落ち着け)

「ならば疾く早く、いや今すぐにでも特効薬を完成させたまえ」

\そうだ!そうだ!言ってくれアンクゥ!/

アンクゥの援護に回るはるきちに応えるかの様に上手いことシアンを抑えつつ背中をせっつくアンクゥ。間に合うと良いな…!

眠るイヴくんに語りかける中、突如赤いリコリスの花弁が風に吹かれて飛んでくる。
ひとひら、イヴくんの真横に舞い落ちれば、ゆっくりと瞼を開け、セレスちゃんの名前を呼ぶ。
このエンドは特効薬が間に合わず、このまま言葉を交わして旅立つことを悟ってしまった。

最後まで泣きたい気持ちを飲み込んで、笑顔で見送ろうとするセレスちゃんにも。
最後の力を振り絞って、言葉を懸命に紡ぐイヴくんにも。
タイミングを計ったかの様に飛んで来た赤いリコリスにも。全てが涙を誘う。
こんな切ないエンドある?救済の先とは。

イヴくんがこの世を旅立った後、海へと帰るフクくん。
ありがとう、フクくん、幸せにな( ;ω; )
この時点ではるきち、画面が涙でよく見えない。

予想通り自らも彼の後を追おうとするセレスちゃんに予想外の出来事が起きる。

イヴくんとの、子どもが。

これには私の涙も引っ込んだ。
マジで??ここで、その展開来る??!
えっ、どうしたら良いのマム呼ぼう、とりあえずマムを…!

セレスちゃん、自死をやめ、イヴくんの元へ行くのはせめてお腹の子が育ってからと決意。この判断からもセレスちゃんが心からイヴくんを愛していたことが伝わって来て、引っ込んだ涙がまた溢れる。泣いてばっかだな、この物語…( ;ω; )

詳しい描写はなかったけど、最後にアンクゥが2人の間に産まれた子にセレスちゃんとイヴくんの話をしている様子だけ描かれていたので、セレスちゃんは皆の協力もあり無事に産んで育ててから、寿命を全うした(と信じてる)んだと思われる。2人の結末は切なかったけれど、2人が生きた証が世界に2人の間に授けられた命として刻まれているし、その子もきっとアンクゥやマティスくん、マム達に助けられながら育っていくと思うし、何よりイヴくんとセレスちゃんは納得して覚悟して生き抜いていた。その生き様を私も強く心に刻んで、永遠エンドへと向かいます。

先程の分岐でイヴくんの容態について、今度は正直に答えるぜ!

前回と暫く同じ道を辿り、イヴくんは息を引き取り…背景はまた来たよ冥界。
とりあえずセレスちゃんが後を追って来た時のために赤いリコリスを探すイヴくんへ声が掛かる。

「あのな、んなモン──」

「現実で探せ、バカ──……!!」

涙腺決壊。


ヒューゴとアドルフの声がしただけで泣いちゃうってのに、生きてて欲しかったと思わぬ再会に涙を流すイヴくん、そしてアドルフが頭を撫でてヒューゴが肩を叩き慰める様子にまたも大号泣。
2人はイヴくんを現実へと押し戻す。すっきりとした表情で。ちなみにはるきちの表情は涙でぐしょぐしょです。(別に聞かれてない)
アドルフとヒューゴも私が引っ張って現実に戻して良い?え?アドルフ救済後日談でまた会おう?約束だよ、アドルフ!!!!

そして、最後に現実では伝えられなかった言葉を伝えると共に「ヒューゴ義兄さん」という呼び方で初めて呼べば、ヒューゴは心から笑って。うん、良かった、イヴくんがヒューゴの生前伝えられなかったことを伝える機会が生まれたことは良かったな。

場面は再び変わり、イヴくんが目を覚ますとそこは研究所。
現れたシアンとアンクゥ。

「身体機能に影響はなし。──臨床試験をする時間はなかったが、無事に特効薬は機能したようだな」

特効薬が、間に合っ…た……!

涙腺決壊アゲイン。


間に合った、間に合ったよ特効薬!!!!
ありがとうシアン、ありがとうアンクゥ!!!!
何度泣かせる気なんだこの√ ( ;ω; ) ( ;ω; )

その後もやたら丈夫で動き易い服に何か予感を抱きながらも袖を通したり。
ナディアちゃんと久々に通信機を介して連絡を取ったり、時間はゆっくりと、でも確実に流れていったある日。
シアンから支援者の正体を掴むよう依頼を受ける。まあ、ダハトくんなんだけど…ここまでめっちゃ友好的だからな…穏便にいきたい。

ちょっと話は変わるんだけど、フクくんがその後どうしてるかの話がないんだが、アンクゥは2人がフクくんも家族同然に思ってることを知ってるはずなのでマム辺りに無事に保護されてると信じて先に進もう。

