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シン・ムイビエン

皆さんは最近のムイビエンのファイトが変わってきてるのにお気づきでしょうか?
この2年間でムイビエンのファイトスタイルはバージョンアップを繰り返し、2年をかけて一周して、今まさにコロナ禍前のファイトスタイルをブラッシュアップした、シン・ムイビエンスタイルを魅せてくれています。

わかりやすく年別にスタイルを解説します。
2020年①NewHope期
2021年②コロナ禍機
2022年③金剛期
2022年④シン・ムイビエン期

①NewHope期
コロナウィルスの脅威に日本中が震え上がり、たくさんのイベントが中止されるなか、ムイビエンの所属するプロレスリングNOAHさんは、無観客配信に興行の舵を切ります。
その中でムイビエンは小峠篤司選手、清宮海斗選手とともにほとんどの配信試合に登場しました。
ここでムイビエンはファイトスタイルを大きく変化させます。
画面の向こうの視聴者に技や感情が伝わるスタイルに変更していきます。
具体的には腰へのしつこいくらいの集中攻撃を行わなくなりました。
特にプロレスリングNOAHの配信の当時のメインのプラットフォームであるABEMAはチャンネル数が多いです。膠着した、画面に動きのない試合はスグにチャンネルを変えられる可能性があります。
画面の絵面が止まらないように、腰へのダメージを蓄積させる地味な技は使わないスタイルに変更したのです。
それでもムイビエンがムイビエンなのは、ムイビエンの説得力を出すために、ムイビエン前の技には見栄えののする大きいアクションの腰への技を必ず織り込んで、ムイビエンを必殺の状況に持っていき、画面の向こうの我々を納得させたのです。

②コロナ禍期
ここでもムイビエンは思い切ったファイトスタイルの変更をしました!
なんと!
自身の代名詞でもある必殺技のムイビエンを封印してしまうのです!
ムイビエンは観客の「ムイビエン!」の大合唱とともに技に入ります。
すなわち、声出し応援が禁止されてる状況ではもっとも出してはいけない技なのです。
ただムイビエンは単にムイビエンを封印するだけでなく、腰への集中攻撃スタイルを継続するために、過去のフィニッシュのトレスフルールを引っ張りだしました。
ムイビエンを封印しても築き上げた自身の個性ほ殺さないという、ムイビエンなスタイルをファンに提示してきたのです。

③金剛期
紆余曲折を経て金剛に合流したムイビエンは、またファイトスタイルを変えてきました!
金剛は反体制を標榜するユニットのため、垣間見せていたコミカルな面を消し去り、硬派なイメージにチェンジしています。
それにともない、フィニッシュもトレスやムイビエンのような関節技でなく、金剛のイメージに合う打撃技、すなわちフィンランド式フォアアームを多様するようになります。
ちなみにブログの言葉遣いも変えてます。

④シン・ムイビエン期
群馬大会、そして記憶に新しい新宿face大会でのタイトルマッチ。
そこに向けてムイビエンは満を辞してムイビエンを復活させてきました!
猛威を奮ったトレスフルールでさえ、ムイビエンへの繋ぎ技として使える今のムイビエンは、まさにシン・ムイビエンなのです!
コロナ禍の中、誰よりもファンと所属団体のために試行錯誤を繰り返し、研ぎ澄まされたのが今のシン・ムイビエンです!

そして…
ムイビエンの復活
これはすなわちコロナの収束を意味します!
ムイビエンと観客がムイビエンを大合唱して、ムイビエンがタイトルを掴み取った時こそが、日本がコロナに勝った瞬間です!
その日はきっともうすぐです!

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