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遊ぶように仕事する。

仕事中に冗談を言い合っている同僚が理解できなかった。

少しお茶を飲みに行くと、そこで偶然居合わせた人と他愛のない会話が繰り広げられる。
なかなか抜け出すこともできず、やりたいことあるんだけどな、と心の中でモヤモヤする。

話してるくらいなら、手を動かしていたほうが効率的なのに。

いつも周りの同僚に対してそう思っていた。


年末に大掃除をすることがあった。
私のペアの人は休んでしまい、2人で担当する予定のことを1人でやることになった。

黙々と作業を進めていく。じんわりと汗をかきながら、時間内に終わるのだろうかという焦りも出てくる。

すると、向こうでおしゃべりしながら楽しそうに作業をしている人たちが目に入った。

自分はこんなにも大変な作業を、1人でやっているのに。
おしゃべりする暇があるなら手伝ってくれればいいじゃないか。

心の中にはそんな不満でいっぱいだった。
結局、誰とも言葉を交わすことなく、
大掃除が終わった後もイライラが残っていた。

しかし後日、おしゃべりしながらやっていた2人の担当はかなり指先が疲れる作業で、虫が出てくるなど大変なことも多かったことを知った。


周りは遊んでいて、自分だけが頑張っている。

自分の頑張りを周りの人はいつも見ているわけではないから、評価されなければ疲労感ばかりが増していく。
自分だけが辛い、と不公平感を覚えてしまう。

一方、楽しそうに仕事をしている人たちは軽やかだ。
楽しいのだから、周りと自分を比べることなく作業に取り組めるし、多少非効率的でも楽しい気持ちであれば疲労感も変わってくる。

気分良く働く、というのは頑張って仕事をする以上に大切なことだと思う。

私の周りで生き生きと働いている人たちは、
身だしなみにも気を遣っていたり、ユーモアで周りを和ませたりしている。



生産性と合理性にばかり目を取られていると、その周りにある他愛のない会話や休息、ユーモアが無駄に感じられてしまう。


同僚と円滑な関係を築くこと。
ワクワクするような仕事着を着ること。
休憩時間は仕事をせず、きちんと休むこと。


仕事をする上では一見関係がなくて、無駄に見えるものこそ、
楽に、そして持続的に仕事をするために必要なことなのだと思う。

#仕事のコツ

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