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本の表紙画像をブログ、SNSにアップしてOK??

最近こんなこと聞きました。


本の表紙を撮ってブログとかにアップするのは違法らしい

特に問題なさそうな気が・・でも気になって調べてみました。

ここからは弁護士、出版社、実際に出版社等に問い合わせをしてみた方の見解をもとに書いていきます。

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本の著作権者

・出版社
・本の著者

表紙になると・・・

・表紙の写真
・表紙のイラスト
・表紙のレイアウトやデザイン

本の表紙画像をアップするとなると最悪上記にかかわった人の許可を取る必要があるかもしれない、ということです。

ある1級知的財産技能士 知財プランナーの方のお話しです。

本の表紙画像を無断でアップするのは公衆送信権侵害でNG

公衆送信権とは

著作者は著作物をテレビ、ラジオなどのメディアで多くの不特定多数の公衆に向けて送信する権利を独占できる
著作者はテレビやラジオで著作物を広める権利を独占できる、という意味

カンタンに言えば、作者本人の許可なくアップするのはダメということです

ただし結論ではなくあくまでアドバイスということで。

なんでこんなあやふやないい方になるのか。

のちのち読んでいただければわかってくると思います。

出版社の言い分は?

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著作者がネット上へのアップOKの人もいればNGの人もいる

ここもはっきりとした結論というよりアドバイスっぽいですね。

いい宣伝になるのでは?別に問題ないのでは?

「いい宣言になるじゃん!」
「今までトラブった話しは聞いたことないし」

それはあくまで黙認してるだけ、だそうです。

「訴えてもキリがない」「逆にマイナスイメージになる」

そういうことなんでしょう。

何度も本の表紙をアップしてきて

これは私の実体験ですが、今までに何度も本の表紙をアップしてきました。

本当に最近まで違法行為ということは知らなかったです。

でもトラブったことはありません、もちろん訴えられたこともないです。

逆にこう言われることが多かったです。

「ご紹介いただきありがとうございます!」
「他の本もぜひご参考になると思いますのでよかったらぜひ!」
「いい宣伝になって助かります」

このように感謝されることが多かったです。

では、ネット上に本の表紙画像をアップすること、紹介することはできないのか

著作権に引っかかることなく安心してアップする方法がありました。

ブログ等へ安心して本の表紙画像をアップする方法

1、本の表紙の著作権者の許可を得る
2、Amazonや楽天などの商品リンク画像で代用する
3、Twitterの公式アカウント(本の出版元など)の投稿から探して埋め込む

1、本の表紙の著作権者の許可を得る

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※掲載にあたり許可をいただいています。

ご本人からの許可が得られれば1番確かで安心です。

2、Amazonや楽天などの商品リンク画像で代用する

スクリーンショット 2020-08-15 17.23.53

ビジネスYouTuberの本についての紹介動画ではたいていAmazon等の商標リンク画像が使われています。

中田敦彦さんのYouTube大学でもよく本の紹介されていますが、あれはおそらく本人、所属事務所と出版社とで提携が交わされているだろうという見解がありました。

3、Twitterの公式アカウント(本の出版元など)の投稿から探して埋め込む

公式アカウントならまずは問題ないとのこと

※幻冬舎コミックス公式Twitterからの画像です

ただしそれ以外Twitterにアップされている本の表紙画像、そのツイートの本の表紙画像が著作権者の許可を取っていない場合が充分ありうる。

安易に使わない方がベターでしょう。

まとめ

・本の表紙を撮ってネット上にアップするのは著作権侵害
・「いい宣言になるじゃん!」それはあくまで黙認してるだけ
・ブログ等へ安心して本の表紙画像をアップするには
1、本の表紙の著作権者の許可を得る
2、Amazonや楽天などの商品リンク画像で代用する
3、Twitterの公式アカウント(本の出版元など)の投稿から探して埋め込む

違法行為とわかっていてもお互いに黙認状態。だけどトラブルになる可能性も充分あり、それを承知の上で、ということになるでしょう。

今回は以上です。

この記事を書いた人

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静岡県裾野市のポピュラーピアノ講師。黒いハットがトレードマーク。「好きな1曲が弾ける」を合言葉にポピュラーピアノのレッスンを展開。ZOOMを使ってのオンラインレッスンも展開。初心者でも楽譜が読めなくてもCDや動画を利用しながら楽しく練習できるオリジナルメソッドでみなさんの毎日にピアノで「夢中になれるひととき」を提供。
キーボード奏者としてライブ活動。事業者兼経営者としてよりよいレッスン、サービス向上を目指しスモールビジネス勉強会「ワシ勉」にてマーケティング、経営手法について学んでいる。三島市商工会議所会員。
1970年生まれ。静岡県出身。ヤマハ音楽教室システム講師を3年経験後退職。フリーのピアノ講師として活動。結婚・出産を機に産休。復帰約2年後に配偶者死別を機に起業。「ハルポピュラー音楽教室」を立ち上げ現在に至る。1年半で生徒数、売り上げ倍増。コロナが原因での退会者ゼロ

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