見出し画像

25歳になりました

3月7日、25歳になりました。

25歳。うーん…四半世紀分の誕生日を無事迎えられたことはありがたいですが、素直に喜べない年齢になってきたな、というのが率直なところです笑。

去年の夏頃、とあるミニインタビューで司会の方に「何歳ですか?」と聞かれ「24です」と答えたら「おお、思ったより若くない!」と返されたことがあります。

日本のメタルやロックの界隈ではよく、若手と言われるので勘違いしそうになりますが、24歳ってエンタメ界の人間としてはそんなに若くないんだなと、そんなことを思ったものです。この言葉は、ボディブローのようにジワジワ効いてきまきた。

その辺りから、いくら若いと言われても

「もう若くないんだから24歳でやれる音楽を24歳のうちに全力でやれ」

と自分に言い聞かせるようになってきました。

ちなみに、もう若くないことを自覚する場面が多くなったのもあります。度々ツイートしているように、腰痛がいよいよ表面化してきているし、なんかヒゲも濃くなってきたり、筋肉痛は翌日の夕方くらいから出るようになってきたり。「僕も将来、確実におじさんになるんだな」なんて当たり前すぎることを実感し始めたりしてます。

そしてMachete Tactics でライブ出るときは最年少の出演者であることの多い僕ですが、Oh! Friends でライブハウスに出るとき、僕が最年長になることも少なくありません。
やべえ才能を感じる対バンと出会って、何歳か尋ねると「高校生」とか「この前20歳になったばかり」とか、そんな言葉が平気で返ってきて面食らいます。これが下から突かれるれる感覚か〜なんて、ちょっと悶々としたり。

でもね、今は思うんですよ。「若くない」場面だけ切り取っても仕方ないんだろうなと。たしかに25歳はまだ若いのも事実だし、若さをウリにできる場面も(まだ)あります。

そして僕が持っているものは「若さ」だけでもないとも思うんです。
今まで音楽活動を続けてきた中で培った実力も、人脈も。上を見れば嫌になるけど、それなりの実績も。そして今までリリースしてきた曲たち、ライブハウスで僕を応援してくれるお客さんたちも。どこまでも色んな方々に迷惑かけてばかりですが、社会人になって3年が経ちましたし。

ありがたいことに、積み上げてきたものもそれなりにあるんだなあと思います。

20代前半って、ちょうど「若い/若くない」の狭間なんですよね。ちゃんと大人でもなければ、決して子どもでもない。

Oh! Friends のデビューシングル『ネバーランド』は、この狭間の悶々たした日々の中で、もっと若かった自分の昔の姿に囚われている青年について歌った曲です。

別れに慣れぬ僕らは
どうしようもなく不安定だから
若さばかりを盾にして
身と心を守ってる

身と心を守るための武器を「若さ」以外で何も持っていない。決してそんなことはないのに、失った(あるいはこれから確実に失う)若さばかり数えると、とてもとても苦しい。

夜2時5分の話さ、僕は神様に声をかけられ
「あれがネバーランドさ」と言われた
美しいものに触りたくて手を伸ばし掴んでみたが
過去や幻ばかりが手に入りまた未来が遠ざかる…

過去や幻は往々にして美しいもの。ネバーランドに憧れる気持ちはあるけど、そればっかりでは未来は掴めません。でも力強く未来をだけを見つめるほどでもなく、煮え切らない葛藤の曲です。

この曲は、ある意味では反面教師であり、また「これから若くなくなる自分」に対する捻くれた応援歌だなとも思うんです。

あれ、そう考えると24歳でできる音楽を24歳でできてるじゃん?また1つ、何かを積み上げられたのかもしれません。

そんな感じで25歳は、「25歳でできる音楽を25歳のうちにやる」ことを目標に頑張ろうと思います。

なので25歳の僕を、僕が25歳のうちに応援いただけますととてもとても嬉しいです。
最後は進次郎予備軍みたいなメッセージになりましたが、これからも応援のほどよろしくお願いいたします。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?