これからも2人で生きるためにセレスちゃんへ花束を贈ったんだから、と一緒にこの先も静かに暮らしていくため、そのためだけに依頼を受けることを決めたイヴくんとセレスちゃん。
セレスちゃんもちらっと言ってたけど、この物語のイヴくんは最初からずっと揺るぐことなくセレスちゃんと自分が生きていく、それだけを常に判断基準にして、何よりも優先していて、そこからも博愛が偏愛に変わったことがひしひしと感じられる。

地下通路の調査から帰って来たイヴくんの髪を乾かすセレスちゃん。
どうやらイヴくんには髪にかける新たな願いごとが出来たらしいが、まだ秘密とのこと。
まーたそんな可愛く言われたら気になるけど今はこれ以上聞けなくなっちゃうじゃんね〜☺️

ところがどっこい!穏やかなままではいかせないぜと言わんばかりにそんな2人の部屋の外に存在する何者かの描写。
セレスちゃん達が気付けない分、はるきちとアンクゥが目を光らせておくとして、この【誰か】は十中八九ダハトくんだよねえ…
アンクゥがさ、現時点ではまだダハトくんのこと疑ってないみたいなんだけど、シアンは支援者が彼だってことにはもう薄々気付いてるのかしら。

ここで突然マティスくん視点に。
通信機でイヴくんの無事を喜びつつお喋りしている様子。
そこでイヴくんからマティスくんへ飛び出すとあるお願い。

「マティスが普段使っている店で、女性用の綺麗なドレスを用意することってできる?」

結 婚 式 だ !!


閃きましたよ。さっき内緒にしたお願い、セレスちゃんと結婚式を挙げたい、じゃないの〜?!
その答えが出る前にイヴくんとは別行動で水を汲みに来たセレスちゃんが何者かと、ブロー(の多分クローン)にエンカウント。彼女へとハルバードを振るう。イヴくん不在のため、何とか自力でハルバードから回避していてくれと願いつつ、大きな衝撃音にイヴくんも気付き急ぎ戻って来る。
が、セレスちゃんは既にブロー達が地下通路の奥へと…それも込みのシアンの支援者あぶり出し計画だったらしい。
こりゃーー後でイヴくんとアンクゥからげんこつくらいは貰っちゃうやつだ!ドンマイ、シアン!

セレスちゃんを救うため地下通路を走るイヴくんとアンクゥを阻むはやはりブロー。
そんなブローの相手をしつつ、アンクゥへ先に行く様叫ぶ。そして、無事にセレスちゃんを救えたら、とイヴくんがアンクゥへと掛けた言葉。

「俺とも改めて、親友になってくれると嬉しい……!」

これって、アンクゥが自分の世界のイヴくんから言われた、向こうの俺とも親友になってくれたら嬉しいって言葉のアンサーじゃん…!
イヴくんって、アンクゥの正体には気付いてないよね?それでも、この言葉が出て来たのは世界というか時間軸は変わっても2人の絆は変わらず強く結ばれるってことかあ…友情に涙。私の涙、この物語クリアする頃には枯れてるかもしれん。

支援者と会話するセレスちゃん。
以前のセレスちゃんからは想像し難いほど、強く、強く、生きるために支援者から何を言われても抗いカプセルを叩き続ける。
すると、空からリュカ先生が助けに…!カプセルを割ってくれた〜〜!!リュカ先生、ありがとうよくぞご無事で( ;∀;)

割れたカプセルから落下するセレスちゃん。

「あとは、君の英雄に任せます……!」

からの。

「──……お待たせ!お迎えに上がりました、俺の愛しい姫君……!」

3度目の涙腺決壊。


こんなんヒーローじゃん。
英雄と書いてヒーローと読む、じゃん。
この抱きとめ方も登場の仕方もタイミングも台詞も、全部がヒーローじゃん。

正直ね、この物語が始まってからのイヴくんは迫る死を受け入れて、希望を語ることは出来ないと話し、発作や色々な感情に苦しみながらも、あがいて生きていこうとする姿は、いつでも圧倒的光属性だったメインヒーローなイヴくんとはまた違った落ち着きや覚悟が見えていて、寿命が来てもすっと旅立ってしまうんだろうなという気すらしてて、見ててどこか寂しくなったりもしてたんだよね。

でも、違った。違ったよ…イヴくんは、ずっとイヴくんのままで、セレスちゃんにとっての、終遠のヴィルシュにとっての光で、英雄でした。姫を守る、守護者。前にも言った気がするけどこんなに守護者という言葉がぴったりなヒーローはイヴくんしか居ないよ。このスチル、本当にイヴくんの表情も力に溢れてて良いな。
もうさ、これは勝ち確よ。諦めな、支援者。

