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しあわせな家庭のこたえあわせ

私は三姉妹の長女なのですが
先日、7つ下の末っ子の妹が結婚しました。
歳が離れているので小さい頃は一緒に遊ぶというよりお世話をしてあげる(つもり)対象で、いつまでも末っ子ちゃんイメージの妹でしたが、ほんとうに綺麗になって、新たな人生を歩んでいく姿がまぶしく、温かい気持ちになりました。

そして2つ下の妹はまもなく第一子出産予定。
父はこの前還暦を迎え、母も夏には還暦。
めでたいこと続きなのです。

こうして実家のライフイベントを体感していると、今の私は5歳2歳の姉妹の育児と仕事で精いっぱいではあるけれど、もう一人、三人目を考えるのもいいかもという気持ちがむくむく膨らんでいく。

私にとっては三姉妹がスタンダードであり、三人寄れば文殊の知恵とか、三人いれば社会性が芽生えるとか、まあそんな美しいことばかりではないにしろ、おめでたいイベント時に姉妹で知恵を出し合ってお祝いできることが単純に嬉しく、こういうのいいな。という気持ちが膨らむのです。

私の実家は全然裕福ではなく、父は中小企業勤めで母はパート勤務。私の幼少期は大阪で一番田舎のなにもない村で育ちました。
両親は村に特に縁はありませんが、田舎暮らしへの憧れや、もちろん土地価格も安いということから、私が3歳の頃に村の新築一戸建てを購入したようです。

今思えばこの選択は最良で、少人数のきめ細かな教育がベースとなって私は一切塾に通わず大学までオール公立で進学したし、なんと妹達はふたりとも村の同級生と結婚しました。
私が高校生の頃には家族で他の土地に引っ越したのですが、同級生と再会して結婚に至るって、小さい村ならではかもしれない。まあ、わたしだけは村民とは結婚してないけども。
とにかく、両親の選択や努力が今に繋がっているんやなと、平凡な家庭ではあったけれど、ここ数年毎年家族が増えるような楽しい状況で、これってすごくしあわせなのでは?と、ちょっと感動してしまうのです。

ちなみに今の私は育児をしながらフルタイム勤務、夫婦それぞれ2回の転職を経て大企業に辿り着き、大阪市内の文教地区にマンション購入(狭いけど)、ふたりの娘が生まれ、贅沢できるレベルではないにしろある程度の収入は手にしている。
まずまず理想的な状態と言えるかもしれない。

ここへきて三人目を産むということは、まず妊娠をめざして行動をおこし(今ミレーナ入れているので取り出すところから始める必要あり)、運良く授かったとして、妊娠中様々な不調に耐えつつ極力通常勤務し、仕事を後任へ引き継ぎ、出産の激痛を耐え抜き、夜通し授乳し、さらに上の子ふたりのケアもして、十分睡眠を取れない日々が数年は続くであろう。

そして、いずれ復職して浦島太郎状態からリスタートし、保育園からの呼び出しに答え、お迎えダッシュし、夫の出張時にはワンオペで、家の中はおもちゃと洗濯物の海で足の踏み場もなくなるに違いない。

最悪なことに、ゆくゆくは夫が転勤して単身赴任になるかもしれない。そうなっても育児は続いていく。
それでも産むのか。

私の幼少期とは時代が違うし環境も違う。
しかし私のスタンダードは三姉妹であり、今年還暦を迎える両親は、きっと様々な困難を乗り越えてきたのだろう。

なるようになる精神で家族計画を考えるのか、それとも、、と自問しつつ、心のなかではやっぱり三人目ほしい、私も数十年かけてしあわせな家族をつくっていきたいという気持ちが圧倒的で、それが人生の目標であるようにすら思えてくるのです。

本気で産みたいなら、年齢的にも仕事のタイミング的にもそろそろ考え始めないと、ということで。
また気持ちや状況の変化があればご報告したいと思います。



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