終遠のヴィルシュ マティス√ 感想
終ヴィル1人目、マティスくん√ をクリアしました。
↪︎以下ネタバレあり
いつも私はバッド→(ノーマル→)ベストの順で回収しているのでバッド…終ヴィルくんでいう絶望エンドを先に見届けること自体は全く抵抗はなく寧ろいつも通りな心構えでいたんですよ。この後、救済エンドもあるのは分かってるし。
でもね、こんな結末は予想してなかった。
私はね！！あんな形で2人の花婿花嫁姿を見たい訳じゃ！！ないんだ！！(でも、あのスチルの2人の儚さと美しさにはため息が出た)
マティスくんって私の中では、めちゃめちゃピュアで一生懸命に生きてる子なんだよね。
たとえ、復讐に命を賭していてもそれはお兄さんが大切だった気持ちの表れだし、その気持ちを感じてセレスちゃんや周りも共通で止めなかったんだよね、きっと。
それが、共通でブローがあっさりと最期を迎えて、マティスくんの心にはぽっかり穴が空いてしまった。そんなマティスくんとセレスちゃんが、どう関わっていくのかな〜なんて思ってたら、これまた純粋で綺麗な場面の連続よ。
(施設の新しい倉庫を贈ってもらうお礼の条件として) 塞ぎ込んでしまったマティスくんをメイドとして手料理で癒して欲しいと依頼されたセレスちゃん最初のお仕事の場面。
「食欲がないと食べることを拒否するのは全く違う」と消化にも良いスープを作って持って来たセレスちゃん。そのスープを食べたマティスくんの反応に、序盤なのに感動してしまった私。「美味しい」と涙を零しながら、少しずつ言葉を交わし、やっと笑ってくれる。
マティスくんが書いている小説を読んでる時の描写も、彼が書いたとか執筆した、とかじゃなくて『マティスくんが紡いだ言葉を一つ一つ、丁寧に読んでいく。』なのも、セレスちゃんらしい凄く綺麗な言葉選びで良いなあ、と思ったし、私が見ているセレスちゃんは飾らない真っ直ぐな言葉で相手の心に光を差してくれる、そんな子。
セレスちゃんが来てから表情もころころと変わる様になって、段々と立ち直って来たマティスくんが勇気を出して一緒に買い物に出掛ける場面。
これはね！！名場面ですよ！！
過去を乗り越え、1番大切な人を支えるために今度は自分からセレスちゃんの手を握って歩き出すマティスくん。
そして、愛を題材にした詩集を贈る。
「いつも美味しい料理を、ありがとう」
「僕にいつも、綺麗な言葉を贈ってくれてありがとう」
「たくさんの【愛】が詰まっている、この本は……。優しいあなたに、ぴったりのものだと思います」
「あなたと共に過ごす【今】が、【一番】幸せです……！」
マティスくん〜〜〜〜！！(全アルペシェールが感動のスタンディングオベーション)(鳴り止まない拍手)
こんな素敵で純粋で真っ直ぐな感謝の言葉ある？感動の涙で画面が滲むぜ…！
マティスくんのこの素敵な感性はお兄さんとジャンの優しさが育んでくれたのかな。それでも、こんな言葉を相手に伝えられる勇気を持ったマティスくんはもう臆病なんかじゃないと思う。
『弱い心を奮い立たせて、絞り出した言葉がよく響く。』
それなんよ！！ほんとに！！セレスちゃんがちゃんと言語化してくれた！！
あくる日。アドルフにマティスくんから貰った詩集の内容を軽く説明するセレスちゃん。
胸焼けしそう、だなんて言っていた彼の本当の心中を知りたい(アドセレのオタク)
さあ、皆さん気付きましたか。
先程、私がこの感想で初めてジャンの名前を出したことに。
ここに、終ヴィルくんを進めていく上で今後のスローガンを発表します。
サブキャラを〜すぐに信用しない〜！！！！
…でも、ヒューゴのことは好きでいたい(小声)
恋人がいるんだって知った時はいつか紹介して貰えるかな♪( 'ω' و(و "なんて思ってたのに…思ってたのに…お前〜〜！！( ；∀；)
あれなんだよ、シアンの悪趣味発言のくだりとか、後々の記憶データを生まれる前の細胞へダウンロードする会話辺りで、すこーーしだけ違和感はあった。でも、ずっとマティスくんを第一に考えて来ていたジャンを見てたから信じてたんよね……
ところがどっこい。まず、ブローが復活する訳ですよ。まあ、マティスくんの復讐がまた始まるのは彼の気持ちを考えたらそうなるよなあ…とは思った。
これまでの前向きな気持ちも、ブローへの復讐が自らの手で果たされなかった諦めの気持ちから、なんて切ない言葉も聞いたりして。
でも、セレスちゃんは笑って小説の続きが読みたいこと、アドルフ達と別行動をしてマティスくんを出し抜きます！と宣言していて、強くなったなあと感心。頼もしい。
ちょっと余談ですが、この後協力のお願いに自警団の元へ行った時のカットインで気付いたんですけど…アドルフあなたピアスしてますーーーー？？？！そういうの私が好きだと知って着けてますか？？！ありがとう推せますthank you🫶🫶
ここまででも、マティスくんの頭痛。別人への豹変。首の後ろの跡…(私には金属に見えた)、それから冒頭セレスちゃんのことをおそらくロザリーと呼んでたこと、そのロザリーはジャンの恋人だったこと、一瞬映ったラボの様な風景、そして配達人の噂……解明すべきことの特盛！という感じなんだけど、極めつけはこれ。
カミーユには弟も幼馴染もいない。
もうね、頭の中は特大ハテナでした。
それなら、マティスくんは、ジャンは、何者なんだ、と。
それが明かされた時、さっきのスローガンが決定しました😇
でも、カミーユもロザリーさんを心から愛していて、それこそリライバーになるのを拒んだくらいの想いだったからこそここまで狂ってしまった。そしてその狂った果てに造られたマティスくん。彼が、自分の気持ちを偽物だと感じるのは何が本当の自分か分からなくなってることも考えれば当然で。
でも、たとえ感情が誰かの記憶からのものだったとしても。その沢山の他人の記憶の中にセレスちゃんの存在はあるはずがなく、セレスちゃんに恋をしたのは紛れもなくマティスくん自身。
「あなたのその歪な命ごと、愛したい」
女神か？？死神なんかじゃないよ、この子は女神だよ………救済エンドで幸せになるのを信じたい…
それに比べてカミーユお前〜〜〜〜！！救済エンドで首洗ってろよ！！
ロザリーとして、カミーユとなってしまったマティスくんと結婚するセレスちゃん。
そんなんありか？？？？？？？？？？
私はこんな気持ちで花嫁スチルを見たかったんじゃないよ終ヴィルくん(ここで冒頭に戻る)
そもそも！！！！！！！アンクゥ以外にも誰か気付こうよ！！！！！！！
救済エンドもさ、カミーユをどうにかこうにか自警団に預けるなりしたとして。
記憶に齟齬が出始めてるマティスくんが健やかに生きるための手段ってあるのかな…あるよね……あるはず…………(あることを願うオタクの三段活用)
こんなエンドをあと3回見届けるのか……というか、この後もしれっと出て来るであろうジャンをどんな顔で見れば良い？とりあえずその執事服にケチャップでも飛ばそうか🧃
そんな訳で次回はリュカ先生√ です！
……再びの余談ですが、有事の際のシアンの指示や判断が迅速かつ的確で、この人本気出したらめちゃめちゃ頼りになる気がしてちょっと惚れかけました。