支援者、及びダハトくんはセレスちゃんへ伝えた言葉通り潔く負けを認める。
でも、イヴくん達は彼を殺さないと決断。
それをしてしまうと、彼を友達だと思っているナディアちゃんが悲しむから。だから、代わりに彼女が生きやすい国を作って欲しいと告げる。
ダハトくんは、リアムとしてその国作りという形の償いを受け入れ、命を大事にする国作りと呪いの解除に尽力することを誓う。

このやり取り……他の√ でもしてほしかった…
ダハトくんにはどの√でもこうして生きて、償いの代わりに新たな呪いが解けた後の国作りに協力して貰いたかったな…
そんな切ない思いもちょっとだけ抱きつつ。
それでも、イヴくんのこの物語では、手を取り合う道を選べたことに安堵しつつ皆の行く末を見届けます。

全てを終え、海辺で語り合っていると、イヴくんが膝をつき、伝えたかったことがあると切り出す。
お?求婚ならもうしたよね?改まってどうしたんだい?と画面の前で首を傾げていると。

「──結婚式を挙げよう」

キタ━━━━。゚+.ヽ(´∀`*)ノ ゚+.゚━━━━!!


来ました結婚式!!!!!友人代表スピーチはどうする?!マティスくん?!アンクゥ?!余興はシアンに任せてみる?!
マムも呼ばなきゃ!!ナディアちゃんも声掛けようぜ!!来れる人は皆集まれ!!我らが姫君と守護者の晴れ舞台じゃ〜〜!!ドコドコドコ🥁🎶

2人を祝福するようにそっと舞う赤い花弁達を眺めながら、結婚の報告を1番にしようと赤きリコリスを探しに歩き出す仲睦まじいイヴくんとセレスちゃんを見守りつつのエンドロール。

その後、無事に呪いが解け、普通の人間になったことを喜ぶ国民達の姿。
シアンとダハトくんも、国を変えていくため今後も尽力していく様で。
そして、リコリス畑へと舞台は移り、誓いを見届けるアンクゥの姿の後……

涙腺決壊(4度目)


花嫁花婿姿のイヴくんとセレスちゃんを見届けられるなんて、ED2見た時は思ってなかったよぉぉ(´;ω;`)
黒いドレスも似合ってるし、これ、多分きっとアドルフ救済の白と対比になってる気がする(´;ω;`)
スチルの幸せそうな2人の姿に、
感動が止まらない(´;ω;`)
しかもよく見たらあの赤いリコリスの髪飾りもちゃんと着けてる(´;ω;`)

これから先の未来も、終焉の先の天も冥界も全てひっくるめた未来ごと愛を誓い合う2人を見守り、イヴくん救済後日談クリアです…!

もう、ほんとに、ほんとに感動した。
序盤の洞窟で一度死に掛けたくだりでは、また舞台が冥界になってしまうのでは?!と思ったけど、ちゃんと兄貴2人が現実へ戻してくれて。
何だかんだ言いながらも、シアンはイヴくんを神に勝った英雄として信頼を寄せていて、アンクゥも2人の幸せのためにこれでもかってくらい協力してくれて、しっかり特効薬を完成させ、国とイヴくんを寿命から救ってくれた。

マムとマティスくん、リュカ先生やナディアちゃんも変わらず2人を想って何かあればやっぱり協力してくれて。友達、教え子、そして娘、その関係や紡いだ絆は変わらなくて。

本編で描ききれなかったアドルフとヒューゴの未練や想いもきっちり描かれていたのも良かったし、最後に赤いリコリス畑で唯一2人の結婚式を心から嬉しそうに見守るアンクゥにも私は感謝の言葉を伝えたい。

何より、呪いが解けた後のアルペシェールで2人がこれからも共に生きていけること、その証に結婚式と彼らの花嫁花婿姿が見れたことが本当に嬉しい。シアン救済後日談とはまた違った形だけど、ちゃんと乙女ゲームだった。

はーー、多幸感に包まれる終わり方で良かったなあ…末永く幸せに暮らしてね、イヴくん、セレスちゃん。

そんな訳で。
ここで一旦、アドルフとアンクゥのemotionを残し先にアンクゥ√ に行こうと思います。
なにやらめちゃめちゃ感動するとの噂なので、またも箱ティッシュ完備で読みますよ〜!

それにしても、イヴくん√ あまりにも感動に感動を重ねる展開で涙腺決壊しまくりでしたな。でも、切ない涙はあれど、喜びの涙がほとんどだったから心が洗われた気がする。

リコリスの姫君と守護者に心からの祝福を。


ありがとう、イヴくんemotion!